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Your story 〜最弱最強のプレイヤー〜  作者: ゆずあめ
第5章 限界突破と冒険者
139/492

ソルの魔女っ子計画〜番外編〜

番外編です。楽しんでくださいね!

 

「ルナ坊や、少し席を外してくれんかね?」



 オリハルコンの魔糸で布が出来たら、ソルが席を外せと言ってきた。



「あ〜......集中したいんだな。分かった。リルは?」


「リルちゃんは大丈夫。ルナ君だけ。だってさ、ルナ君が居たら私......ルナ君の事が気になって集中出来ないから......」



 おっふ。



「分かったよ。なら、そうだな。適当に依頼でもこなしてくる」


「うん! ごめんね? それとありがとう。頑張ってね!」


「あぁ。行ってきます」


「「行ってらっしゃい!」」




 という訳で、城を出て冒険者ギルドまで来た。




「あぁ......やらかした。シリカかフーを連れてこれば良かった」



 ばーか。数分前の俺、ばーか。

 まぁ、ステラとアルテで厳しくなったら顕現させよう。それまでは久しぶりのぼっち旅と洒落こもう。



「すみません、Dランクから受けられる美味しい依頼はありませんか?」


「ありますよ。納品系と討伐系、どちらがいいですか?」



 ふむ。納品系って、何かを採取して、それをここに持ってくればいいのかな?



「では納品系で。納品系は初めて受けるので、注意点があれば教えてください」


「分かりました。納品系とは、そのままの意味でございまして、『アイテムをギルドに納品する』ことで依頼完了となります。

 薬草などの植物の納品の注意点は、『品質』『切り口』『品種違い』に気をつけて下さい。

 鉱石などの納品でしたら、『品質』と『品種違い』にお気をつけ下さい」



 切り口、ねぇ。ヘルバハーベスト君は大丈夫かな?



「納品系って、植物と鉱石の2種類だけですか?」


「いえ、モンスターからの入手品の納品もあります。そちらに関しては『討伐に気をつける』くらいしか言うことがないんですよ」


「なるほど。ではそれを踏まえてオススメの依頼はありますか?」


「こちらはどうでしょう? Dランクなら丁度良いかと」



 そう言って受付嬢さんは1枚の紙を差し出してきた。



 ━━━━━━━━━━━━━━━

『クエスト:石ころ×495個の納品』


 受注条件:Dランク以上

 人数制限:2人まで

 場所:不問

 報酬:1,000L


 概要:様々な場所、モンスターから入手できる『石ころ』の納品。

 ━━━━━━━━━━━━━━━



「石ころって、何かに使えるんですか?」


「はい。研磨する事で、稀に宝石が見つかることがあるんですよ。そして宝石は魔石やアクセサリーに使えるので、そのために石ころの納品依頼があります」



 おぉ! あの時の予想は合ってたんだ!!

 これはアレだな、『石ころガチャ』と名付けて、研磨しまくるのもありだな。



「なるほど。ではこれを受けます」


「はい! お気を付けて行ってらっしゃいませ」



 今回は石ころ納品の依頼を受けた。

 ゴーレム5体討伐するだけですぐに終わるからな。変に時間がかかっても面倒だし、この依頼でいいんだ。


 そうしてギルドを出て、鉱山側のペリクロ草原まで来た。



「よし、空飛んで鉱山まで行こっと」



フラカンの飛行テストだ。速度や安定性、応用が効くのかを確認する。



「『フラカン』......お、おぉ」



 今、垂直に空を飛んでいる。地面から1メートルくらい浮いたかな?



「ん......ん〜?......あ、体重移動か」



 魔力の動きを操作してみたが動かなかった。

 だが、体の重心を傾けると前に進んだ。



「箒だとどうなるのか、ちゃんとチェックしないとな。とりあえずこのまま飛んでこっと」



 ソルには実験台になってもらおう。ごめんね。



「お〜っほほ〜! た〜のし〜!!」



 ビビって1メートルくらいしか浮いてないけど、それでも空を飛ぶのは楽しい。




「え、何あれ。人?」

「人でしょ? ってか飛んでね?」

「やば、スクショ撮っとこ」

「というかアレ、ルナじゃ?」


「「「あぁ!」」」



 ヤベッ、ちょっと離れたところに居たプレイヤーにガッツリ見られた。

 でもいい! だって今の俺、空を飛んでるから! 何でも許せる気持ちだ!!



「あ、カラスだ」



 皆大好き『クロウ』に見つかり、こちらに急接近して来た。



『ガァァ!!』


「よし、アルテ!『魔弓術:炎槍』!」



 空中でアルテを顕現させ、魔弓術を発動させる。



『ガァァァァ!!!』


「うぉ、バランス取るのムッず! オラァ! 必中ぅぅ!!」



 バランスを崩しかけたが、アルテの必中に甘えて矢を放つ。



 バシュン!!



『ガァ......』



 矢は綺麗に頭部へ命中し、クロウは炎上してそのままポリゴンとなって散る。



「うわぁ......空中での戦闘、無理かも」



 1万年くらい練習したら、出来るようになるかな?



 ━━━━━━━━━━━━━━━

『クロウ』を討伐しました。

『硬い羽』×5入手しました。

『鋭い嘴』×1入手しました。

 ━━━━━━━━━━━━━━━



「よし、次に出会ったら魔法だな! 空中の弓がいかんのだ」



 よく考えてみると、足で踏ん張って弦を引く弓を使うのがいけないんだ。

 でも、剣なら飛行の勢いを付けられるかもしれないから、使えるかもしれん。


 だがその点、魔法なら少し集中するだけで使えるからな。確実に戦闘できるだろう。



 そして少し高度を上げ、2メートルくらいの位置を維持しながら空を飛び続けた。

 まだビビっているのは内緒だ。



「あぁ、無事に着いてしまった......」



 あれから一切接敵せずにドゥルム鉱山まで着いてしまった。



「う〜ん、ガッデム」



 なんで接敵しないんだよぉ!! 空中で魔法を使う練習が出来ないだろう!?



「もういい。鉱山の奥まで行ってやる。最奥まで覗いちゃうもんね〜」



 練習は帰りにしよう。今は依頼だ。




 ━━━━━━━━━━━━━━━

『ロックゴーレム』×7討伐しました。

『石ころ』×693入手しました。

『鉄鉱石』×35入手しました。

 ━━━━━━━━━━━━━━━



「よし、後は持って帰れば依頼は完了だ」



 結構浅いところでゴーレムが出てきたので、すぐに必要分は集まった。



「鉱山への奥は......ジュエルゴーレムの所から行けるかな?」



 折角鉱山を解放したのに、行き方が分からない。

 黒ゴーレム君や鉱山の意思は、どうしてそういう大事な事を言わなかったんだろう。



「嫌がらせかな? いいぞ、乗ってやる」



 もしボス部屋から続いてなかったら、鉱山の隅から隅まで探索してやる。



「『サーチ』これでおk」



 変な通路が無いか、魔法で確認しながら行こう。



 そうして適当に歩いていると、何事もなくボス部屋前まで来た。



「お邪魔しマリモ」


『ゴゴゴゴゴゴ!!!』


「午後午後うるせぇな。まだ午前だ」



 現在時刻、11:30でございます。



『ゴゴゴゴゴゴ!!!!』


「『フラカン』」



 ドッガァァァン!!!



 ジュエルゴーレム君がとんでもねぇパワーで殴ってきたが、空を飛んで回避する。



「ボス部屋、広いねぇ。ウチの城と同じくらい? もっとある?」



 魔法で自由に飛べるくらいには大きい部屋だ。



『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!!』


「『イグニスアロー』『アウラ』『不死鳥化』」



 空中で魔法を2つ、スキルを1つ使った。



「ほれゴーレム君、見てみ? パッと見は炎の翼で飛んでる見たいだろ? 実はこれ、自前の魔法なんだぜ」


『ゴゴゴゴ!!!』


「だろ? すげぇだろ? じゃあな、金策モンスター」



 酷い言い方をしてごめん。でも君、プレイヤーからお金として狙われてるでしょ?



『ゴゴゴg......』



 ジュン!



「蒸発ゥ!! アウラ達だけでも強いのに、不死鳥パワーが相まって可哀想な事になったな!」



 炎系は2倍の威力だ。ゴーレム君も喜んでくれただろう。



 ━━━━━━━━━━━━━━━

『ダイヤモンド:ジュエルゴーレム』を討伐しました。

『ダイヤモンド』×35入手しました。

『オリハルコンのインゴット』×25入手しました。

『アダマントのインゴット』×15入手しました。

『ルビー』×20入手しました。

『サファイア』×20入手しました。

『エメラルド』×20入手しました。

 ━━━━━━━━━━━━━━━



「アダマント落ちるじゃん!!! お前、最高だな!」



 ってかダイヤゴーレムだったな。気付かなかった。



「よし、アダマントが足りなくなったら鉱山周回しよ」



 量産できるぜ。ぐへへへ。




 ギィ......




「ん? あ、扉だ......ん? 反対側?」



 ボス部屋に入るための扉の、反対側の扉が開いた。

 ってか両方開いた。



「なるほど。やっぱりボス部屋からだった訳だな。いいよいいよ。お兄さん、そういうの好きよ?」



 裏ダンジョン的なやつ、大好物です。







「ではでは、おっ邪魔しま〜っす!!」

久しぶりの戦闘ですよ!ワクワクします!

それとドゥルム鉱山の続き、どんな場所なんでしょうね?こちらもワクワクします!


では次回も、番外編の続きと行きましょう!その後に衣装編に戻りたいです!


では、次回もお楽しみに!

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