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Your story 〜最弱最強のプレイヤー〜  作者: ゆずあめ
第4章 第1回イベント:武術大会
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武術大会予選前 後編 その分隊、最強につき

長めです。誤字脱字が大量にありそうで怖いです。


が、頑張って楽しんでください!

 


「お疲れ〜」


「お疲れ〜やっぱりアルには勝てなかったよ」


「お疲れ様〜、そしてそれは私も同意見」


「お疲れ。アルにたまたま会ったのが、俺の勝因だな」


「俺、秘密兵器扱いかな?」



「「「秘密じゃない兵器だな」」」



「えぇ......」



 悲報です。前から交流のある、俺の数少ないゲーム仲間は俺の事を兵器扱いしてました。



「ま、いいや。久しぶりに4人でやるどー」


「うん、僕とアルで作戦立てるから、一気にキルを稼ぐ試合にしよう」


「久しぶりに揃ったねぇ、『ニヒル』」


「だな。またランキングに全員名前を刻むか?」



『ニヒル』と言うのは、俺達4人でチーム戦に出た時のチーム名だ。


 実はこの名前、俺達に殺られたプレイヤーが考えた名前で、『こいつらの後ろには何も残らない』という理由から付けられた。


 結構危ないイメージ持たれてるな、俺達。



「いや、俺はまた引退するから無理ぽ」


「「「えぇ......?」」」


「ユアストが本業なので^^」


「うっざ。次にユアストのイベントあったら真っ先にお前を潰したいと思えるわ」


「これは......頭消し飛ばす?」


「だね。僕ら3人ともユアスト始めて、アルに痛い目見せる?」


「頑張ってください^^君達も始めるなら、俺も楽しみです^^」



「「「その顔やめろ!!!」」」


「えぇ? 結構綺麗な笑顔だろ?」



 俺に出来る最大限の笑顔をしていたのに......



「アニメで出てくる頭のいい悪役キャラの顔だな」


「だね。ぶっ殺したくなる」


「罠にはめたくなる」


「うわ、評価低っ! 流石に辞めるわ」



 こんな事でチームメイト(笑)に殺されたら、たまったもんじゃない。



「じゃあ出発するぞ。アルと翔、準備完了押せ」


「「うぃ〜」」



 既に4人でチームを組んでるので後はメンバーの準備が終われば試合開始、というところだったな。




 そして、空中に浮いている端末の準備完了のボタンを押すと、すぐに試合が始まった。




「早っ、もうマッチしたのか?」


「......これ、アルが復帰したの知ってるやつが拡散した可能性があるな」


「皆で殺しに来るかもね! 楽しみだな〜」


「ワイヤーとグレネード拾えるかで生存率変わるね」


「みんな何事も無いように言ってるけど、俺ってそんなに狙われるのか?」



「「「うん」」」



「怖すぎ。ユアストでも同じことありそう......」


「あるだろうな。まぁ、頑張れ^^」


「大丈夫、アルなら勝てるよ^^」


「頭脳戦に持ち込めばワンチャンあるよ!^^」



「お前らの顔、うっざ!」




 さっきの俺、きっと同じような顔をしてたんだろうな。




「じゃあ、やるぞ!ニヒルのお通りだ!」




 アテナ君、そんな事を言って負けたら、ただの芸人だよ?



 そうして完全に試合が始まった。



「お、ここは確か、南東側のちっこい街か?」



 今回のマップも島だ。さっきもやっていたので、感覚が掴めているから好都合だな。



「だね、じゃあ私はあっち漁るね〜」


「じゃあ僕反対側〜」


「俺も〜」


「ほいほい。漁ったら作戦会議って事で」



「「「了解!」」」



 とりあえずこの街にある物資を回収しよう。


 アサルトライフルとスナイパーライフル、後はワイヤーとグレネード、スモークグレネード辺りを拾えたらラッキーだな。







「よし、漁ったな。武器チェックで」


「SMG、SG(ショットガン)


「ARとSR、ドールもあるよ!」


「ARとSGだね」


「俺はARとSR。ピギーと同じだな」



 1人、近距離に特化しすぎたバカがいるが、大丈夫だろう。



「翔、今回は他のプレイヤー全員が結託して殺しにくる可能性がある訳だよな?」


「うん、本来チーミングは垢BAN行為だけど、アテナが許可出してるはずだよ」


「は? マジ?」


「そうだぞ〜、2年前の大会に出た時に言ったアレ、マジで採用されたからな。今回チーミング許可出した」



 実は俺達は2年前、チーム『ニヒル』としてFSの運営公式大会に出たんだが、そこで優勝を勝ち取ったのだ。


 そこでアテナがポロッと言った、『チーミングの許可を出して、4対96とかやりたいですね〜』って言ったのが、実現されてしまったらしい。



「実は今までもちょくちょく許可出してたんだぜ? 知らなかったのか?」


「知らなかった。やけに連続して敵が来ることもあったけど、もしかしてそれ?」


「多分な。敵同士で連携組んで、俺達に休憩を与えない作戦だろう」


「えっぐぅ......その時って勝ったっけ?」



「「「勝ってる」」」


「えぐいのは俺達だったか......」



 よく捌ききれたな、昔の俺達。



「ってこんなん話してる場合じゃねぇ、作戦だ」


「あ、僕の考えとしてはこの街で籠城戦だね。ワイヤー張りまくって勝手に死んでもらう」


「私も一緒かな。変に動きたくない」


「俺は動きまくりたいな。街に攻め込まれる前に、少しずつ削るのがいいだろう」



 自由だな、皆。そう簡単に勝てる程、FSは甘くないんだよなぁ。全員ランカーだから知ってるだろうに......



 いや、待てよ?


 これは試されてるんじゃないのか?


 敢えて単純な思考による作戦を提示して、後でツッコミを入れる感じか?



 なら、俺の作戦はこうだ――



「じゃあ、全員殺そう!」


「だな」


「そうだね」


「前提だよ」


「おい」



 ツッコミどころか肯定された。これは予想外だ。



「はぁ、とりあえずちゃんと作戦立てるぞ。大体後10分くらいで敵集まるだろ。それまでに実行だ」


「「「了解」」」


「ん。じゃあ今回の作戦をば。今回は完全な籠城戦にはしない。理由としては街が狭すぎるのと、敵が多すぎるからだ。家に罠を張っても、回転効率が悪すぎる」



「じゃあどうするんだ?」



「街自体を罠にする。2手に別れて、高所にいる奴が銃声を出して敵を呼び込んだり、狙撃する。んで、もう片方が敵を後ろから撃つ。追い込み漁だな」



 今回の試合、96人も来るんだったら俺達が出した銃声におびき寄せられるはずだ。


 そうして引き寄せられたところを、後ろから撃てばキルは稼げる。



「それでも回転効率は悪くね?」


「あぁ、悪いぞ。なんせ敵を処理するの、2人か3人しかいないからな。さ、ここからは翔の仕事だ。任せた」


「任された。僕的にはその作戦で行くなら、アレを使いたい」



 そう言って翔が指を指したのは、この小さな街に一つだけある、10階建てのマンションだ。



「あそこに敵を詰め込んで、一気に爆破すれば50人は飛ばせるよ」


「翔、そんな量の爆薬取れたのか?」



 もしそんなに持ってたら、ちょっと引くんだけど。



「いや? でも処理班が敵から取ってくるでしょ?」


「理解した。キルを取りながらマンション爆破計画を進める訳だな」


「うん。で、あのマンションに誘導するのはアルに任せるよ。僕はマンション爆破で手一杯だろうから」


「任せろ。その代わりお前らのワイヤー、全部貰うぞ?」



「「「勿論」」」



 よし、この作戦ならなんとか安定するだろう。敵からの物資回収も同時進行でできるから、弾が不足することも無さそうだ。



「じゃ、高所組はピギーと翔が。俺とアテナで処理と罠張りする」


「「「了解」」」




 そうして俺とアテナは、マンションに誘導する為に街に罠を張っていく。




「あぁもう! 全力ダッシュでワイヤー張るのむっず!!」


「慣れろ。早くしないと敵来るぞ」



 現在、街にワイヤーを張り始めて3分が経った。


 街にワイヤーを張るのには理由があって、家から家にワイヤーを張れば、その道を塞げるからだ。



 道を塞がっていれば、別の通路を敵は探すだろう。 そうして次の通路、また次の通路と、敵をマンションに誘導していく。



「アテナ、そこには張るなよ。そこはフェイクにする」


「フェイク?」


「あぁ。敢えて通れる罠にしておけば、誘導していると悟られないからな」


「分かった」




 そして罠を張り終わったのは、8分後の事だった。




『アル? 東から30人来たよ』


『ピギー了解。そっちで数人ぶち抜いてくれ』


『任せて。サプレッサー付きだからバレにくい位置から撃つね』



 ピギーのエイムなら、7人くらいは落とせるんじゃないかな?



 そうして俺とアテナは街の東側に来た。



「アテナ、あれマジで30人か?」


「30......人じゃないのか? 俺の目には60人は映ってるけど」


「だよな。よし、殺るぞ。どうせオリハルコンなんだ、いけるだろ」


「あ、さっきアレスに戻ったからこれアレスだぞ」


「は?」



 は?




「すまん、言うの忘れてた」


「めんどくさいけど、まぁいいや」



 オリハルコンとアレスの違いって、プレイヤーが慎重に動くか大胆に動くか、くらいしか違いはないからな。些事だ些事。



「じゃ、ピギーの射線と被らないようにな。あと、俺は南から回るからアテナは北から回ってくれ」


「了解」




 そうして俺達は東側に行く。この街はほかの街とは違い、東西南北に門があるので、きっと敵は律儀に門から来るだろう。



「......50人か、ピギー大活躍だな」



 俺が南側から東の門の付近に着いた時には、敵の人数はかなり減っていた。



「......さ、頭貰ってくぞ」



 俺はスナイパーライフルを構え、目に入った敵を全て、ヘッドショットしていく。




『11キル取れた』


『21だ』


『私13ね。そっち片付けたら漁りよろしく』


『『了解』』



 東側はあと15人の様だ、直ぐに片付けよう。



『あ、西から残り全員来た。今アル達のトラップで順調に誘導されてるよ』


『『『了解』』』


『じゃあ私も漁りに回るね、東を片付ければ、後は終わりでしょ?』


『そうだな。でもトラップ回避した奴がいるかもしれんから、ARは捨てるなよ』


『は〜い』



 まさかの情報だな。残り36人全員が西から来たのか。


 2手にしか別れないとか、ちょっと残念な作戦だな。



「じゃ、俺も前に出るか。アテナよりキル取りてぇ」



 現在のキル数はアテナが21、俺が11なのでかなりの差をつけられている。



「狙うは東側のオールキルだな」



 そうと決まればアサルトライフルに持ち替え、ぐんぐん進んでいく。



「いた!」



 敵さんや?発見して叫ぶのはダメだぞ?それは味方も敵も、注意を惹くからな。



 ダダダダダン!



「次」



 敵は倒したが、発見報告をされてるので素早く動こう。



 ダダダダダン! ダダダン!



「3。次」



 ダダダダン! ダン!



「これで5」



 敵を見つけた瞬間に頭と体に鉛玉をぶち込んでいく。



 後10人、頑張らないと。



 ドガァン!



「あ、あっぶねぇ! グレ飛んできた」



 どこからかグレネードが飛んできた。



 HPを回復させよう。6割も持ってかれた。



「......ったく、上手いグレだな。ピギーにヘルプ頼むか」



 FSのグレネードはピンを抜いてから6秒で爆発するようになっているので、ピンを抜いてから直ぐに投げれば、グレネードは地面に着地し、転がった後に爆発する。


 そして、投げられた側は本来なら、その転がってきた方向や、飛んできた軌道から敵の位置を推測するのだが、さっき投げてきた奴は相当上手く投げてきた。



 どう上手いか? 単純だ。()()()から投げてきた。



 グレネードは6秒で爆発する。という事はだ。


 仮にピンを抜いてから投げ、狙った位置に到達するまでが2秒だとする。


 なら、グレネードのピンを抜き、4秒間手に持って待機してから投げたら?



 こうすれば軌道は見られるが、転がってきた方向はバレずに爆発させることができるのだ。


 ただ、少しでもミスすると狙った位置よりも手前で爆発する事が多いがな。




 そして今度はグレネードが転がってきた。さっきのやつとは違う奴かな?




「めんどくさいなぁもう!」




 家と家の間を進むのはもう無理かもしれない。ワイヤーでも仕掛けられてたら速攻でお陀仏だ。



『ピギー、ヘルプ!』


『おっけー............はい、近くのやつ2人抜いた』


『ナイス!』



 マジで遠距離戦強すぎだろ、ピギー。

 どこに敵がいたのか把握してなかったんだけど、俺。



「あと8人、アテナにはやらん!」




 そこからは、道路で足音を立てて敵の意識を道路に向けてからスナイパーライフルに持ち替え、瞬時にヘッドショットで倒したりした。




「あと2人」



 現在のキル数は22、あれからアテナが倒してなければ俺が1キル差で勝っている。



「いた」



 東の門から街に入り、北西に進んだ位置に敵を見つけた。



 ババババン!!



「あっ......あいつ、やりやがった」



 アテナが突っ込んでいたようだ、見事に取られました。



『アテナ、今何キル?』


『22だ。お前、急に殺しまくっただろ?』


『同点っすわ〜! それとアテナに負けたくないから走り回っただけだ』


『近距離特化の俺の方が有利なんだから諦めな』


『や〜だよ。あと1キル取ってお前に勝つ』


『はっ! 東側のラスト1人を見つけたモン勝ちって事か。乗った!』



 俺の勝手な勝負だったが、アテナも乗るようだ。



 まさかのいきなりサドンデスから始まる、異色な勝負が始まった。




 そして後ろに振り返り、家の二階の窓を見ると敵がいた。


 ......スナイパーライフルを構えた状態で。



「あっやば」



 バン!



『はい、決まったわ、私の神カバー。これは上手いね』



 どうやらピギーが倒してくれたようだ。



『マジで神カバーだった。後0.2秒遅れてたら死んでたわ』


『でしょ? 2人で話してるからだよ、全く。もう40人分の爆薬は翔に渡してるから、君達の仕事は無いよ』


『『嘘!?』』



 ......やっべぇ、敵から爆薬回収するの忘れてた。



『よし、戦犯は俺だな。爆薬の回収忘れてたわ』


『あ、俺も。アルが忘れてるとは思わなかったが』


『あんたら頭大丈夫? 作戦立てた本人が忘れてるとか、ヤバいでしょ』


『まぁ、翔がいるから甘えてもいいだろ?』


『『FPSで甘えは負け』』


『アッハイ』



 正論パンチをクリーンヒットさせられてしまった。


『FPSで甘えは負け』全く持ってその通りだ。


 FSに限らず、あらゆるゲームで甘えは負けだ。




『3人とも、花火を見る準備はいいかな?』




『え? もう残りの誘導終わったのか?』


『うん。マンションは僕ごと爆発するから、足音立てまくってワイヤーで足だけ斬っといた』



 こっわ。って事はあのマンション、動けない奴が大量いる、地獄絵図になってるんじゃ......




『じゃあ爆発するよ〜? カウントダウン入れて、誰か』


『じゃあ、さ〜ん』


『に〜い』


『あ、私がトリ? い〜ち!』


『僕がトリだね。ゼロ!』



 ドッガァァァァン!!!



『『『汚ぇ花火だ』』』



 ━━━━━━━━━━━━━━━

 Your win!!!おめでとう!!


 アルテミス:22キル

 4thenA:22キル

 Piggy:16キル

 翔タイム:36キル

 ━━━━━━━━━━━━━━━


『gg』


『gg』


『gg』


『gg』



 本来なら絶対にありえない、合計96キルの勝利だ。



『よし、広場帰るぞ〜』


『『うぃ〜』』


『おっけ〜』




 そうして無事(?)に96対4の試合に勝利した俺達は広場に戻ってきた。




「いや〜お疲れ。マジで疲れたわ」


「お疲れ。アルの怒涛の追い上げでキル数タイなの少し悲しい」


「お疲れ様〜、私はあの神カバーを誇りに感じる」


「マンション爆破......最高だった」



 いや〜、かなり濃い2試合だった。普通の試合の10倍は濃い内容だったな。



「じゃ、俺はユアストに帰るわ」


「お、愛する彼女と娘(仮)のところに?」


「そうだな」


「「え?」」



 あ、そういえば2人には言ってなかったな。



「あ〜......アテナ、説明してやってくれ。俺、めんどくさいわ」


「えぇ.....まぁいいけどよ」




 そうしてアテナによる説明が終わり――




「ホントにアルがルナなの? 私、信じられないんだけど」


「本物だぞ。ってかその様子だと、俺は割とマジもんの有名人になってるっぽいな」


「そりゃあ今、ユアストってとんでもないビッグネームだからね。僕も始めようかな」



 おっと? これはユアストにニヒルが集結する流れか?



「ピギーはユアストやるのか?」


「......どうしようかな。私もアテナと同じ感じで、アルの試合見てから決めようかな」


「まぁ、みんな来るなら今度はあっちで戦おうぜ。きっと楽しいぞ?」



 FS世界ランカーによるユアストの対人戦、面白そうだ。



 普段銃で戦ってたやつが、剣や魔法で戦う姿を見てみたいな。



「だろうな。俺はもう9割方買うと思うぞ。......それと思い出したんだけどさ......」


「どうした?」


「いや、今日犬子って、今ユアストやってるよな?」


「やってるな」



 アテナは犬子さんを知ってるのか。



「俺......犬子のリア友なんだわ」


「「「え?」」


「ってか犬子のチーム、『ストレリチア』の補欠枠だったりする。半分プロ?」


「「「えぇ?」」」



 なんだコイツ、いきなりとんでもねぇ情報吐き出してきたぞ。



「それだけだ」


「いやいやいや、なんでそんな断片的な......」


「いやな、本当にたまたま思い出しただけだ。だからアルにユアストで会うの、かなり早いかもしれん」



 ......何が狙いなんでしょうか。言いたい事はハッキリ言いましょう。



「何が言いたい?......察しは着くけど」


「お前と戦いたい! 今日は2戦ともアルと同じチームだったし、敵が弱かったから不完全燃焼だ!」


「「「戦闘狂かよ」」」



 なんでそんなに戦いたいのか......まぁいいけど。



「まぁいいぞ? ボコボコにしてやるから、犬子さん伝いで来るといい。......俺、あの人とフレンドじゃないけど」


「「「ないんかい!!!」」」


「あぁ。フレンドは今のとこ......2人だけかな?」


「「「すっくな!!!」」」


「ええやろ? 彼女とリア友しかいないフレンドリスト」


「アル......リア友1人だけ......プフッ」



 アテナ、許さん。



「黙れよ。翔はどうだ?俺と同じでは?」


「ん? あ、僕? 僕は普通にいるよ。15人はいる」


「ピ、ピギーは?」


「これでも動画投稿者なもんで、いっぱいいますわ〜」


「ミ゜」



「オーバーキルだったな。しかも自分で喰らいに行くという無様加減が素晴らしい」



 死体撃ちはやめてください。辛いです。



「......はぁ。まぁ、友達の人数はもうどうでもいい。......じゃあ、帰るわ」


「お疲れ! 今日はありがとうな!」


「お疲れ様〜」


「お疲れ〜」


「おう、お疲れ〜」




 こうして俺はFSからログアウトした。




「......感覚は大丈夫だった。あとはこれをユアストで再現するだけだ」




 余程の事がない限り、負けないと信じよう。自信を持たないとな。





「もう1時か。飯......は逆流性食道炎が怖いから明日にしよう」






 食べたあと直ぐに寝るのは宜しくない。水分だけ取って、寝るとしよう。

ちょっと凝りすぎたような、薄い物を大量に重ねたような、そんなお話でした。


さて.....次回から予選ですよ!予選ですよ!大事な事n(ry



今回のお話を書いてて思いました、「ユアストって書きやすいなぁ」と.....


上手く書けたのか、少し不安ですが、楽しかったので良しとします。次回も楽しんでくださいね!

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