魔女の剣は墓標となりて
『超能力』という摩訶不思議な力を操る人々が暮らす世界、『モスティア』に生まれた私は、なぜか『超能力』を操る力はなかった。そのかわり、私が持っていたものは、三つの人生を生きた記憶と、一番最初の生を受けた世界で『魔法』と呼ばれていた、『超能力』よりも強大で、摩訶不思議で、自由な力だった。世界にとって明らかに異質である力と、誰にも信じてもらえない三つの記憶を持って、この世界を静かに生きていく、つもりだった。雪も解けきった四月の春、高等学院に進学した私を待ち受けていたものは―― ※私は文章を書くことに関しては初心者同然です。もしよろしければ、目を通して、批評を書いていただけると、うれしく思います。誤字脱字等に関しても報告いただけるとうれしいです。