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  作者: kohei
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疑問

ヒロ、後どれくらいで白神山地に着きそう?」 

シノは飛竜に乗っている時の景色を楽しんでいたが飽きたようだ


「そうだな、東京から一時間で、群馬あたりだし、今が一時間半くらいでだから、だいたい4時間とかかな?」

距離が分からないので、地図を頼りに大体を出している


「早くつかないかな〜」

といった時、急に飛竜が降り始めた


「ん??どうした?、まさか時間制限とかあるか?」

シロエの方を見るとそっちも降りている

「確定だなー」

ため息をつきながら言うと


「えー今日はここで終わりー??」

「早くして欲しいよー」

シノは子供のように頼んでくるが

「そんなの言われても、僕にはどうしようもないけど」


困った顔を作りシノを見る


あきらさまに落ち込んでいた


「早く札幌ラーメン食べたかった〜」


「そんなことかよ!!」

とツッコむと、


「何か悪いですかね?」

と怒る


「分かったよ、出来るだけ早く行きたいのね、特別に、歩いて行ってもいいよ、一人だけだけど」

呆れた顔でいい、前を見る


「歩いて行くならヒロも付いてきてくれないと何かあるかもじゃん?」

そういうシノがここらへんのモンスターに負けるわけがない

「何言っているんだ?勝負したらボコボコにされるんだけど??」


「こんなにも可愛い少女を夜道に行かすと、何てやつなんだ?」

肩を叩くシノの方を見る

「行かす訳がないでしょうが」


ほらやっぱりと、言う顔をしている

「シノがいなくなったら誰が料理を作るというのか」


「え、。料理出来ないけど」

「ドンマイ」

笑顔でこちらもみる


「分かった!夜道歩いてきていいよ、ってか明日どこにいるか頑張って探すから勝手に行っといていいよ、探していなかったら札幌に向うことにする」

親指を立て言う


「それは、探さずに行くフラグ立ってるし、OUTですー」

「ってか今日の夜どうするの?料理できないでしょ」

「あっちの奴は料理出来ないだろうし」


シロエが反応をする

「聞こえてるし、ディスられているし、なんですかね?」

「まず、見た目から予想するのやめてくれますかね?」

「出来ないなんて言ってないけど!!お二人さんは楽しく作ってろ、勝手にしておくわ!!」


あきらさまに怒っているシロエは料理ができるなんて言っているが、どうせインスタントラーメンとかだろ、と二人の思考が重なった



飛竜が地面に降りると、3人が地面に足をつける

すると、空高く飛んでいった

「飛竜ってまだ飛べれるじゃん、連れていけよ!」

さっきの件もあってかかなり怒っている


「まぁそんなに怒るなって」

僕はシロエの肩を叩く


「今日は野宿か、シロエは料理が得意と言えるのかい?」


シロエは任せろバリに胸を叩く

「できない料理はないぞ!」


「まずかったら明日はどうなっているか、楽しみしておこう」

ニコニコしながらシノは言う


「おいおいプレッシャーがエグいっていうか、恐怖を覚えるんだが!」


3時間程周りを確認し、モンスターの縄張り出ないことを確認する、

確認しないと夜に襲われて睡眠が取れなくなるかもだからだ、というより危険


「よーし、モンスターはいないな」

安心したようにため息をつく


「モンスター倒してみたかったのにな」

と、しょんぼりして石を蹴るシノは早くご飯が欲しそうだった


「よっしゃ。これからは俺の出番だな!

任せろ!!」


と、腕を捲りウィンドウから机だして包丁、まな板、なべなどの料理器具をだし、今日の材料である豚肉、玉ねぎなどなどを出した後、調理を始めた、


材料を切り、豚肉を焼こうとすると、フライパンから、煙が出た

「なんで煙が出るんだよ!、邪魔だな」

と言いながら、その煙を手で仰ぎそれを除けると、焼いていた豚肉がドロドロになっていた

「なんでドロドロなんだよ!」


その声に反応して二人はベンチから起き上がりフライパンを覗き込む


「あれれ、ドロドロだね、普通ならこんなにならないのに」


「シロエ、まさか出来るとか言って全くといっていいほど出来ないなんてないだろうな?」

シノが指を指して言っている


それに対抗するシロエは

「いやいや、おかしいって普通焼いてもこんなんにはならないだろうが」


「まさか、全然とかじゃなくて、いつの間にかこんなやつになってしまうとかいうスキルなのか?」

とシノはバカにしたように言っている


「じゃやってみろよ!」

料理をシノにやらしてみると、

「豚肉をフライパンに入れてから、玉ねぎとニラを入れたらいいんだな」

「任せろ!!」

と威勢のいい言葉が一瞬で消えた

豚肉をフライパンに入れてからさっきと同じような煙が出てきて、消えるのを待つとドロドロになっている

「ほら見たか、俺ができないんでなくて、全員が出来ないんだよ!!」


シノはやられた、くらいに悔しそうにしている

「いやー、これはしょうがないな、ウンウン致し方なしだな」

と悔しそうにヒロの後ろに引きこもる

「まぁこれはしょうがないね、どーするかを考えようか」


「さっきの桃みたいに、フルーツとか調理をしてなかったら大丈夫だと思うよ?」

とシノが恐る恐る顔をだす。


「そうだな、ここは森だからなんかの果物とか野菜とかあったらいいのに」

そう言いながらウィンドウから植生の地域を確認すると、

「へーここらへんはサクランボとかあるな」

と言うと、後ろのシノから

「ホントに?、サクランボも好きなんだよね」

子供のようにウキウキしている

「子供がおい」

シロエがそう言うと、シノがいつの間にかいないと思ったら、潜伏系スキルを使って、シロエの腹に膝蹴りをしている

「ぐへ!!」

痛そうに鈍い音と声が響く、

「あーごめんね」

シノの笑い声が聞こえる


「今日はしょうがないから、なんか取ってくるか」


「それしかないみたいだね」

シノが嬉しそうに言っている

「もう、シノは子供ぽいな、サクランボは美味しいとから分かるけど」

なんかニコニコしている


「じゃ行くか」

と、さっきいった方向は無かったので、あまり進んでない方向に進む

3人は歩き出した、


30分くらいに歩くと、フルーツがあった

「ラッキーやっと、あったね」

シノが疲れたーというように、座り込む

テントをだして、組み立てる

「そういえば、このあたりモンスターいないか見てくるか」

とまたあるき始めると、僕の右手に何かが触れる

「ねぇ、私も連れてってよ」

と、シノが恥ずかしそうに言っている

「うんいいよ」


一緒にあるきだすと、

「そろそろ、手をはなしてくれるかな?」

と言いつつその手をみる

「えーこんなに暗いのに迷子になるよ〜」

と、しょうがないなと、手をそのままにする


少し歩くと崖に謎の扉がある

「なにこれ、ダンジョンみたいだな」

おかしい、ゲームのときなら村でクエストを受けてからダンジョンが形成されることとなっている。

例えその場所がダンジョンでもクエストを受けてないと見えない設定となっているはずである


「これから分かることはかなり少ないが間違いなくゲーム頃と今の状況は変わっているということ、と言いたいが、何かの特別ダンジョンとしてあるかもしれない、もしくは最後のイベントで新しく作られた、いやそれならこのlastmemoriesが起こる前提だし、詳しく知らないとないも言えない」


途中でいろんな可能性があること、仕組んでいるやつがいるかもしれないということ、まだ全然知らなすぎる


そう感じた


「まだ1%も知ってないかもしれない、変わっているかもしれない、これはもっと色んな場所に赴く必要があるかもだな」


この現状に体が不自然に感じてないことに違和感を覚える、普通なら地形がほぼ同じであるがそれ以外は別世界と言える、それならこんなに一日で慣れるものじゃない、何か仕込まれている、



これは人が企んだ一つであるとこ

ゲームプレイヤーは何かの原因でこの状況にものすごいスピードで慣れてきていること


今日でこのことを知った


「とりあえず、明日の朝になったらこの扉を開けてみるか」 

疑問が積み重なった今、ダンジョンに潜れるような気持ちではない


「分かった、まぁ今日にでも行きたいけど夜だしね」

いつの間にかシノの右手にはかごがあり、それには果物が多く入っていた


「おい、シノ、いつの間に、、」

いつも自分の手を握っていたはずなのに

「え。、いつの間にも何もさっき先に取りに行ってて、僕はこの周りを調べるって、」

当たり前のことを言っているように話しているので嘘ではないと思った

「えっと、嘘でないとは思うけど、無意識かな?言ってないんですが、、、」


「あっちの現実の方ではそんな感じだったんだろうな、無意識とか考え過ぎでしょう、そんなに悩ましいことなら聞くよ?」

大丈夫かというように言っている


「大丈夫だよ、いつも通りさ」

と言いつつ肩を回す


そういいつつ二人は仲良くテントへと向かうのだ


「シロエ、戻って来たぞ」

と焚き火を焚いているシロエが

「遅いぞシロエ、暇してた、後、ゲームのときみたいにパーティーのヒットポイントとマジックポイント、状態異常とかのゲージ?みたいなものが表示出来るやつがあったぞ」

新しい発見をしたかのように、ドヤ顔をしている

「え、。そんなん知ってるけど、、、」

頭を掻きながら、言う

「知ってたのかよ、早く言えなんかダサいやつじゃんか」


「後、ダンジョンがクエスト受けてないのにも関わらず出来るようになってる、、、」

とさっきのことと自分の考察をシロエに話す


「なるほどな、正直全然情報がないのが事実だな、でも確かに違和感がないのは正解だな、この世界でいてきたかのような感じだな」

3人ともに違和感があるのは同じである、


「明日今日見たダンジョンに潜る、だから早く寝て、朝5時にここを出る、初の戦闘だから気を引き締めていくこと、必要レベルは220だからそんなに難しくないが、何があるかさっきの言うとおりわからない、ゲーム時と同じようにリスポーン機能があるかもわからないから危ないと思ったらすぐ逃げることをしっかりとしよう」


とリーダーみたいなことを言うと

「了解」

という言葉が流れる


明日何が起こるだろう、それを考えるだけで、疲れるような夜だった

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