表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: kohei
3/4

一度目「「   」」

「よーし、じゃ準備もできたし行くとするかね」

3人は昨日見つけたダンジョンへ向かう


「どんなモンスターがいるのかな?もしかしたら新モンスターとかあるかも」

シノが不安そうにいう


「どんなモンスターでもドンとこい、どんな攻撃も打ち消してやる」

自信に満ち溢れているシロエはさっさと向う

二人はそれについて行った


ダンジョン前につくと

「やっぱり、クエストが発生しない、この近くには村はないし、まぁ行くしかないか」

ヒロはやってみないと分からないという気持ちで、扉を開ける


中は暗く、後ろの太陽の光が地面を照らしている


ダンジョンは石で作られており、ゲームの時と変わっていない、

「暗いね、やっぱり暗い場所は苦手だな」

シノは僕の後ろに隠れる


「何しているんだよ、そんな場所に隠れてもバレるよ」

と僕が横にヒュと移動して隠れるシノから離れる

慌ててシノが隠れる

「何しているんだよ、シノは潜伏スキル使わないのだよ、そんなにも隠れたいのかよ、流石子供」

とシロエがシノを煽る


「べ、別に怖くないけどさ」

といつもの雰囲気でないシノに違和感を覚える


進むと、スライムみたいなモンスターがいる


「なんだ、このスライムみたいなやつ、少し大きいくらいで他変わらないし、なんだこのダンジョン、雑魚モンスターしかいないのか」

シロエが手応えなしのダンジョンかよと残念そうにしていると


目の前にいるモンスターが頭の上から水を生み出し、

それを刃のように形成する、形成したものを何個も作っている

「これはスイガじゃないか?」

ヒロはゲームでみた比較的珍しいなモンスターも知っている

「スイガって、結構強かったよね」

シノが前戦ったときの苦戦を思い出す

「えーと、スイガは水壁防御を使っているし、水刃で攻撃してくるから、何体もいたら近づけないんだな、前は潜伏スキルとか使って近づいたけど、水壁作るしめんどいしMP持って行かれるんだよな」 


前は3人で戦ったときは、シロエが風魔法、ウィルムで水壁防御を打ち消し、その間にシノが仕掛けるという戦闘だったが、その時は2体しかいなかったが、

今は4体いる


「とりあえず、シロエのウィルムで水壁を打ち消し僕がスイガのステータスを下げる、それからシノが攻撃としていこう」

基本魔法が使えないガーディアンのシロエは風魔法しか使えない


シノは忍なので潜伏スキルや偵察スキル、暗視スキルなどに費やしているため、少しの魔法しかできないし

僕はサポート系の魔法だから、攻撃魔法を覚えてないという、物理しかできないようなパーティーだ


「とりあえず、ヒロの状態異常でMPを減らして殴るか」

シロエが腰にかけてあった両手剣を取り出した

「まぁとりあえずそれしてみるか」

ヒロはその作戦を承諾してシノに仕事を与える

「シノはシャドウを使って後ろに待機しといて」


「了解」


とりあえずヒロはエミルを使いMPを減らそうとする


その魔法は杖の先から銃の弾速くらいのスピードがある白めの弾はスイガの方に向かって4発飛んでいく


「え?」

シロエがその呪文が弾かれていることに不思議にしている


スイガの水壁防御で弾かれている、2発目は一枚水壁防御を破ったが多重にかけられていたため、全弾が上に飛んでいった


「作戦違いだったな」

「とりあえず、ポイズンをつけるとして、スロウをつけてみるか」


ヒロはポイゾナの詠唱をはじめ、スイガの上に魔法陣が作られる

それから、氷に毒が混ぜられており降注ぐ


スイガ水壁防御には上についていないため状態異常が発生する


スイガの上の緑のHPゲージの横に毒の効果時間がゲージとして表されている 

「ゲームのときは死ぬまでは持続していたのに変わっているな」


今もそのゲージがヂリヂリと減っている

それに付与してスロウをかける

スロウは貫通弾であるため、水壁防御を貫通してスイガに突き刺さる


同じようにスロウも持続時間が出ている


シロエがいつの間にか、リーチが届く間合いに近づき、重そうな剣を下に振り落とす


一匹を半分に切るとスイガはHPを0になるとパリンと飛び散る

その破片が徐々に細かくなっていき上に飛び立つ


シノがいつの間にか潜伏スキルを解き、残りの3匹を軽快なステップを踏みながら、素早く倒していく


「大体の倒し方をわかったな」

シロエが安心して次が少し楽になると思った


「緊張から解かれた」

と倒れ込むシノ


「どうした、そんなに疲れ切って」

そんなシノに手を差し伸べる、それにシノが手を握る

「初めてだから疲れ切って、死んだらどうなるかと思うとなかなかいつもどおりにならなくて」

シノがため息をつく


まだ一つの群れを倒しただけなのに消耗が激しい

「戦闘慣れをしないとな」

と疲れ切っている、精神的にダメージが大きすぎる

体力はまだまだなのに、、、


一時的に休むヒロたちだった、、、



30分くらい休むと先に進む、

先に進むと何体かスイガがいたがさっきの方法で手間も全然かからずサクサクっと倒した


ところところでアイテムが落ちており、レアなアイテムがあった

「こんなところにエールトがあった」

エールトはMP回復が凄く強く30分間消費がなしになるアイテムであるため、道具屋で購入すると、1ヶ月はいい宿に泊めれる


「まだ誰も来てないような感じだな、」

シロエが不思議にいう、

このゲームは1000万人がPlayしているためまだやってないダンジョンなんてあるわけがない


「これは新しいダンジョンなんだろう、lastmemoriesが起きてから、世界に沢山のダンジョンやらクエストやらができたのでしょうか」

シノが簡単な考察を、まとめ言う


「まぁ進むか、とスイガしかしないダンジョンをサクサク進んで行っているのが楽勝すぎるな」

シロエが最初の群れと違い緊張なんてない


三人がさっさと進むと扉がある、

「やっとボス戦か」

シロエが疲れ切ったような顔でいる

「さっきの感じはどこに行ったのかな?」

ヒロがさっきまでの疲れようが違うのにクスクスと笑う


「じゃ開きまーす」

シノが緊張感なく開くと、真ん中にスイガの10倍大きいスイミカルがいる

HPゲージが3本並んでいる

「前より2本多いんですけど!!」

数字も3倍になっているし、MPも多い

「レベルが高くなってますね」

シノが困ったように言う


とりあえず同じ方法を取る 

スイミカルに毒をかけてみるが無効となっており、スイガよりも多くの耐性を持っている、

「これは状態異常は使えないかもだな」

ヒロが困ったように言う

一応にもボスなので倒し方がある、風魔法が有効的だがシロエの魔法は高くジャンプするためとかだし

これは参考にもならない


まず、シロエがデコイを使いヘイトを買う

「3分間は俺が守る、その間にゲージを削れ」

デコイは3分間敵を引き付ける効果がある、他にもいろいろな引きつけがあり、クールタイムや効果範囲はあるものの、全部を使えばクールタイムなしで使えるようになってある


だが、最初のスイガだから倒せたものの、やっぱり慣れていない

イベントの最後の瞬間に外見変更ポーションが配られだいたい動きやすい体になっているといえど、現実で魔法や剣、重い鎧をつけるなんてありえない

三人はいつもとはうまく行かないやり方にナレテナイ

HPゲージが1%ずつ減っていった

回復をしてもクールタイムが来る前に減っていき連携なんて取れない


また目を開ける

世界が現実に戻っていた、

「なんだ夢か」

そう思った、パソコンの画面がゲーム終了のお知らせになっていた

まばたきをした瞬間、パソコンが


「you dead」


と書かれている、不思議に思った、まだゲームでは2回しか死んだことがないのに


そう思っていると、床が崩れる、世界が崩れる

暗闇の中もがいでいると、視界が消えた


「あー、なんで死んだんだろう」

自分はその死に抗う術なきように


シロエ、シノ、ヒロは

現実でないことを一度目の激痛と死という現実に見せられてしまったのだ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ