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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
冬休みの年末年始は試練がいっぱい?
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兵器を炎で焼き切って!

「マジックリフレクト!」


やばい少年が死ぬ!と思っていたらフェルの呪文で魔法反射のバリアが少年の周りに展開される。

火炎放射の炎は魔法なのか!?と思っていたら炎は跳ね返って兵器にダメージを与える!


「ナイス魔法だフェル!エンチャントブースト!全てを焼き斬れ!火の刃!」


フェルを褒めつつ、背後から最大出力の火光で焼き斬る!


しかしガキン!とバリアで防がれてしまった!


しまった、さっきの火炎放射器の反射ダメージで火属性のバリアを展開したのか!


「カウンター」

「や、ぐは!?」


機械特有の正確無比の剣によるカウンター攻撃をもろに受けて、HPバーが無くなりそうになるが、1ミリの所で踏みとどまる…不屈が発動してギリギリ助かったのだ。


「レンナさん!」


フェルが剣による一撃で吹き飛ばされた自分を受け止めてくれる、正直助かった。


「まずは人形を破棄します、次にErrorの排除、その後妖精の確保…」

「く、来るな!」


兵器は再び腕のない少年人形に狙いを定める、少年の人形は逃げようとするが一度転んで、焦って起き上がろうとするが、腕がないからか上手く起き上がれていない。


「く…」


こっちのHPはレッドゾーン、そう何度も不屈は発動する物じゃないので、現状突っ込むわけには行かない、だがHP回復薬を飲んでいたら確実に少年を助けられないだろう。


「レンナさんは回復を、テレキネシス!」

「うわわ!?」


フェルは少年人形の体の下にあった瓦礫を持ち上げて、少年人形と兵器の距離をあける。


その間に自分はHP回復薬を飲んで回復する、HPバーが安全域までに回復したことが確認できた。


「助かったフェル、次はへましない!地門!」


アースキーと火光を握りしめなおしてから地面にアースキーを突き刺して地門を放つ!


妖精の体格でも普段と変わらないサイズの大地の針が兵器の身体を傷つけて、動きを阻害する。


「支援します!エレメントブースト!ライトニング!」


立て続けにフェルが支援魔法を使ってから雷魔法で攻撃する!


「損傷率50%…Error多数、優先対象再定義」


どうやら今のでやっと半壊までいったらしい…頑丈すぎるわ!


「レンナさん!ここで妖精門を使って、一気に決めましょう!」

「駄目だ、この建物脆いから妖精門の大技を使ったら、生き埋めになる可能性が高い!妖精元素門も妖精人形戦もあるから温存するぞ!」


フェルが必殺技を使おうとしてたのを止める、ただでさえ上の部屋の床が崩壊させてしまったんだ、これ以上の部屋破壊は避けたい。


「わかりました、このままジリジリと色んな属性で攻撃して、倒して行きましょう!アイスランス!」


氷の槍が兵器に襲いかかるが、兵器はそれを受けつつも、フェルに向かって火炎放射器を放ちながらフェルに近づいていく!フェルが優先撃破対象になったのか!


「やらせない!地門!フェル避けに徹してくれ!」

「わかりました!」


地門で足止めした後、兵器に突撃をして背後から脆そうな所に狙いを定めて、火の刃で斬りかかる!


「エンチャントブースト!兵器の内部から全部燃やし尽くせ!!」


兵器の隙間に火光を突き刺して内部を焼く、機械は熱に弱い!はず!


「ばば、バースト起動!」


再び兵器からの衝撃波が迸り、無理矢理吹き飛ばされる。


「ダメージ許容範囲オーバー…パージ自爆します、ロック…シュート」


次の瞬間、ピカッと光った瞬間、兵器が大爆発した!それと同時に自分に向けて熱波と兵器の大きな破片が高速で飛んできて、カラダに突き刺さる!


HPバーがゴリッと減るが死ぬことはなかった。


「ぐう…フェル、無事か……」

「な、なんとか…飛んできた剣に当たりましたが、なんとか生きてます、ファイナルターミナルは未発動です…」


煙で周りが見えない中フェルの無事を確認する…ファイナルターミナルがあるから死にはしないとは思うけど心臓に悪いな…というかファイナルターミナル発動条件満たさなかったのは夢幻の試練を超えた時に手に入れた称号の力かな?


「そ、そうだ!さっきの少年の人形は!?」


兵器が自爆した際に生じた煙がなくなり、辺りを見渡すと…。




そこには胴体が兵器が使っていた槍に貫かれて、目に見えて機能停止をしている少年の人形があった…。

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