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第八話『同士なの』

新キャラ登場だっよおおおおおおおおおおおん

よおおおおおおおおおおおおん

Σ(ノ≧ڡ≦)てへぺろ

「はぁ~…」

俺はいま放浪部の部室で放課後のひとときを過ごしている。

ここは思ったより居心地がよくて、昨日廃部の危機を救ったとかいろいろありすぎて疲れて、うとうとしはじめていた。

「なーんか他の奴らいねぇし…ねちゃおっかなぁ・・・」

そんなことを言って目を瞑った…あぁ、花畑が見えてきた…夢か…

「こんなところでうたた寝をしているとは君は実に滑稽で無様な生物だね。


そもそも風邪をひくとかいう考えは浮かばないのかい?どこかの少女漫画のように王子様が上着をかけてくれるとでも思っているのか君は。


王子様が来るどころか邪魔で仕方がないんだが。君がその体勢で一秒一秒を過ごしている間に私の中の君の価値がどんどん落胆するが。


それを考慮したうえでこのままいるというなら私はなにも言わないが、どうだい?ヤマト君。」

「はいはい長いセリフお疲れ様でしたムクさん…起きりゃいいんだろ起きりゃ!」

俺が半ばヤケクソ気味に言って起き上がると、ムクは勝ち誇ったような顔で俺を見る。

くそっ・・・こいつは・・・

「なー他の奴らはなんでいないんだ?かれこれ30分ぐらいまってるんだが・・・」

「なにやらだれかに呼び出されているようなのだよ。私は少し委員会の用事があったため行けなかった。」

「ふーん・・・つうかなんで俺にだけ情報回ってこないの!?いじめじゃね!?」

俺がそういうとムクはふんと鼻で笑うようにして言った。

「昼休みにみんなで君のいる教室に行ったのだが君はいなかったのだよ。我々はちゃんと君に伝達しようとしたのにいなかったのは君だろう。」

「ぐっ・・・」

くそっ・・・昼休みは図書室で本読みながら飯食ってたんだった…。なんだよ・・・。

「まあいいか…。てか呼び出しってなんなの?」

「あぁ、君はまだ詳しくは説明されていなかったか。この放浪部は俗に言う何でも屋みたいなものだ。」

「なんでも屋?」

「そう。生徒の手助けをするのだよ。」

「あれ?でもこの部って生徒に依頼くるほど学校に知れ渡ってんのか?生徒手帳にも載ってないし、こんなに校舎の奥に部室あるし…」

ムクはまたもやふんっと鼻で笑う。くそ…地味にムカつくな…。

「知れ渡っているはずないだろう。君は本当に馬鹿だな。」

「えぇっ!?」

知られてねーのかよ!!

「だから、サイトを開いたのだよ。」

「さいと?」

「そう。インターネットサイトで呼び込みをしているんだ。これならよく使用する生徒、また、外部の人間も使用することができるのだよ。」

「へぇ・・・」

またすごいことをするもんだな。すっげえなんでもありっつうか・・・。

「それでたまたま本校の生徒の目にとまって、依頼をうけているところなのだよ」

ガラッ

ムクが言い終わったと同時に、部室の扉が開いた。

そこには、イシカ、クロト、ウソカジがいた。

「おぉ、ヤマト来てたのか。いま依頼が来てな、お前も呼ぼうと思って昼休み呼びにいったんだが…」

「あぁ。その話ならムクに今さっき聞いたよ」

イシカはあーそっかーといい椅子にこしかける。

「依頼はうけたのか?イシカ」

ムクが聞く。

「あぁうけた。依頼内容は放浪部部室に明日午後2時にきて話すそうだ。」

「わかった。」

ふーん…明日午後2時か…

「依頼主は相沢由香里あいざわゆかりさん。高校一年生だそうだ。」

「おぉ同い年か~」

そういうと、イシカは俺の方をパッと見る。

「おーヤマト!いたのか!」

「えっ!?気づいてなかったのかよ!!!!」

俺がそういうと、ごめんごめんと苦笑いした。

「とにかく、明日午後2時に、この部室にて集合だ!いいな?」

俺も含めて全員が頷く。明日、午後2時か。

キーンコーンカーンコーン

「授業おわった~…あっやべっ部室行かねえと」

今の時間は…午後1時56分。

結構時間的にヤバい。

「走っていくか…?いやこの時間はよく先生が校内をうろちょろしてるから見つかりかねない…でも早歩きじゃ間に合わねえ・・・仕方ねえ!」

俺は全身に力を込めて走った。

廊下を真っ直ぐ直進し、突き当たりを右へ。

階段を2段とばしで駆け下り、美術室を通り過ぎ、北校舎へ。

そこの廊下を真っ直ぐ行き・・・

「ってうぉ!?」

き、教頭がいる・・・。

このままでいったら確実に怒られる・・・しかし!

「仕方ねえ・・・!」

俺は教頭の前を全力ウルトラハイパーダッシュした。

「こら!君!走らない!」

その声を無視し、さらに走る・・・

「こらぁ!!」

!? 教頭が走って追いかけてきてる!しかも意外と足が速い!

「うおおおおおりゃああああああ!!!!」

さらに足の回転を速くし、やっとの思いで部室につくと、ぜえはあと息をした。

「どんだけ遠いんだよこの部室…」

「おいヤマト、1分45秒の遅刻だぞ。」

つかれた俺を出迎える冷酷な声、イシカか。

「す、すいやせぇん…。」

「まぁその様子だと相当走ってここまで来たようだから、まあ許すとするか…」

「あ、あじがどうござびばふ・・・」

「じゃあ、早速椅子に座ってくれ、もう依頼者がきている。」

言われる通りに椅子に腰掛ける。

「おば!はまじなの!」

「へ・・・?」

向かいには黒髪ロングの少女…依頼者か?

「えぇっと…あなたは…」

「あたしは依頼者の相沢由香里なの!高1!2組なの!よろしくなの!」

「あ・・・ハイ・・・夜科大和です・・・」

敬礼をする彼女に軽く礼をする。なんでこんな濃いキャラばかりが俺の周りにいるのだ・・・。

「じゃあヤマトもきたことだし、話をすすめよう。相沢さん今回の依頼内容はなに?」

「はい!質問の答えではないことを言ってしまって悪いのですが!あたしは、ユカリもしくはユカリン、もしくはもしくはおはぎと呼んでもらいたいんです!」

「おはぎ・・・?」

俺がそういうと、顔をイシカから俺に向けた。

「そう!あたしはおはぎが大好きなの!あ・・・でも・・・」

そういって彼女は下を向く。

「ずんだおはぎだけは…あいつはマジ論外だけどな…!!!!」

「~~~~~~っ!」

一瞬殺気に満ち溢れる空気に、俺は身震いする。

「あ、なんでもないの!気にしないで欲しいの!」

そういっておはぎ…?いや、ユカリはまた顔を上げる。

「あ、う、う、うん…」

さすがのクロトもこれにはビックリしたようだ。

「あーで・・・依頼って・・・」

そうイシカがいうと、はい!といってまた敬礼した。

「犬を探して欲しいのです!」

「いぬ?」

「はい!そうです!あたしの探している犬は、うちがアパートなんで飼えないから、野良として家のそばで飼ってるんですけど、すっごい同士なんです!」

「と、いうと・・・?」

「おはぎがだいすきなんです!でもずんだおはぎをだすとすごいうなるんです!」

なるほど・・・。

「でも、ある日、近所の人が保健所に連れてって欲しいって言ったらしくって、保健所の人が来たんですよ。」

「ほうほう」

「で、追い返そうとしたら驚いて犬まで逃げちゃって…」

そういってユカリはうつむく。

「あたしがこっそり飼うのが悪かったのはしってます。だけど、大事な大事な同士なんです。どうか、探してください!」

そして、俺たちに深く深く頭を下げた。

「わかった。」

イシカがそういう。

「ありがとうございます!!」

ユカリはそう言って満面の笑みを見せた。

「よし!今をもって捜索開始!まずは情報収集だ!!!」

部室に、イシカの声が大きく響き渡った。

\ゆっかっりーん/

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