表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
歌の神託とアイドル、乙女の戦い

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

596/626

シックスの街観光…その前に

「ここがシックスの街か…」


シックスの街に降り立ち、辺りを見渡すが、見た感じではファイブの街と似た港町だった。


「おーいレンナ、まずはここを触ってくれ」

「そう言えばレンナはTTと違って、まだシックスの街を登録してないのか」


辺りを見渡していると、TTに魔法陣まで誘導される、魔法陣に触れるとシックスの街が登録されて、ユリのマイホームや各街への移動が可能になった。


「これで仮に死んでもすぐにシックスの街に行けるようになったな…まあ、レンナならそうじゃないと思うが」


「これで一安心か?そうだTT、先に依頼されたティターニアの像を作りに行って良いか?」

「うん?別にいいぞ、その間ちょっと買い物してくるわ」


そう言うと、一緒に船から降りていたアスタリスクが驚く。


「いいのか?後で作って送ってくれればいいのに」

「気にしないで、レシピを見たら作りたくなっただけだから、バタフライエフェクト号で待っててくれないか?」

「ああ、わかった」


ひとまず間近にある魔法陣を使い、1人でチームゼロオーダーの工房に移動する、今の所無人だ。


「さて、しっかり作らないとな」


鍛冶設備にレシピと素材をセットして鍛冶をスタートする、するとドン!と鉄床には自分より大きな、大人の男性くらいの大きさの真っ赤な金属の塊が置かれた!?


「まって、想像以上に大きい…」


金属がでかい影響か周囲の温度も上がり、ジリジリとHPバーが短くなり、その速度も速い。


「リェネレート!フェアリーウィッシュ!スリップガード!オールアップ!」


慌ててシンクロの効果でフェルの補助魔法を使い、作業を開始する。


「で、デカくてハンマーが届かない所が…は!人化解除!」


幸い人が居ないので妖精状態になり、飛行することでリカバリー試みるが…。


「は、ハンマーも小さくなって叩く回数が多くなった!?」


逆にデメリットが発覚する!でもやらねば完成しない!


「ここで失敗できるかぁ!」


気合を入れて妖精の状態で人間状態では叩けない所を叩き始める!


「せいせいせい!」


シンクロ効果で借りただけのリジェネレートでは相殺しきれずにゴリゴリ削り始めるHPバーがなくなる前に仕上げんとハンマーを振るいまくる。


「間に合え!!人化!」


必死に叩きまくり、人間の状態で叩ける所は人化して再度ハンマーを振るう。


「おりゃあ!」


仕上げボタンを押すと同時にHPバーがなくなった。


「あー久しぶりだ…鍛冶でHPバーが尽きるの…」


そう口にして倒れるとユリのマイホームにリスタートすることになった。


「工房にあるから盗まれることはないけど、早くティターニア像を回収しよう…」


ユリのマイホームの魔法陣から工房に移動すると、大きな石像が鉄床の隣に置かれていた。


『ティターニアの像

精巧に作られた妖精女王の像、異界の世界の妖精がモデルみたいだ、特殊な効果は無いがかなり頑丈』


……後半必死に叩いた割に精巧に出来るとは本当にゲームの補正凄いな…現実だったらベコベコの鉄の塊になっていただろうな…。


「う、重…」


ティターニア像を電子化してアイテム一覧に入れた瞬間重量過多で重力に潰されるように体が地面にくっつく…なんで材料の時は持てたのに完成時の方が重いんだよ…。


一度ティターニアの像を出して、ユリのマイホームにある倉庫に行き、アイテムを整理する。


「いらない素材アイテムは全部おいて、回復アイテムも少なくして…これでよし」


身軽になった自分は再びティターニアの像をアイテム一覧に入れる。


「よし、持てたな!」


重量過多で殆ど動けなくなるということがなくなったので早速自分はアスタリスクにティターニアの像を配達しに向かうのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ