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好きになっちゃうじゃない!

ご主人様は、あたしを、からかう。なんでよ!?ほっといて!!


み「ご主人様!おはようございます、お部屋に入りますね。・・・きゃ!?」

ナ「ん・・・みな・・み・・・」

み「やめてくださいっ!離してください!!!」

ナ「や・・だ・・・。」


ご主人様は、またあたしを、からかうの!いい加減にしてよぉ!・・・好きに、なっちゃうじゃない・・・。ご主人様は、寝起きが悪い。いっつも、抱きしめ、ベットに引きずり込まれる。


み「やめっ!・・やめてくださ・・い・・・やだっ・・・やだあっ!!」

ナ「みな・・み?・・・ど・・したの?おはよぉ・・・ふああぁ。」

み「っ・・っく・・・うわああああああああんッ・・うええええええん!!!」

ナ「みなみ!?まさか、俺やっちゃった?!」

み「違いますうぅ・・・からかいすぎですっ・・ぐすっ・・・っく・・・っ・・うぇぇぇぇんッ!!」

ナ「ごめんごめんってば!ごめんな?ごめんごめん!」


あたしは、恋しちゃいけないって分かってる、だからっ・・我慢するのが・・・

すごい・・・ツライの・・・やめてよ・・・。

ご主人様は、あたしを、焦りながら、一生懸命慰めてくれた。

こんな優しい?ご主人様・・・好きになっちゃうじゃない!



ナ「ごめんな?ごめん・・・泣き止んでよ?な?今日、俺様特製コーヒー入れてやるからさ?」

み「ぐすっ・・ぅぅ・・・いっちばん、おいしいの・・・入れてよっ?」

ナ「うん。」


ご主人様は、笑顔で言ってくれた。その、整った美形の顔に言われたら、きゅん、ときちゃうよ。



ナ「できたよ~ん♪」

み「っ・・・ぅぅっ・・・ありがっ・・っく・・・ありがとう・・・。」

ナ「飲んでみて?」

み「ん・・・っく・・・っく・・・ぷはぁ!おいちぃ・・・!」

ナ「あ!おいちぃって言った!かわいい~♪」

み「むっ!ちがっ・・っく・・・違いましゅ!!っ!違いますっ!」

ナ「はははッwかーわいーッ♪」

み「可愛くないですッ!・・・ご主人様・・・。」

ナ「ん?なぁに?」

み「もし・・・他にメイドがいて・・・告白されたら・・・どうします?」

ナ「ははっ・・・首飛ばす、かな?」

み「っ!!・・・あっ・・うっ・・・せっ・・・洗濯っ・・・しなきゃ・・・!」


声が、震えてる。やっぱり、こんな恋は、叶わない。龍くん・・・龍くんがいるじゃん!!

あたしには・・・龍くんで・・・いいんだ・・・。


み「んッ!・・・っ・・・うぅっ・・・だ・・・だめだ・・・っ・・・泣かない・・・空をみるんだ、空を・・・みる・・・・。」

龍「どうしたの?」

み「っ!!龍くっ・・・ん!・・きゃ!!!」


やばッ!また、竿が!!!!!


み「んっ・・・?」

龍「またやってるw」


あ・・・涙が、こぼれた。


龍「!」

み「っ・・・うぅっ・・・ひゃッ!?」


龍くんが・・・抱きしめてきた。


み「やっ・・・ご主人様ッ・・・やだ・・・・やだああああああああっ!!!」

龍「あっ・・・ごっ・・・ごめん!!つい・・・」

み「やだっ・・・やだぁっ・・・うぇぇぇんッ!!うっううっ!!いやああっ・・・!うわあああああんッ!!」

龍「っ・・・・ごめんごめんごめんごめん!!」


いっつも、ご主人様を、思い浮かべちゃうよ・・・なのに・・・あなたは・・・・

「「首飛ばす」」だなんて・・言うんだもん。告白する前に、失恋か・・ははっ・・・だっさ。


龍「・・・みなみさんっ!?みなみさん!!みなみさん!!」


あたしは、倒れた。

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