設定集(最初は1話からお願いします)
~世界~
この世界には、旧大陸と新大陸の大きく分けて二つの大陸が存在する。一方は自然豊かで比較的住みやすい旧大陸。他方は荒れ狂う天候で住みにくい新大陸。
~種族~
ヒューム
旧大陸を支配している種族。すべてにおいて平均的な特徴を示し、特化されたものは発想力程度。
ドワーフ
旧大陸に洞穴を作り地下を支配した種族。背が低く、筋肉質な身体は肉厚で横に広いという特徴的な外見をしている。比較的に短命である。また、多産であり、1回の出産で4、5人産むことも稀ではない。掘り当てた鉱物資源をもちいて鍛冶技術に長けている。凝り性という気質から、多くの者が鍛冶師として身を立てている。
エルフ
ヒュームに侵食されなかった大森林を住処とした種族。細身が多い、耳が長く尖っている。長寿であり、成長が途中で止まり、ほとんど容姿が変化しなくなる。ただし、寿命を迎えると一気に老いる。魔力器官の発達や長寿による多くの経験と知識があり、大抵は魔術研究や魔法創造をしている。少産であり、個体数は非常に少ない。
ジャイアント
旧大陸の山脈で囲われたカルデラに住む種族。背が高く、筋肉質である。比較的に子を産むペースが速いので多産のように見受けられる。建築することを誉とし、神話時代に建てた遺跡は今も壊れずに残るものが多い。エルフよりは短命だが長寿の部類に入る。
アニモ
新大陸で発見された種族。自らを~色の民と名乗ることがあり、部族的に集落を形成し、暮らしている。特徴的な外見は、動物が二足歩行しているようであり、新大陸発見時には魔物と同種であると考えられていた。魔法が使えず、魔術も使えるが不得手である。
ソールット
多くは、精霊と呼ばれる。魔法は、彼ら、彼女らに協力して貰うことで己の魔力を軸に超常現象を引き起こすことができる。彼らが言うには、「誰かの願いを聞くときに我々が生まれる。」らしいが真実はわからない。
魔物
動物が魔法を使うことができ、言葉を発する際に類別される。多くは体表が黒くなり、本来より1.2~1.5倍ほどの大きさになる。
~地理~
トリロム帝国
帝都:ファニスト
旧大陸の東側に存在する国。皇帝を頂点とした絶対君主的議会制という政治体制をとっている。
ワイデン王国
王都:アルティア
旧大陸の北側に存在する。王の絶対君主制の政治体制をとる。
ヤルネック共和国
首都ウサイア
旧大陸北側の小国。ワイデン王国から分離したヤルネック伯国で内乱が起き、その後、議会制民主主義の政治体制をとる。
マナフラデ聖霊国
聖都エネルクス
旧大陸西側の内陸国。ソールットを信仰対象とした宗教が建国した。選挙により聖王が決定するため間接民主主義の政治体制をとる。隣には大森林があり、エルフとの交流をしている。
ハイデルバード諸島
首都オルドキア
旧大陸の西側にある諸島。国家間の交流がほぼない。
ナターニ自治領
首都カラマシア
旧大陸の西側にある。すべての国家に属さず、すべての国家から国と承認されていない。
神聖タリテル国
聖地クタルクス
旧大陸の南側を制した国。神話時代に存在したといわれる神の一人の血を継ぐ代行者の一族を信仰する宗教国家であり王国でもある。
サルモンド協商国
主都ケミノジア
旧大陸の東側に存在する国家。商人が作った商人のための国家。議院制重商主義である。
~爵位~
・上位
王:国を統治、王家直轄地所有。
大公前王・前王妃、王家直轄地を事実上運営。
公爵:現行・一代前の王家の親族。王家直轄地を事実上運営。
王子・王女:王家の子弟。
侯爵:二代前の王家の親族。内地の大都市を運営。
辺境伯:国境付近の領地を運営。
伯爵:交易などが盛んな中枢都市を運営。
・下位
城爵:城塞都市を運営。
子爵:中規模の都市を運営。
男爵:小規模の都市を運営。
準男爵:複数の村を運営。
騎士爵・魔導爵:村一つほどを運営
~魔法・魔術~
下位:
中位:一般市民が使用できる。一般常識。
上位:高等な教育を修めたものが使用できる。
(王位):王家に脈々と伝わる。伝承魔法。
超位:国家資格を取得することで学ぶことができる。
天位:魔導士と呼ばれた魔導書に書かれている(らしい)もの
神位:神が使うといわれる。
魔法とは、古来より伝承されたもの、生体内にある魔力を介在させ、超常現象を引き起こすこと。
魔術とは、魔法を解析しより洗練されたもの、生体内にある魔力を介在させ、超常現象を引き起こすこと。
魔素とは、世界を満たすもので、強い力を与えると集まったり別れたりすることである程度のものを生成できる。
魔力とは、生物は一様に魔臓とよばれる臓器を持ち、そこで代謝されることで体内に魔力として貯め込められる。生物同士でも、フーマ同士でも、代謝効率や貯蔵量が変化する。
階位とは、現代において、使用する魔力と魔法・魔術の威力の比、対費用効果の側面または、殺傷力が高い・範囲が広いなどの明確にあらわれる、自明の理の側面という二つの側面から位階が決まる。例外は王位。