詩 ジャージ姿
ほとんど制服姿なのだが、授業でジャージ姿になる必要がある。
私としては制服姿のほうが可愛いので、ジャージはできれば避けたいのだが、彼がじっと見つめてくる。
「何? どうしたの?」
「いや、何か新鮮だと思って」
「そう?」
私は深く考えず、答える。
彼の青いジャージ姿は素敵で、いかにもスポーツマンらしく、身体がしっかりしている。
制服姿とはまた違う見方ができ、少し顔を赤く染める。
ジャージはまるでオシャレアイテムみたいに、彼の身体の輪郭を映してくれる。
長い脚に、筋肉のついた胸板。
どこを見ているんだと言われそうなので、こそっと目で追う。
どうやら彼も私を見ているようなので、軽く手を振る。
すると「頑張れ」という掛け声とともに、手を大きく振られる。
もうかっこいいんだから。
誰にも見せないように、家に連れていこうかと危ない考えをして、やめる。
彼が嫌がることはしたくなかった。
「私、やばいかも」
頬を軽く叩くと、ピーと笛が鳴った。
どうやら試合が終わったらしい。
友達と笑うと、私は彼のところへ行って「あのね、あのね」と子どもみたいに無邪気に笑って話しかける。
彼の顔が嬉しそうに綻んだので、まるで気高いライオンが笑ったような感じだった。
「次はあなたの番ね」
「おう」
彼は張り切っているのか、伸びをすると、手を差し出してくる。私も手を差し出し、ハイタッチする。
「絶対に勝つから、ちゃんと見てろよ」
「うん!! ファイト!!」
私は声援を送ると、彼が座っていたところに立つ。
試合が始まって、彼が活躍していく。
「わあ、素敵!!」
私は見逃さないように、じっと視線を送り続ける。
もう、かっこよすぎだよ!!




