リ ン ネ
「よっ いしょ っと。よ っこら せっと。
あれ? ええと・・・ え?あ あれ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おっととととととととっととととととッ!!?」
どしゃあっ
数分後。
「どっ・・・・・どうしたの!?鱗廻!!?」
白いひらひらしたレースが頭の上で踊っている。
「あ、ああれ???棉堵??鱗廻なら大丈b・・・」
「大丈夫じゃないよ!埋もれてるよ!!」
「ええっと・・・・棉堵・・・」
どうしても、気になる。
本当に、顔の上で白いフリルがついたスカートの裾がゆれているので。
「棉堵、パンツ見えるよ?」
「みッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
と、言ったまま棉堵は、
す す す
と、私の上からどけて、顔を赤くしたままこちゃこちゃやっていた。
時々、本当に疑うことがある。
この子ホントに男の子かな・・・。
「やっ・・・・そのぉ・・・えと・・・とにかく・・・助けなきゃ・・・。」
「あっ・・・・ううん・・・えと・・・とにかく・・・助けてね・・・・。」
「よっ こらせうわああああああああああああああ!!?」
棉堵が私を少し引っ張ると、私の上に乗っていたものがどどどどっと崩れて、
棉堵も巻き添えになり、二人とも下敷きになった。
ぺちゃんこである。
・・・って、事は、あと私たちを助けることができる人は。
「・・・何してるんですか。」
今角を曲がってやってきて、呆れ顔でこっちをみている。
館長さんだけである。
「ホンッット、何してるんですか!!」
こんな感じで、今は館長さんが超絶説教サービスしているところである。
「なんで今人形の片付けなんかやらなきゃいけないんですか!!
明日雑草を焼いて焼き芋でもしましょうか♪って話していたのを、覚えてなかったんですか!」
「うう・・・すいません・・・。」
「棉堵は今いいんです!!それよりも鱗廻ですよ!」
「えっと・・・なんか・・・ちょっと腐ってきて可哀想だったから・・・」
「そんなの焼いてしまえば同じでしょう!!」
そういえばそうだ。
でも・・可哀想だったから・・・。
牢屋もいっぱいになってきたし・・・。
「はあ・・・とにかく、あと!片付ける!」
「「はあーい・・・。」」
「ううううう・・・・・ささささささささあむいいいいいいいよよよおおおおおおお」
冷凍庫だ。
絶対ここのシステムは冷蔵庫だ。
さむい。
「りっ・・・りりり鱗廻ぇえええ・・・ささささささささあむいいいいいいい」
「そっ・・・そんなのおおおおお・・・わかってててててるるよおおおおおお」
勝手に人形の処理をしようとした罰は、司書室の掃除だった。
そして、司書室は超絶寒い。
死にそうになるほどさむい。
滅茶苦茶さむい。
やばい。
手が凍りそう。
「めめめ棉堵おおおそそそっちおおおおわったた・・・?」
「おおおわった・・・よおおおお・・・」
「じじじじじゃあ・・・おわりだだだねねねねえええ。ももももどろうか・・・」
「ううううううううん・・・・」
「・・・?」
あれ?
なんだろう?あれ。
ナントカの書みたいな感じの本。
館長さんに言ったら貸してくれるかな。
まあ、とりあえず。
「ささささささささあむいいいいいいいよよよおおおおおおお!!」
そのままナントカの書っぽい本を持って司書室を出た。
その本の四隅についている石が、緑色に薄く光を発してした。
色々すいません。
ちなみに、司書室のモデルの部屋は、私の部屋です。
ささささささささあむいいいいいいいよよよおおおおおおお・・・
ああああささささはろろろくどどだだだよよおおおおおおお・・・
・・・。
すいませんでした。