表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
冬休みの年末年始は試練がいっぱい?
530/626

村?村??

村に向かったのだが…。


「ど、どうなっているんですか!?」


フェルが驚愕する、自分も訳が分からずにボーゼンとしていた、何故ならそこに村ではなく廃墟だった、人の気配は全く無い…。


「み、道を間違えました…?」

「いや、道は間違えてないはず…このボロボロの木製の柵…昨日見た木製の柵と似ている…でもそれにしては昨日と違ってかなり劣化しているな」


近くにあった木製の柵を調べる…木製製品は専門外だが…流石に目に見えて腐っている…経年劣化しているのはわかる。


物理的に…もしくは魔法で破壊された感じではない…まあ、薬品とかで溶かされたとかならあり得るのか?


「敵の気配はありせんね…」

「少なくとも村を破壊した存在は近くには居ないと…すみませーん!誰かいますか!?」


人気はないが大声で呼びかける、自分の大声は空に消えていった、返答はない。


「たった1日で何が起きたんでしょうか?」

「分からない…何かしら暴れた…にしては建物が壊れてない…?」


人の死体は…この世界では基本的にHPが尽きた存在は粒子になって消える…遺体が残るという事がないので、死体で何かあった云々は分からない…あり得る可能性としては悪いプレイヤーが村人を殺戮した後に自分達が来たということだけど…。


それだと木製の柵の劣化が説明できない…腐らせる魔法とかあるのか?いや仮にあってもプレイヤーなら柵をスルーできるよな…?


「駄目だ、全く分からない…」


考えても1日で村が廃墟になった理由が分からない。

化け物に襲われて壊街滅なら見ればでわかるんだけどな…。


「情報が少なくてわからない以上、どうしようもないのでは?レンナさん…近くに他の村がないか探しませんか?」

「あるのか?まあ、探しに行くか…」


というか街とか無いのかな?よくよく考えたらこの世界の村て昨日初めて見たような気がする?


「どっちに行きますか?」

「うーん、取り敢えずアースキーの倒れた方向へ!」


アースキーを上に投げて倒れた方向へ行こうとするとアースキーは歯車が浮かんでいる湖へと倒れた…確認したら砥石で研いだ分の強化回数が減っている…ノリで投げたが…次は気をつけないと。


「泳ぐんですか?」


「いや、泳がないよ…水中で襲われたらやばいし…」


フェルと会話をしながら歩き出す、道中で浮かぶ歯車みたいなのが突撃してくる!


「うお!?」


攻撃してくるとは思ってなかったので、びっくりしたが、何とかアースキーで受け止めてから火光で攻撃する!


「ライトニング!」


自分の一撃とフェルの雷に撃たれた歯車はひび割れて崩れ落ちて、粒子になって消えていった。


「ふう、歯車の湖だから敵も歯車なのか?」

「そういう法則とかあるんですか?」

「どうだろう?でも何か歯車が深く関わってそうなのは間違いない…」


クエスト受けそこねたが、その報酬も豊穣の歯車という歯車だったし。


そのまま進んでいくと歯車の湖までたどり着く…一応ユリのマイホームに帰れる魔法陣も歯車の湖の近くにあるのだが…。


歯車の湖が大きいので近く帰還用の魔法陣がないところにいる…方角わかんないけど帰還用の魔法陣がある所は南方面とするなら今いる所は西方面か?その辺りにいる。


「うーん、あ!レンナさん!あそこに石造りの壁があります!」


フェルの言葉と指差した方向には頑丈そうは石で出来た人工の壁があった、綺麗に磨かれた石壁に見えた、真新しい所からして人が居そうだ。


「行ってみるか、もしかしたらさっきの村がどうなったか知れるかもしれない」


「そうですね、行ってみましょう!」


目的が定まり、石壁に向かい移動する、道中歯車に襲われたが単体故に危なげなく撃破して石壁がある所に向かうのだった。


そこには昨日の村よりも防衛設備や設備がしっかりとした村があった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ