決心
どうしよう・・・真剣に・・・どうしよう・・・
み「うわぁぁ・・・・どーすればいいのぉー・・・・」
梨「どーしたのッ！？」
み「ひゃ！梨紗！？」
梨「どうして、悩んでるの？」
み「ある人に・・・二人に告られちゃって・・・って何であたし！梨紗に相談なんかッ！？」
梨「だって、親友でしょぉ？違うの？」
み「梨紗・・・・」
中学校のときを思い出した。
み「はぁ・・・・もーやだー・・・。」
梨「どーしたのッ！？」
み「あ、梨紗！ねぇー聞いてよ」
梨「うん？」
み「なんか、俺が！あ、ちが・・・うちがね告ったらね！」
梨「ちょーっとまった！」
み「え？」
梨「みなみ、どーせ、お前がよけりゃぁ付き合ってやるよ、とか言ったんでしょ？」
み「えっ・・・なんで・・・知ってるの？」
梨「だって、親友でしょぉ？なんでも、お見通しだよぉ！」
み「すっげぇ！！！！梨紗大好きだああああ！」
梨「きゃ！？ぐるじい・・・」
み「ぎゅうううううううう」
梨「はなじでぇぇぇぇ！！！」
み「ん」
梨「ふうう・・・苦しいじゃないの！！！」
み「ごめんごめん！ついつい！今日プリ行こうぜ！？さっきのふっとんだし！」
梨「話しそらすなぁーッ！！・・・・ぷっあはははっ・・いいよいこーッ！！」
み「いっそげぇ～！！！」
み・梨「あはははははっ！ふっあはははははっ！！」
み「梨紗・・・ありがとう。」
梨「別にいいよ？で、その二人って、ご主人様と龍くんでしょ？」
み「相変わらずバレバレっすね。」
梨「なんでもお見通しだも～ん！」
み「ぷっあははは～ｗ」
梨「で、みなみさん！あなたは、どっちのが好きなの？」
み「・・・・・ご主人様・・・」
梨「・・・・・・・・・・お前はバカかーーーーー！！！！」
バシーン！！
み「いったあああ！！なんでハリセンもってんのー！？」
梨「ご主人様が好きならそれでいいじゃない！」
み「でも！」
梨「でも！じゃない！誰かを傷つけるのを恐れてたら、恋なんてできないわよ！？」
み「え？」
梨「恋はね、そんな、おどおどしてたら、いつか誰かにとられちゃうんだからね！！」
み「とら・・・れ・・る・・？」
梨「そうよ。本当に好きならば、誰かを傷つけてまで、一緒になるものよ。」
み「でも・・・」
梨「ふっ・・・あんたがそれでよかったわ！こ・れ・で！ご主人様をとれるもんね～」
み「やだ！やめてよ！梨紗なんかに負けないもん！」
梨「・・・・・・そう、その気持ちでね！」
み「え・・。」
梨「誰にも負けないんだからって気持ちで、彼と一緒にいるのよ」
み「梨紗・・・・もお大好きーーーー！」
梨「ぐるじっ！！！！ぢぬ・・・・」
み「ぎゅううう」
梨「ぐえっ・・・はなじで・・・」
み「ん」
梨「ふう・・・苦しいじゃない！！！」
み「ごめんごめん！今度お茶飲もうね！」
梨「まったく・・・前と全然変わんないわね・・・ぷっあははははは・・いいよ今度お茶しようね」
み「えへへｗ」
梨「頑張れ！ファイトーッ！！♪」
み「おし！言ってきます。」
梨「あーあ・・・とられちゃったな。」
み「梨・・紗・・・」
梨「まっ！あたしは龍くんのとこにいってくるね」
み「いい知らせ期待してますから！」
梨「ありがとう。大好き。」
み「じゃっ！！」
梨紗のおかげで、決まったよ。もう何も恐れない。
ありがとう。
