リーブよ、無限に、じゃんぐる大帝であることを目指せ! 1
リーブは、酔っていた。
それは話に話した。
「何年か前に、ある場所で、俺の二回り以上大きな、ハンサムな姿勢の良い紳士を見掛けた……俺は、そいつが、世間でいう、マトモである男なら、……」
僕は、心拍数が上がった。
(リーブ、『抱かれたい!』っていう気か…(;´゜д゜`))
「世の女性、大多数が『好き!』っていう、男コンテストみたいのがあれば俺は決して敵わない……」
「まぁまぁまぁ、リーブ!ほら、あれだよ、あれ、なんていうか、ほら、女性は、女性は、……よく、分からないよね……。」
部屋は、急に静かに、なった。
でも、その静寂を破ったのは、リーブで、
こう言ったんだ。
「グラビアアイドルっていうのはさ、モトモト、スタイルが良いヒトが、さらに、それで金を稼ぐために徹底的に体を作り上げ、撮影に望むんだよな……メイクや衣装も完璧にされ、プロのカメラマンが男心を更にクスグサセルようなポーズや表情を意識させ、写真集やイメージDVDを完成させるんだ………
……社会で男と同等に働く女性が、そんな中で太りすぎ!ってならないようになっているのと、ほぼイーブンや!!!」
「厳しい!厳しい勝負だよ!!リーブ!!これ以上、僕は、どっちも、とにかくハートが素敵な女性であってほしい!としか言えないけど、ワーキングウーマンに分が悪いかも…いや、悪い……分が悪い」
僕は、その時、久しぶりに目を思いっきり瞑り、発言した。




