表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
歌の神託とアイドル、乙女の戦い
621/626

フェルの冒険【ミルク牧場】

「よし、楽勝!」


スタッと華麗に着地するユリ、着地時に私に衝撃が来ないのはユリの身軽さがなせるのでしょう。


「さてはていい卵はドロップ…してたー!」


ユリはカスターバードを倒して手に入れた卵を取り出しました、片手でギリギリ持てるくらい…私より一回りほど大きな卵を手に入れたみたいです。


鑑定眼を使ってみましたが、質も最高ではないですが、上質みたいです。


「あら、運が良いわねユリ、それじゃあ次は牛乳を取りに行きましょう、たしか牛乳とバターはミルク牧場よね」

「まってウラン、もう1つ欲しいんだけど」


「それだけ大きければフォンダンショコラを1つ作るのに事足りるのでは?」

「いや、レシピで2つ要因されているからもう1つ欲しいの」


私の疑問に答えてくれるユリ、そういえばレンナさんも何回か鉱石の数が足りないーといって採掘にいってましたね…。


「レシピで必要なら仕方ないわ、もう少しカスターバードを倒しに行きましょう」


ウランさんが納得して周囲を見渡し、カスターバードを探す、するとあっさり見つけて戦闘…戦闘は特に補助魔法を使うことなく、苦戦せずに倒せましたが、3体くらいは卵を得られませんでした…ですが4体目のカスターバードを倒した時に…。


「ほらユリ、これを使いなさい」


ウランさんが上質な卵を手に入れて、それをユリに渡しました。


「ありがとうウラン!」

「礼なんていいわよ、後で色々と手伝ってもらうし」


「勿論私に手伝える事があったら言ってね、次はミルク牧場へゴー!エクスプローラーステップ!」


再び走り出すユリとウランさん。


「ユリやウランさんは土地の情報とか頭に入っているんですか?行動に迷いがないですが」

「まあ、去年も来たからね、その時に沢山走り回ったから色々と知っているのよ」


ユリと会話していたらミルク牧場は近かったのかすぐにたどり着きました。


ミルク牧場は周囲に柵があり、柵の中には白黒の毛を生やした…本で見たことがあります、牛がいました。


「ここは人の手が入っているんですね」

「ええ、お金を払って、ミルクを牛から採取したりバターに加工できたりするの」


辺りを見渡すと、牧場の管理人と思われる人がいました、エプロンを身に着けた優しそうな女性でユリやウランさんを見て、ペコリと頭を下げました。


「さて、ミルクはここで牛を絞れば手に入るけど…」

「ユリ、さっき卵をあげた分早速働いて貰おうかしら?」


「わかってるわよ、乳搾り下手なウランの代わりに上質なミルク取ってくるわよ」

「ありがとう助かるわ」


「乳搾りてなんですか?牛は本で見たことあるんですが…」


2人に向けて質問する、すると2人は少し驚きつつも、ウランさんが答えてくれた。


「えーと、あそこに牛の乳を絞るとミルクが取れるのよ、でも牛は気難しい性格だからユリに頼るのよ」

「乳を絞る…?フェアリーガーデンで手に入るミルクとは別物なんですね…」


「逆に聞くけどフェアリーガーデンのミルクてなに?」

「私の知っているミルクは花の蜜を魔法でミルクに変換しています」

「それはちょっと欲しいわね…」


ユリの質問に答えると、ウランさんが興味を示しました。


「フェアリーガーデンのミルクならフェアリーガーデンに戻れば作れるので今度あげますね」

「ありがとう、今度いい薬あげるね」


ウランさんにフェアリーガーデンのミルクをあげる事を約束して、ユリが牧場にいた人にお金を払ってから柵の中に入ります…私もユリの胸に収納サれているので私も柵の中です。


「ウラン、どの牛が良いミルクだせるかわかる?」

「左の後ろ足が2本とも真っ黒な牛が1番良い牛ね」


ユリがウランさんが示した牛に近づきしゃがむ、そして牛の乳搾り、ミルクを採取し始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ