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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
冬休みの年末年始は試練がいっぱい?
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山の中は…危険がいっぱい?

「ライトニング!」


フェルのネージュフラワーから雷が迸り、敵を貫く!


「地門!」


ライトニングでビリビリと痺れている敵をトドメとして大地の針で貫いて撃破する。


「はあ、はあ…結構強いな…」

「でもどの敵も単体でせめて来るので対応は比較的楽ですね」


山にたどり着いた自分達は山登りをしていた、山登りをし始めてから急にトレントなどの植物系やリザードマンのトカゲ系の敵が現れ始め、何度か戦闘をこなしたが敵が硬い気がする。


硬いだけならいいが、攻撃も結構な過激で回避が大変だ。


「そろそろ頂上につかないかな?」

「まだまだだな…いっそのこと飛んでいこうかな」


幸い他のPLの気配はない、人化を解除して妖精になって飛行すればひとっ飛びだろう。


「そうですね!飛んでいきましょう!」


フェルも同意みたいで胸ポケットから出てきた、ひとまず人化を解除して妖精になる。


「それじゃあ行きましょう!レンナさん!」


フェルが手を差し出してきたので手を繋ぐとフェルは飛行を開始した!


「おっとと…危ない危ない」


こちらも飛行を開始する、やはり飛行に関してはフェルの方が上手く、リードされっぱなしになる。


「相変わらず飛ぶのが上手いなフェル」

「うーん、変な気分ですね…レンナさん、レンナさんは歩くの上手ですねと言われて嬉しいですか?」


「…あんまりだな…フェルに言われるなら…まあ、種族差的な感じで褒められている感じなのはわかるが…嬉しいかどうかと言われたら…うん…成る程、今抱いてる感情が飛ぶの上手いなと言われた時のフェルの感情か」


確かに変な気分になるな、相手は決して貶しているとか悪意あって言っているわけではないのがわかるけど当たり前なことを褒められるのはなんかそんなに嬉しくない。


「わかってくれて嬉しいです、勿論レンナさんが褒め言葉として言っているのは理解していますよ」


「ああ、勿論褒め言葉だ、フェルにそんな皮肉とか文句とかは言いたくないな…」

「ユリには言ったりするんですか?」


「妹に関しては…皮肉は言わないが文句は言う事はあるよ、喧嘩もごくたまにする、まあすぐに仲直りするけどな」


兄妹仲は悪くはないはずだ、まあ自分の知っている他の兄妹の情報がないからなんともいえないが…少なくとも時々デザートを一緒に食べたりするから個人的には良いほうだと思っている。


そんな事を考えていると、地上から植物の根っこが襲いかかってくる!


「レンナさん、トレントです!気をつけてください!」


フェルが自分を引っ張り、下から飛んできた攻撃を回避してくれる。


「妖精状態の今なら!ヒートウィング!」


背中の白銀色の妖精羽に火が宿ると同時に火の弾丸が根っこを伸ばしてきたトレントに放たれ、燃やす!


「追撃の…ライトニング!アイスランス!ホーリーボール!」


フェルが追撃として雷と氷の槍と光の玉をトレントに叩きつける。

トレントは諦めずに根っこを伸ばすが、高度を上げれば比較的に簡単に回避出来てしまう。


「火の刃、風の刃!火の斬撃波!」


火光で火の斬撃波でトレントにトドメをさす。


「もしかして飛行して上から攻撃を叩き込んだ方が楽?」


硬さはあるが、飛行すればかなり攻撃を回避しやすくなる、こんなことなら早く試せば良かったのかな?


いや回避に関してはフェルがサポートしてくれたおかげか、フェルが手を引っ張ってくれなきゃ回避出来たか怪しいし。


「レンナさん、このまま頂上まで行っちゃいましょう!」

「ああ、また危ない時は手を引っ張って助けて欲しい」


「任せてください!」


フェルと手を繋いでる時はアースキーが使えなくなるけど、アースキーは地面に足がついていないと遠距離攻撃が出来ないので飛行中はアースキーの出番は殆ど無い。


このまま片手に火光、片手にフェルの手を繋いで自分達は頂上に飛んで向かうのだった。

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