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Your story 〜最弱最強のプレイヤー〜  作者: ゆずあめ
第1章 語り人 ルナ
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レアモンスターとリザルト

「よし、意識する順番を決めるか」



 剣術スキルのレベルを上げるため、インフィル草原に来た。

 大まかな型を決め、それに沿って体の動きを最適化し、『俺だけの』型を鍛え上げる。

 まぁ、6割くらいスパーダさんの型だけど。



「いいんじゃいいんじゃ。師匠も元は他の人の型を改変したものだったし」



 道場の師匠が言ってたからな。『よく見て覚えて最適化』この3つで大体なんとかなるってな。こんなに軽くは言ってなかったけど。



「さぁさぁスライムちゃん? 俺の糧になっておくれよ?」



 目の前のインフィルスライムと向き合った。

 戦闘結果は後でまとめて表示するようにしたし、存分に型を鍛えようじゃないか!



「最初は足運びからだな。ヌルッと見えるように動くには足先から順に意識すれば良いんだっけ?」



 今は第三者の目が欲しいところだ。アップデートで録画機能とか追加されないのかな?今のとこ写真しか撮れないからな。いつかは映像を撮りたいものだ。



「うん。スライム相手じゃそこまで意味無いな。スライムには剣の振り方の練習台になってもらおう」



 そう、スライムの攻撃頻度の悪さが影響して、足運びによる回避や意識逸らしが上手くいかなかった。


 俺は剣を袈裟斬りに振った。


 スライムがポリゴンとなって消えた。



「お? 一撃じゃん。スライムのレベルが低かったのか? それとも剣術スキルのレベルのせいかな?」



 まぁ、今は一撃でもいいだろう。スライムに対しては色々な剣の振り方を試して安定しない斬撃を安定させることを意識しよう。



「あ、猪発見! 君は足運びから繋げての斬撃の練習台だ!」



 インフィルボアは初めて倒した時と同じように、回避からの斬撃で倒す。避けるときに足運びを意識して、ボアを翻弄できるくらいには滑らかに動きたいものだ。



「よっ! ほっ!」



 ボアの突進に合わせて回避と上段からの振り下ろし。



「よし、次は別の斬り方で行くぞ!」



 ボアの突進回避から下に下げた剣を振り上げて斬る。


 インフィルボアがポリゴンとなって散る。



「えっ......2回で死ぬのか......こりゃ多分今日のうちにワンパンで終わるな? 仕方ない、草原を走り回って狩るとしよう」



 剣術のスキルレベルを上げると、威力が高すぎる問題が発生する事を理解した。が、ここでふと思う。



「手加減スキルとか無いのかな?」



 もし相手を殺さずに攻撃出来るならより多くの回数の連続斬りの練習ができる。

 そして気付いた。



「手加減的なスキル、無いなら作るか」



 比較的簡単に取れるスキルと信じて試そう。

 ここからは戦闘結果を直ぐに見れるようにしよう。


 あ、レイナさんに簡単に取れるスキルを聞くの忘れてたな......




 ━━━━━━━━━━━━━━━

『インフィルボア』を討伐しました。

『インフィルボアの皮』×1を入手しました。


『手加減』スキルを獲得しました。

 ━━━━━━━━━━━━━━━


 よし!『手加減』スキル取れた!

 やり方は至って単純。死なないように気をつけて『浅く』斬りつけたのだ。インフィルボアは浅く斬ると大体10回ほどの斬撃で死ぬのだがそれを繰り返した。



「いや〜思ったより上手くいった。回避スキルよりは難しいがこれも簡単のうちに入るだろう。」



 ここで『手加減』スキルの詳細を見てみよう。


 ━━━━━━━━━━━━━━━

(その他)

『手加減』

 ・任意で発動できる。 (消費MP0)

 ・発動した状態の攻撃では攻撃対象のHPを必ず1残す。

 ━━━━━━━━━━━━━━━


 なるほど。これは所謂アクティブスキルと言うやつだな。自分で意識して発動させるスキルのことだったはず。



「HPを1残す。かぁ。某ポケットに入るモンスターのゲームでもそこそこ使ったなぁ、俺」



 よし、アホな思考はここまでにして修行再開だ!






 3時間後──







「なんだあれ?」



 なんかいる。少し遠いが近づけばよく分かる。

 こいつ、『カラス』だ。普通のカラスに比べたらバカでかいカラスが地面に立っていた。



「あぁ、あれが『インフィルクロウ』か。勝てるか?ま、デスペナルティは無いっぽいし殺るか。修行の休憩だ」



 レアモンスターとの戦闘を休憩と言っていいのか分からんが戦うことにした。



「さぁ、やろうかカラス君」



 俺は剣をだらりと下げた。

 意識はインフィルクロウへ、剣は真下に。

 自然体で歩いて近づき、一気に斬り上げた。



「チィ! 翼は持ってけなかったか! お前の羽は鉄で出来てんのかぁ?」



 翼を斬り落とせば後の戦闘が楽になるが、結果は失敗に終わった。



「これは結構不味いな。飛ばれるとどうしようもない。次は弓術に手を出すか?」



 そう独りごちりながら上空に飛んだインフィルクロウに剣を向ける。



「これはボアとの戦闘で培った回避斬りの出番だな」



 インフィルクロウは上空から一気に急降下し、その勢いのついたクチバシで俺を貫こうとする。


 だが、ここで回避スキルの出番だ。相手を認識している。AGIは素のまんまだが、多分大丈夫と信じる!



「ほいっ!」



 気の抜けるような掛け声を上げてインフィルクロウの突進を避ける。



「ヨイショー!!」



 またまたやる気の無さそうな声を上げてインフィルクロウを後ろから斬る。



「ふむふむ。こいつはボアと同じAIなのか?このまま突進を回避斬りでいいかな」



 そして得意の回避斬りを合計15回ほど繰り返した時、インフィルクロウはポリゴンとなって散った。



「ふぅ。意外とタフだったな。いや、俺がSP振ってないのもあるんだろうけど」



 これにて休憩終わり! 手加減を覚えたし、またボアとスライム狩りの再開だ!






 6時間後──






「よし、結果見るか」






 合計9時間もの狩りが終わった。結果は、

 ━━━━━━━━━━━━━━━

『インフィルスライム』×520討伐しました。

『インフィルボア』×486討伐しました。

『インフィルクロウ』を討伐しました。

『スライムの核』×184入手しました。

『インフィルボアの皮』×421入手しました。

『インフィルボアの肉』×912入手しました。

『インフィルクロウの羽』×3入手しました。

「インフィルクロウの嘴」×1入手しました。


 レベルが19上がりました。190SP入手しました。

『剣術』スキルレベルが63上がりました。

『回避』スキルレベルが25上がりました。

『走法』スキルを獲得しました。

『回避』スキルは『回避斬り』スキルに進化しました。

『回避斬り』スキルは『剣術』スキルに統合されます。


 称号『スライムの天敵』を獲得しました。

 称号『スライムキラー』を獲得しました。

『スライムの天敵』は『スライムキラー』に統合されます。

 称号『ボアの天敵』を獲得しました。

 称号『モンスターキラー』を獲得しました。

 称号『最弱無敗』を獲得しました。

 ━━━━━━━━━━━━━━━



 わーなんかいっぱいだー!!!(多すぎる情報により思考放棄)




 よし、明日改めて確認しよう。

 そう思い俺は、街に入ってログアウトした。




 ━━━━━━━━━━━━━━━

 名前:ルナ Lv11→30

 所持金:20700L

 種族:人間

 称号:『剣士』

 new『スライムキラー』

 new『ボアの天敵』

 new『モンスターキラー』

 new『最弱無敗』

 所属ギルド:冒険者 (E)


 HP:200→390

 MP:200→390

 STR:120→310

 INT: 120→310

 VIT: 120→310

 DEX: 120→310

 AGI: 120→310

 LUC:60→155

 CRT:15→24


 残りSP:100→290

 取得スキル

『剣術』Lv32→95

『回避』Lv5→30→『回避斬り』→『剣術』

 new『走法』Lv0

 new『手加減』Lv0

 ━━━━━━━━━━━━━━━

なんか色々入手してますね。

スキルや称号の詳細は次回纏めますわよ。うふふ!

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