表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
冬休みの年末年始は試練がいっぱい?
569/626

初夢と現実の初詣

新年が来て早々、未成年ということでリーダーさんとナナサカさんに促されて、夜更かしを程々にログアウトして、眠った自分は夢を見た。


「皆こんにちはー!」

「えーと、フェアリーソングだ…よろしく!」


それは単刀直入に言えば、妖精状態になった自分とフェルとでアイドルユニットを組んで、他のアイドルとライブ勝負というものをする夢だった。


しかもそのライブ勝負の対戦相手が緑髪の腰まで行きそうなロングヘアーで青色と赤色のオッドアイの大人の女性…ウランさんと大男だが中身は女性プレイヤーであるのアッシュルさんだった。


絶対に接点がない組み合わせだったが、夢をみている間は疑問に思わずに自分は恥ずかしながらも、踊って会場にいた観客にアピールしていた。


自分はひらひらとした服とぽんぽんを手にして踊り、フェルは手から光を生み出して.それを辺りに振りまき可愛さをアピールしている。


ウランさんは踊りながらギターを演奏して、アッシュルさんはブレイクダンスをしていた。




「…………初夢がこれてどうなんだよ?」


どっちが勝ったのかはわからない.決めポーズ取った直後に目覚めたからな…。

目を覚ますために冷蔵庫にあるジュースを飲もうとしたら友奈がいた。


「お兄ちゃんおはよう、初夢なんだった?」

「フェルとアイドルになる夢をみた、友奈は?」


「魔法少女になる夢を見たよ…因みにマスコットポジションがフェルみたいな妖精キャラだったよ、まあ、髪色や目の色、体格からしてフェルではないけどね」


友奈は魔法少女になる夢を見たのか…。

なんというか夢だな…。

因みに両親は夢自体を見なかったらしい。


まあ、夢なんてそうそう見ないよな、楽しい夢見れて幸運だったと思おう、運が悪ければ悪夢を観ていただろうからな。


その後午前中は家族で神社で初詣に行く。


「今年もいい年を過ごせますように」


お参りの内容は汎用性の高い願いにした、ファンタジーフリーダムでは成り行きで刀神を信仰しているが、現実では特定の神は信仰していない、このお参りもサブ的な感じで、メインはおみくじだ。


お金を払い、おみくじを引く。


『吉』


結果はまずまずの結果だったが…。


失せ物は出て来ず、病に注意、引っ越しはせず引きこもるのが吉、勉学身につかぬと詳細ではネガティブな内容が多くて、吉?と頭を傾げたくなる。


だが旅行は冒険日和、恋愛は胸に秘めた物を解放すると大吉と勝負事は胸を張れば勝てるとかなりいいこと書いている、つまり両極端な運勢でトータルで吉みたいだ。


「お兄ちゃん…どうだった…」

「吉だけど、そっちは凶以下だったみたいだな」


友奈が結果を聞いてくるが、友奈の声が凹んで居たので凶以下なのが目に見えていた。


「うん!凶!結んでくる!」

「こっちも結ぶか」


2人して結ぶべきところに結んでいく。


因みに両親は両者とも大吉だった…ちょっとその運分けて欲しいぜ…。


「うう、ファンタジーフリーダムのくじではいいのを引けばプラスマイナス打ち消し合って丁度いい感じになるはず!」

「ファンタジーフリーダムで運の揺り返しを狙うのか…もったいなくないか?運?」


「勿体なくない!もしまた悪い結果には早いうちに悪い運を使えたということでいいことしかないから!」

「うーん、ポジティブハートだな」


兄妹でそんな会話をしていたら父親が話しかけてきた。


「2人共持っておきな、お守りだ」


そして渡されたのが開運のお守りだった。


「もしかして運の悪さを心配して買ってきてくれたの!?ありがとうお父さん!」

「お父さんありがとう」


目に見えて喜ぶ友奈、自分もありがたく貰っておく…カバンにつけておくか…。

現実で神とかは信じないが…こういうお守りは信じるタイプだ。


こうしてお参りをした自分達はその後ご飯を食べに行くのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ