表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
サードシークレット、夏のイベントは不思議だらけ?
93/626

ゼロオーダーの難題の誘い?

「それで二人して、なんのようなんだ?わざわざ乱数値同じにして来たということは、偶然の出会いというわけじゃないだろう?」


「ああ、一緒に行動して、ポイント稼ぎしないか?というお誘いだよ」


『リダのパーティーに誘われました、承諾しますか?』


そんなシステム画面が現れる。

身内とフレンドからの誘いを断る理由がなかったので、はいを押すと自分のHPバーの下にユリとリーダーさんのHPバーが現れた。


『パーティーのリダ、ユリとのレベル差があります、パーティーメンバーのリダとユリのステータスにマイナス補正が入る代わりに、イベントポイント獲得量ににプラス補正が入ります』


「でも良かったのか?レベル差のある自分を誘って?いくらイベントポイントにプラス補正が入るとはいえ、ステータス下がるのきつくないのか?」

「その分対策はしてるさ、例えば俺の水着全身鎧は防御性能がずば抜けてるし…補助魔法沢山使えるからね、ユリは回避上手だし、先輩としてインフレした強さを見せるつもりだよ」


鑑定眼でリーダーの鎧のステータスを鑑定しようと思ったが、詐欺鎧としか出てこなかった…鎧だけど水着だから詐欺…なのかな?


「それで、なんのイベントクエストをするつもりなんだ?」

「上か下かどっちがいい?」


リーダーさんは両手で別々の方向を指差す、片方は海の所を、もう片方は白く染まった山だ…色合い的に雪山のはずだ。


…えーと海底に潜水か登山するかの二択…?

海中のヤバさは魚人が強化され、足がつかない海中に慣れてない自分達は弱体化する。


雪山はどう見ても寒い、フェルの装備に耐寒装備があるという事は、耐性がなければ地獄を見るということだ。


「海底と雪山だよな?なんでそんな過酷な所の二択なんだ?」

「過酷な場所ほどポイントの実入りがいいからな、あと海底にはマーメイドと雪山には雪女がいるみたいだぜ」

「どっちも勘弁してほしいものだな…」


それに雪女て個人的に味方になるイメージないぞ?

マーメイドはセイレーンと違いあるのか?


「まあ、選ぶなら…下の海底なのかな…水着で登山とか自殺志願な事はしたくないし…でも可能ならもう少し難易度下げていただけると嬉しい…さっき海中で戦ってたけど、かなり厳しい戦いを強いられたし…」

「難易度下げてあげたいけど…まだ二日目だから、うちの情報網でもクエストの情報が出揃ってないんだよな…あるのは単純な討伐依頼か高難易度系なんだよな」

「あ、大海賊の財宝は?あれはまだやってない!」


ふと思い出したイベントクエストを口にする、リオアが提案していたクエストのもう片方の候補だ。


あの時はまだ実力者が掴めないリオアと一緒だったのと、敵が数で出来そうなクエストは避けていたが、今なら問題ないはずだ、3人いるし、ステータスが下がっていても、自信満々な二人だ、問題はないはずだ。


「あ、レンナさんとユリはそれをやってないのか、ならそれを先にやるか」

「リーダーさんはやったのか?」

「いや、やってない、ただ知り合いが船酔いで吐きながら、海賊と戦うという地獄を見たらしいのは知っているから、もしも船酔いし易いなら頑張れ…」

「が、がんばる?」


船に乗ったことはないので、船酔いに関して少しの不安を抱きながらも、自分達は大海賊の財宝のイベントクエストを受けられる船長のNPCに話しかけた。


中くらいの船を持つ船長が言うには、シンプルに海賊の記した宝の地図を手に入れたから、一緒に船に乗って冒険して欲しいという依頼だった…。


個人的には魚人が出る海で船に乗るなんて、沈まされる未来がよく見えるので、勘弁願いたいが、リーダーさんの情報網ではゲームの都合で魚人は出てこないとのこと…。


また最初の約15分は純粋に船の上で船旅を楽しめて、その後海戦があるので、頑張って欲しいとリーダーさんに言われた。


どんな海賊が出てくるのやら…?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 海賊イベントいいですね。 船酔いしちゃう?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ