表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
セカンドステップ、お金稼ぎと防具作成!
72/626

クラスチェンジ後の戦闘、明日への一抹の不安

取り敢えず明日の夏イベントの水着は用意した…俺が忘却してなければ、今の所今すぐやるべき!というタスクは存在しない。


というか今日はクラスチェンジとライブ鑑賞、防具作りしかしてないからちょっと体動かしたい。


「うーんとフェル、ちょっとスリー街の周辺で体動かすつもりなんだけど、一緒にいく?」

「はい、一緒に行きましょう」


ふわりと自分の今日作ったジャケットの胸ポケットにはいるフェル。


「そう言えば新しい胸ポケットの入り心地はどう?狭くない?」

「狭くないです、広すぎずピッタリです」

「ならよかった」


そんな会話を変わりつつ、スリー街の外にでる。

ある程度街から離れると、ちらほらと狼の敵と戦う他のプレイヤーがいた。


「トライスラッシュ!」

「アイスランス!」


魔法や攻撃スキルを使って戦う他のプレイヤー、敵…黒い狼も負けじと自分の影を実体化させて刃として他のプレイヤーを攻撃している。


「あ、相打ち」


狼に剣を突き立てると同時に影の刃に貫かる剣士のプレイヤー、お互いに赤いエフェクトを纏って消えていった。


多分HPが全部尽きて、剣士はスリー街の入口に転送されたと思われる、仲間と思われる魔術師の姿をした人がドロップ品を確認した後に、スリー街に走っていった。


「倒されないように気をつけないとな…」

「気をつけて行きましょう、レンナさん!」


黒い狼がこちらに向かって襲いかかってきた!

観戦で使っていた影を使った攻撃ではなく、噛みつき攻撃だ。


「当たらない!おら!」


回避して横のフルスイングでアースキーを振るい、黒い狼を吹き飛ばす、しかし黒い狼は猫のように華麗に着地したと思ったら、影を刃のように実体化させて、ショットガンのように沢山撃ち出してきた!


「あぶ!ぐう!」

「リジェネレート!スピードアップ!パワーアップ!レンナさんしっかり!」


横に大きく飛んで回避を試みるが、うまく回避できずに浴びるように影の刃を喰らう、しかしHP減少は僅かだった、新しいジャケット防御力高すぎないか?


それともクラスチェンジでステータスが大きく上がった力なのか?そんな考えをしてたら、軽傷でも心配したのか補助魔法を自分に付与するフェル、HPはあっという間に回復していった。


「サポートありがとう!フェル!」

「レンナさん!次は狼が影を使った攻撃をする際なんとかしてみせます!その時に一気に攻撃してください!」

「わかった!」


フェルの言葉を信じて、再びアースキーを構えて突撃する…黒い狼が口を大きく開いた瞬間、フェルに声が鳴り響いた!


「ライト!!」


自分の頭上に強い光を感じるが、気にせず狼の口に向けてアースキーをぶっ刺した!黒い狼は回避もせずにただアースキーによって貫かれ、アースキーを引っこ抜くと黒い狼は赤いエフェクトを纏って消えた。


「強い光で影に干渉して妨害しました、うまくいってよかったです」

「ナイスだ、フェル!」


黒い狼が回避とかしなかったのは、影の操作で迎撃しようとしてたからだろう、それをフェルの魔法…ライトで発生した頭上にある光によって影を妨害されて、妨害に反応する前にアースキーに貫かれたといった感じだな。


「うーん、レベルやステータスが上がってるけど、強くなった実感がわかないな…頑丈になったのはなんとなくわかるんだけど…」

「レンナさんは速くなってますよ?後はフルスイングで狼を吹き飛ばしてましたし、かなり強くなってると思いますよ?」


初めて戦う相手だから、そういう実感がわかないのかな?と思ったら、フェル視点ではかなり強くなってるみたいだ…。


「そうなのか…もう少し戦うんだが、一緒に戦ってくれるか?」

「はい!」


その後、暫くの間、黒い狼や大きな鹿や小さな恐竜ぽい敵などと戦い、戦いの経験を積んでいった。


最初は苦戦したりしたが、MP依存の防具のおかげか、HPが半分以下になる事がなく、リジェネレートで回復出来たので戦いに専念することが出来た。

約1時間ほど戦い…ログアウトする時間になる頃には、殆ど被弾することなく、スリー街周辺の敵を倒せるようになっていた。


まあ、敵の攻撃にパターンがあったのと、3体以上の敵に襲われなかったからというおかげだから、慢心は一切できないが…。


「ふう、今日はここまでにするか…これなら明日の夏のイベントもなんとかなるかな?」

「海楽しみです!どんなところなんですか?」


「えーと、そうだな…大きなしょっぱい水たまりみたいなものだ…?」

「……へー気になります!」

「まあ、明日のお楽しみだな」


そんな会話をしながら、ユリのマイホームに戻り、今日のゲームを終えることになった。


ログアウト後、ふと思い出した…そう言えば自分は学校の授業でしか泳いだことなく、25メートル以上泳いだ事無いけど、ゲームの世界だとそれでやっていけるのかな?


まあ、なんとかなるか…そんな気持ちを抱きつつ、1日が過ぎていった。

夏イベント前のレンナのステータス


レンナ レベル23 性別:男性

クラス:妖精鍛冶屋/妖精門の見習い技師

ステータス

HP121 MP300

力:99

防御:80

器用:183

敏捷:89

知力:156

運:72


スキルレベル

鍛冶:8、呪鍛冶:6、裁縫:3、細工:4、逃走術:3、投擲術:2、道具術:6、鑑定眼:4、即死耐性:1、共鳴:6、献身:3、不屈:3、採掘:3 、妖精加護

獲得称号:3つ


メイン武器:アースキー

特筆効果:攻撃の肩代わり(フェル)


メイン防具:マナプロテクトジャケット

特筆効果:MP依存防御、確率クリティカルガード(胸ポケット)


夏イベント用防具:妖精鍛冶屋の水着(上下)

セット効果:イベントボーナス(夏)、水中呼吸、水中移動、HP持続回復(小)


アクセサリー:妖精と鍛冶屋の指輪

特筆効果:共鳴強化、場所共有、破壊と盗み無効


フェル 性別:女性

ステータス:不明

スキル

リジェネレート:持続回復

フェアリーウィッシュ:効果不明

スリップガード:持続ダメージ軽減

パワーアップ:力増加

スピードアップ:敏捷増加

エレメントブースト:属性強化

ライト:照明魔法

スタンガード:スタン予防


装備

メイン防具:白雲の外装

特筆効果:最大MP依存防御、MP持続回復(中)


夏イベント用防具:デンジャラスチャームフェアリー(上下)

ステータス:防御−5

セット効果:イベントボーナス(夏)、水中呼吸、水中移動、魅了(大)


サブ防具:小さなラビットローブ

特筆効果:運増加(大)、耐寒耐性(大)


アクセサリー:妖精と鍛冶屋の指輪

特筆効果:共鳴強化、場所共有、破壊と盗み無効

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 水泳は確かに海なし県とかだとプールとかあるいは遠出して海にいかないとなかなか泳げませんからね。 水泳スキルもあるでしょうが限定的すぎますし。いや、海の中に転がってる鉱石等を拾うのに必要かな?…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ