表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Your story 〜最弱最強のプレイヤー〜  作者: ゆずあめ
第4章 第1回イベント:武術大会
103/492

最初の予選試合の決定

次回予告を絶妙に外していくスタイル。


それと、某アズ〇ンのニュルンベルクさん、全然来てくれないんですよね。私、ニュルンベルクさん以外が出てしまって、毎日こんな顔してます→( ᐛ )

 



 転移した先は、広い闘技場だった。いや、広すぎるくらいだ。壁が見えない。



「うぇ、人多い......」



 俺が来た時には、多分数千人はいた。



 転移してきた人が全員ここに集められてるのか?


 ちょっとキツいんだけど......下を見ておこう。視線も怖い。



『あ〜あ〜、みんな聞こえてる〜?』



 どこからかキアラさんの声が聞こえてきた。



『うんうん、大丈夫そうだね。みんな、上を見てね〜!』



 そう言われ、闘技場内のほぼ全プレイヤーが顔を上げる。


 すると、超巨大なモニターが空中にあり、そこにキアラさんが映っていた。



『ハロハロ〜! キアラちゃんだぞっ! 今回は初めてのイベント、武術大会に参加してくれてありがとう! まず、公式サイトをチェックしていない人に向けて2つ、前に告知した時の変更点を説明するね!』



 変更点とな? ってか前に来た告知、もう殆ど覚えてない。



『まずはね〜、はいデデン!『本選は運営公式チャンネルより、生放送いたします』だね! これは少し変更して、予選から生放送するよ! 意外にも要望が多かったんだ!』



 へぇ〜そうなのか。うん、別にそこまで変わらん事だな。



『次はこれ。『1人につき最大3部門まで出場出来ます』これの説明が足りなかったの!

 正しくは、『総合部門以外で、1人につき最大3部門まで出場出来ます』だね! めちゃくちゃ大きな変更なのに、告知出来なくてごめんなさい』



 あ〜、なるほど? でもまぁ、エントリーする時に分かったから、別にそこまで大きくは感じなかったな。


 まぁ、どこかのバカは、そんなの関係無しに総合部門含めて6部門出ようとしてたがな。はっはっは! 


 ......はぁ。



『最初に説明することは以上だよ! 次に、予選やる部門の順番を決めるよ! 重要な場面だから、見逃したらダメだぞ〜?』



 あ、順番決まってなかったんだ。これ、決めるのに時間かかるのかな? 人混みで気持ち悪くなってきたんだけど......



 あぁ、人に酔わないアイテムとか作れないのかなぁ。めっちゃしんどい。



『じゃあ早速、ルーレットで決めるよ!レイジ、カモン!』


『は〜い! 皆さんこんにちは、レイジです。今回のルーレット担当とか、実況的なやつとか、いろいろやらされる事になりました!よろしくお願いします!』



 おう......レイジさん......



『まず最初に、今回の大会の出場人数を言っておきましょうか。今回はなんと、約1万人も出場してくれました!』



 やっば。もしかしてここ、1万人いるのか? あ〜気持ち悪い。



「ルナ? 大丈夫か?」


「......マサキ? とガーディ君達か」



 レイジさんが次に喋るまで下を向いていたら、マサキ達が声をかけてくれた。



「大丈夫ですか? 体調が悪いんですか?」


「うん......人に酔った......」


「「「「あ〜」」」」


「対処法が無いからやばい。リバースしちゃいそう」


「そうか......頑張れ!」



 ......つらいな。とりあえず頭をフル回転させよう。



 まず、対処法だ。

 こういう時って水を飲むとかが良かったっけ? 水......水ある? 無いな。そんなアイテム持ってない。


 いやでも、魔法がある。『アクアスフィア』を極小で作れないか?



「ちょ、ちょっと魔法使っていい? 攻撃じゃないから」


「あ〜まぁ、いいんじゃね?」


「じゃあ、『アクアスフィア』」



『手加減』スキルをフルで使って手のひらサイズの水の球体を出した。



「何それ?」


「水だよ......うわ、美味しい」



 試しに飲んでみたら、結構美味しかった。



「アクアスフィア......そんな魔法ありましたっけ? いや、作ったんですか?」


「そうだよ。ルヴィさんも作るのをオススメする。めっちゃ美味いから」



 水を飲んだら大分落ち着いてきた。



「えっ......いえ、遠慮しておきます」


「どうして?」


「あ〜ルナ、実はな......魔法で出した水って、めっちゃ不味いんだよ」


「えぇ?」



 今出した水、美味しかったんだけど。俺、異常なのかな?



「前に行ったろ? 氷魔法で氷を出して、火魔法で溶かして飲むってさ。んで、この前試してみたんだけどな......不味かった」


「しかもそれ、皆飲んだんですよ......結果はまぁ、そういう事です」


「そうなのか。う〜ん......まぁ、俺の水飲んでみるか?」


「「「「えっ......」」」」



 こいつら、魔法の水にトラウマ持ってんのか。



「じゃあ、いいや。美味しいのにな......ってかもうルーレット回ってんじゃん」



 水の話に夢中で、レイジさんの話を聞いてなかった。



「どの部門になるんだろうな? ってかルナ、結局お前はどの部門に出るんだ?」


「剣と魔法、刀と総合」


「うわぁ......刀以外当たるわ」


「俺は剣と総合で当たりますね」


「私は魔法です」


「私は魔法と総合ですね」


「マジか、なら当たったら全力でやろっと」


「「「「詰んだ......」」」」


「まぁまぁ、そう簡単に勝てるとは思ってないさ。それに予選で負けたら終わりだろ?」


「だな! ルナ、勝てよ?」


「頑張る」



『さて、出ました! 予選試合1回目は、『刀術部門』です! エントリーされた方は、お手元のウィンドウより入場してください!』


 ━━━━━━━━━━━━━━━

『刀術部門』のどの予選会場に転移しますか?


『第1ブロック』〜『第4ブロック』

 ━━━━━━━━━━━━━━━


「えっと、4ブロックまであるって事は、大体400人しかエントリーしなかったのか」


「へぇ〜、全体の4パーセントか。少ねぇな」


「まぁ、刀の入手先がフェルさんの鍛冶屋以外まだ見つかって無いですからね」


「そうなのか。じゃあまぁ、とりあえず『第1ブロック』で。行ってきま〜す」



 1番前にあって、ページを進める手間が面倒なので第1ブロックにした。



「行ってら。勝てよ〜」


「応援してます!」


「か、勝ってください!」


「頑張ってください」




 4人に見送られながら俺は転移した。





「えぇ、闘技場? 面倒くさいな」



 転移した先は、さっきの場所よりは狭そうな闘技場だった。



 ここ、隠れる場所が無いのかなりキツいな。



 ━━━━━━━━━━━━━━━

 2分後に試合が開始されます。


 試合形式はバトルロイヤルです。


 第1ブロックの参加人数は100人です。


 最後に生き残った1人が、本戦へ出場出来ます。


 ルール

 ・『刀術』及びその進化先以外のスキルの使用不可

 ・『その他』スキルの使用不可

 ・『ポーション系統』のアイテムの使用不可


 以上となります。是非楽しんでください。

 ━━━━━━━━━━━━━━━



『さぁさぁ! まずは第1ブロックから開催されます! 今回の試合で注目のプレイヤーはいますか? アリアさん』



 アリアさんって誰?



 そう思い、空を見上げるとモニターがあった。

 そこに映っているのは、如何にも『私、アイドルです』みたいな衣装に身を包んだ女性だ。



『そうですねぇ、やっぱり『ルナ』さんですかねぇ。最初の生放送で見た時、凄い動きをしてましたから』



「......なんで俺?」



 他にも強いプレイヤーはいるだろう。知名度が高いからって理由で選んでないか?この人。



『そうですよね! 僕も注目しています! 今回、どのように倒していくのか、非常に楽しみです!』


『そうですね!』



 あ、レイジさんのはマジのやつだな。俺が出た生放送の時と同じ目をしている。



「......まぁ、ちゃんと見てくれる人は2人いるしな」



 ソルとリルが見ているんだ、頑張ろう。




『では第1ブロックの皆さん、準備はいいですか? 始まりますよ!』



「......ふぅ、良し」



 深呼吸をする。そうすればどんどん意識はクリアになる。



『ではカウントダウン入ります! 5! 4!』



「ははっ」



 何故だろう、無性に面白く思えてきた。




『3! 2! 1! スタート! 刀術部門、予選第1ブロック、試合開始です!!』





 試合が始まると、他のプレイヤーが見えるようになった。



 この闘技場に、数十m間隔でプレイヤーが配置されてるようだな。



「ん?」



 何故か他のプレイヤーが戦おうとしない。


 いやこれ、戦おうとするどころか、仲良くなってねぇか?




 そして他のプレイヤーが頷き合うと、全員が俺を見る。






「......何だ、全員俺狙いか......フー、やるぞ」



 腰に布都御魂剣を顕現させる。



『えぇ、やってやりましょう!』



「......大量のチーミング......FSで予習済みだから問題なし」




 FSの時は銃もトラップもあったが、ユアストでは両方無い。


 純粋に刀で戦えるだけ良心的だ。






 こうして刀術部門、第1ブロックの試合が始まった。

瞑想して迷走して迷想して、また迷走していますが多分大丈夫です!


次回は書き終わってるので予告.....しません!お楽しみに!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ