戦乱の京都、本能寺
戦乱の夜………明智軍は星の軍勢と激突した。
戦場の混乱が始まる…………。
「何者だ!?」
明智光秀は馬上から異様な光景を見つめていた。京の夜空を裂き、現れた「星型の城」
その城壁の上には、銀髪の戦士たちが立ち並び、その瞳は冷たい青の輝きを放っていた。
明智軍へ一直線に向かう軍団。彼らは次々に魔法を放ち道をつくり、建物を崩壊させていく。
明智軍の兵士たちは騒然となる。
「妖か!?」
「何故空から城が現れる!?」
武士たちは刀を抜き、警戒を強める。しかし、その瞬間、エルフの王子アレストールが静かに手を挙げた。
「……ここより、戦となる。」
彼の声が響くと同時に、エルフの軍勢が駆け出していく。それは人間の動きでは無く、流麗な動きで地面に降り立った彼らは、異世界の戦士。彼らの剣には魔法が宿り、明智軍の兵たちと対峙する。
「弓を構えろ!迎撃せよ!」
光秀が命じる。次の瞬間、無数の矢がエルフの軍勢へと放たれた。しかし………エルフの魔導士が呪文を唱えると空気が揺らぎ、矢が全て宙で停止する。
「な……っ!?」
「バカな!そんな事が………」
光秀の瞳が驚きに揺れる。
「陰陽師……!?」
兵たちがざわめく中、エルフの剣士たちが一斉に前進する。まるで風に乗るかのように疾走し、武士たちの陣形へと突撃する。
異世界の力Vs戦国の戦が始まる……………
「組み合え!斬り伏せろ!」
明智軍の侍たちは太刀を構え、エルフの剣士へと立ち向かう。だが、その剣は次元が違った。
エルフの剣は軽やかに、そして魔法の力で強化されていた。一人の剣士が明智軍の兵と斬り結ぶが、次の瞬間、剣が発する青い光が相手の鎧を砕く。
「く……何だ、この剣の威力は!?」
「この者たちは、ただの武士ではない!」
「もののけだ……………。」
戦場に混乱が広がる、魔法の力を帯びたエルフの戦士たちは、明智軍の陣を突破し始めていた。しかし、戦国武士もただ敗北を待つ者ではない。
明智光秀の決断
「怯むな!彼奴らも血を流せば倒れる!」
光秀は自ら軍の最前線へと馬を進める。刀を抜き、一人のエルフ剣士へと突き出した。
「我らは戦国の武士!妖しき者に屈するものか!」
その刃は鋭く、魔法を帯びたエルフの剣士すら動揺を見せる。だが、アレストールは静かに光秀を見据えた。
「貴殿の気迫、侮るつもりはない……だが、我らは王を迎えに来た。」
彼の剣が光を放つと、戦場全体が青白く輝いた。その魔法の余波が兵たちを包み込み、戦場の流れが変わる。
第六天魔王、戦場に現れる
本能寺の炎の中で――織田信長は静かに立っていた。
「……戦か。」
彼の覇気がゆっくりと高まり、戦場を支配し始める。明智軍とエルフの戦いの中で、信長が動けば戦場の流れは完全に変わる。
「さて……我を迎えると言うが、貴様らは果たして何者か。」
そして、歴史がさらに揺れ動き歴史の1ページが書き換わる。