本編中に出てきた実在する用語解説
ちょくちょく追加していくつもりです。
最終更新2016年9月22日
◇自転車
・防衛白書
防衛省が毎年発行している白書。防衛政策の基本について日本国民の理解を求めるために作成されている。
・環境白書
環境省が毎年発行している白書。前年度の自然環境状況に関する報告、本年度に目指す環境保全に関する施策の二部構成になっている。
・紫の袱紗
国会において天皇の詔書を包むのに使用される。特に、衆議院の解散の時にテレビなどでよく言われる。天皇による解散詔書の写しと内閣総理大臣の伝達書は紫の袱紗に包み黒の漆塗りの盆に乗せられ、内閣官房長官が衆議院本会議場へ運び事務総長を経て衆議院議長へ渡される。
・万歳三唱
衆議院が解散する際に行われる慣習。慣習のきっかけについては諸説あり、一説によると衆議院議員たちが選挙戦に突撃することを表したり、解散する際に天皇の詔書があることから天皇への敬意を表すなどある。
◇市長
・副市長
市長を補佐する特別職の公務員。ただし、必ずしも置くものではなく、市長の裁量によって決められる。任期は4年だが、途中で市長に罷免されることもある。なお、選挙によって選ばれるのではなく、市長によって指名され、議会の承認を経て就任する。
◇大臣の椅子
・副総理
内閣法第九条の第一順位指定大臣が正式な名前。といっても、実はこの役職は官職上はない。いちおう、内閣法9条にのっとって内閣総理大臣がかけた際に臨時代理者の指名をしておくのだが、その第1位が内閣官房長官以外の国務大臣である時に副総理と呼ばれることとなっている。そのため、基本的にはどの内閣にも置かれる存在ではない。今の形式になったのは、民主党政権になった鳩山内閣の菅直人副総理の時から。
・衆議院安全保障委員会
衆議院の置かれる常任委員会。防衛省、国家安全保障会議に関する質疑が行われる。
・『戦いなど他者に任せておけ幸いなるオーストリアよ結婚せよ』
神聖ローマ帝国の皇帝一族ハプスブルク家が残した名言っていうか、迷言。神聖ローマ帝国は戦争よりも政略結婚により勢力を伸ばしていたことから出てきた言葉だろう。
・内閣改造
内閣総理大臣が首相指名のあとに組閣する以外の時に一定数の大臣を交代すること。これは、内閣総理大臣に認められている大臣の任命・罷免権に基づいている。第○次改造内閣と表記される。
・首相補佐官
正式名称は内閣総理大臣補佐官。内閣官房の官職の一つで、内閣総理大臣のスタッフとして、内閣の特定の重要政策の企画・立案に当たることを職務としている。定員は5名以内である。有名な首相補佐官経験者は、町村信孝(第1次森内閣)、中曽根弘文(第2次森内閣)、小池百合子(第1次安倍内閣)、細野豪志(菅第2次改造内閣)、村田蓮舫(菅第2次改造内閣)、馬淵澄夫(菅第2次改造内閣)などである。
◇中小政党の憂鬱
・供託金
選挙における供託金は、被選挙人(=候補者)が公職選挙に出馬する際、国によっては選挙管理委員会等に対して寄託することが定められている場合に納める金銭もしくは債券などのことである。当選もしくは一定以上の結果を残した場合には供託金はすべて返還されるが、有効投票総数に対して一定票(供託金没収点)に達しない場合は没収される。
・政党支持率
毎月各メディアが電話などで無作為に電話しアンケート調査をして各政党の支持率を割り出したもの。