ト ショ カ ン
前にも書いたとおり、ちょっとグロイとことかあるかもしれません。
ご了承ください。
「おはよう。」
「きのうね、ゆめをみたの。」
「どんなゆめって?」
「それはね、おとぎばなしのゆめ。」
「ふしぎのくにのありすっていうの。」
「こんど、ほんをよんであげるね。」
「―おはよう、鱗廻。」
「あ、おはよう。棉堵」
お部屋でお人形さんとお話していると、かわいい白いお洋服をきた、
女の子・・・、いや、男の娘が部屋に入ってきた。
「また、お話していたの?」
「うん。朝はね、いつも話しかけてあげるの。かわいそうだから。」
「そっか。じゃあ、朝ごはんできてるから、一緒にいこ?」
「うん!今日は何かな~」
「おはようございます。鱗廻。」
「おはよう、館長さん。」
「おや、未だに館長さんですか。館長だけでいいのですが?」
「ううん。館長さんじゃないとしっくりこないの。」
「鱗廻?館長さん?スープ冷めちゃうよ。食べよ。」
「はいはい。いただきます。」
「「いただきます。」」
今日の朝ごはんは、サンドイッチでした。
朝ごはんを食べたあと、私はいつも本を読みます。
「あ、そうだ。」
おにんぎょうさんにもよんであげなきゃ。
私は、”不思議の国のアリス”の本を持ってきて、部屋に向かった。
キィイィィー・・・・・
部屋のドアはこれまでにないくらいたてつけが悪い。
「おはよう。」
―かちゃりと、牢屋の鍵を開ける。
―そこには、おにんぎょうさんが住んでいるのだ。
「むかしむかし あるところに 」
そのひ は おにんぎょうさん に ほん を よんで あげました
としょかん は きょう も くらかった です
鱗廻ちゃんこわい。((
棉堵ちゃ・・・いや
棉堵くんの事考えるとメントスでてくる。
食べたい。