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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
サードシークレット、夏のイベントは不思議だらけ?

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アイドルリオア…?

「あれー? なんか凄く警戒されてる? 安心して、私は潔白なアイドル、私が貴方達に危害を加えることはないよ?」


 こちらの警戒心を見抜いたのか、敵意のないことを伝えてくる。


「どうかしたんですか?レンナさん」

「いや、なんでも無い、最初の一言でフェルの事を言ってたから、ビックリしたんだ……まるで最初っから知ってるかのようにね」


 少なくとも敵意はない……それにもしも彼女が敵なら多分俺は詰んでる、あの剣を装備した黒い影2体を召喚して、3人で攻撃してきたら、凌げる自信はない。


「知ってるよ、君達が昨日のライブに来てくれたこともね」

「え! あんなに人が居たのに私達がいた事わかってたんですか!?」

「……もしかしてリーダーいや、リダさんの知り合いですか?」


 はっきり言って、昨日のライブで大量のファンがいる中、自分達の存在をリオアが知るどころか認識なんて不可能に近い……。


 ならチケットそのものが特別な物で、例えば自分達は関係者席的な所に座っていたとしたら……チケットの本当の持ち主に問い詰めて、知ることができる、とか考えてみたが……どうだ?


「ええ、リダは私が入ってるチーム、ゼロオーダーのリーダーだよ、彼にあげたチケットの席で、貴方達がライブを見ていたからびっくりしたよ、それでリダを問い詰めて、初めて貴方達の事を知ったのよ、改めて自己紹介!私の名前はリオア!今はプライベートで、配信なしのオフだけど、この世界のアイドルをしているわ!」


 うん?なんか違和感あるな……なにかおかしいような……?


「え?ユリさんがいうには、私の存在を口外しないように、リーダーさんには口止めしたって言ってたような……?」


 フェルの言葉であ! と思い出す、そう言えば高田がオークションイベントでリオアが自分の……レンナの作品をおすすめしていたと言っていたな。


 そう考えると仮にリーダーさんの口が軽かったとしても、リーダーさんからの話で自分を始めて知ったという言葉も嘘になる?


「リダの為にあげたチケットなのに、リダは他の人にあげちゃってるんだよ?だから私には知る権利があると詰め寄ったら、教えてくれたわ」

「待ってください! リーダーさんの為にチケットをあげたのなら、なんでリーダーさんがチケット2枚も持ってたんですか?」

「え、あー……」


 フェルの言葉に言いよどむリオア……本当にアイドルのリオアなのだろうか……?なんかボロボロと言葉に信憑性がなくなっていく……。


「もしかして、リオアさんのマネをしたいファンなのか?」

「違う本物!? 偽物だったらチケットの話とか出来ないでしょ!?」


 自分の言葉に全力で否定するリオア……リオアさんの事に詳しければ、偽物か本物かを見切ることが出来るんだろうが……自分達はアイドルには詳しくなく、リオアさんの情報は昨日のライブくらいだ……。


「…………すまない、偽物か? 本物か? で話も進まない、だからちょっとリダさんにメール送って、真偽を確かめさせてもらいます」


 こうなれば、わかる人に聞くのが一番だ、リーダーさんがログインしている事を確認して、メールのシステムを呼び出して、リーダーさんにチームゼロオーダーにアイドルのリオアさんがいるのか、またフェルの事を話したのか? と質問を書いて送る。


 待つ事数分、リーダーさんからメールが来た。


『アイドルのリオアはうちのゼロオーダーの関係者ではある、そしてリオアは俺以上にレンナを知っていて、レンナとフェルの味方であり、レンナを裏切る事はない、それが俺が言える限界だ……。

 これ以上はいえない…………いや、あと一つ言えるとしたら彼女は謎のヒロインだ、正体が明らかになるまではあんまり探りを入れてあげないで……』


 言える量に限界があるって、口封じされてる!?

 フェルの情報は話した云々は書いてないけど、リーダーさん以上に自分の事を知っているてなに!? ちょっとしたホラーなんだが!?


 それに最後のは、ヒーローは正体を知られてはならないというやつか? よくわからん……。


「どう?本物てわかった?」

「……最後に1つ、ゼロオーダーの工房の鍵とか持ってますか?」

「持ってるよ?」


 リオアが自分が持っているチーム:ゼロオーダーの工房の鍵と同じものを取り出す、鑑定眼でみたら本物の鍵だ……リーダーさんのメールが正しいなら、本物のアイドル、リオアさんみたいだ。


「それで、リオアさん自分達を助けてくれたけど、もしかして、自分達に用とかあるんですか?」

「えーとね、一緒にイベントのクエストをやりませんか!」


『リオアからパーティー申請がきました』


 はっきり言って、どうしてこうなったか良くわからなくて、怖いので断りたい……。

 だがリーダーさんのメールが確かなら味方で裏切らないらしい……ならばそのメールを信じてみよう。


『パーティー申請を受理しました』


 自分のHPバーの下に、リオアさんのHPバーが現れる。

 こうして謎のアイドル、リオアさんと一緒に夏のイベントクエストをすることになった……。


 まあ、最悪やばかったら、リーダーさんや妹のユリ、フレンドのアッシュルさんに助けを求めよう……まあ、そうならないことを祈るが。

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― 新着の感想 ―
[一言] リオア=妹。ギアはアイドルで得た収入から購入したから「悪事」ではないと言い切れたのか。案外常識外だった。
[一言] リオア…ユリ? 妹のステータスの偶像、アイドル、隠蔽偽装… この為のかな?
[一言] うーん。リダさん、隠し事が多いですね。 敵ではないからいいですが。
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