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第三話『新たな勧誘』

はっはああああああああああ

今回はヤマトとかじやんのやりとりかくのがすっげえたのしかった。

ながれるようにかいたから十分ちょっとで書き終わったっちゃ✩

「んー・・・あ、また授業中ねちまった…」

机に突っ伏していた頭をむくりとあげて、時計をみる。

いまは・・・12時か。そろそろ昼休みの時間だな。

特殊なんちゃら部の勧誘を断ってから数日、相変わらず俺は今日もいわゆる「ぼっち」生活を送っている。

休み時間眠る癖をつけてしまってからというもの、そのまま授業中まで寝てしまうようになってしまったのだ。

「あ~…だりぃ…」

授業中なので大声を出すわけにもいかず、静かにぼそりと呟いてみる。

すると

「ねぇ、君、君」

と、誰かが俺の肩をちょんちょんとつついてきた。

「あ~・・・?んだよ・・・」

つついてきた方向をみると、そこには黒髪の、いかにも軽いというような男子がいた。

「あのさ~シャーペン落としたよ~」

いちいち語尾を伸ばす彼は俺にハイ、とシャーペンを手渡す。

「あー…っと…さんきゅーな…」

あまりに突然のことで動揺したおれは、ぼそぼそと下を向きながら彼にいう。

「ねえ、君授業中寝てたけどついてけるの?ねえねえ。というかノートとってる?みせてあげようか?」

ねえねえねえとしつこく言ってくるのですこしイライラしてきて、

「うるせえな!どうせ俺は馬鹿なんだからどうにもならねえよ!」

と、彼に怒鳴ってしまった。

…あれ

いま、授業中だった…よな…?

みんなからの冷たい視線…教師からの見えない圧力…

「あ、す、す、すみません…」

顔が真っ赤になっていくのを感じながらも、またもやぼそぼそとつぶやく。

キーンコーンカーンコーン

それと同時にチャイムがなった。

チャイムよ、あと10秒早くなってくれればよいものを。

「あー…でー」

俺は思わず顔をひきつらせた。

「なんで俺とお前が一緒に昼飯くってるんだ?」

彼は今更というような、いやもしくは当たり前じゃないのかと思っていたのかもしれない、俺をすこしばかり見たあと、「だって君面白いから」といって、食べる手をまた進めてゆく。

「いや、だからぁ!俺は一人で飯食いたいんだよ!」

「ところでさ、君、部活って入ってる?」

彼には俺の声が聞こえてないのだろうか。

まるっきり俺の発言をなかったことにしている。

「ていうかさっきから君、君って…俺の名前は君じゃないっての…」

「それなら君も僕のことお前って言ってるよね?僕の名前もお前じゃないんだけど・・・まあいいや。僕の名前は梶山祐介。かじやんってよんでね!」

彼はウインクをしながら親指をたて、グッドサインをだす。

「はいはい梶山くんね…俺の名前は夜科大和、好きなように呼んでくれ」

「えーじゃあ…よしやん?」

「お前のあだ名と強引に似せさせるのやめろっ!」

そういうと梶山はくすくすと笑う。

「あぁ、話がそれたね、それで、ヤマトは部活入ってる?」

「あ?別に入ってねえけど…」

梶山は、それならよかったと言ってニヤリと笑う。

「ねえヤマト、君みたいな友達のいないぼっちくんにもおすすめなたっのしい部活があるんだ!是非入らない?」

「最初の一文は余計だ!ていうか入らん!」

もう部活勧誘はこりごりだ。数日前にあんなこともあったしな…。

「えー?絶対面白いよ!ね?よ・し・や・ん♥」

「可愛くないしむしろきもいからやめろ。」

俺がそういうと、梶山は肩を落とした。

「今までこのお色気方法で何十人もの男を落としてきたのに…」

「え?色目使えんの!?そもそも男落とすの!?」

ホモかよ!!!と心の中で叫び、それと同時に自分の身が危険だと察知し後ろへさがる。

「うっそー!うそだよ!そんなひかないでよ~」

梶山はごめんごめんと手をあわせる。

「とにかく、一回だけでもいいから見学にこない?お願い!ちょっと見るだけでいいから!」

「えぇ…ていうか運動部ならむりだぜ?俺、体力に自信ないし…」

「大丈夫!ばりっばり運動部じゃない!むしろ健全なインドア部!」

そこは中部なかぶと言えよと思いながらもちょっとみればいいだけだし、そうすれば梶山も諦めるだろうと、少しだけその部活見学へ行くことにした。

まさか、その甘い考えのせいで、俺にとっての地獄が待っていようとは、思いもしなかったのだ…。


ね?よ・し・や・ん♥

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