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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
冬休みの年末年始は試練がいっぱい?
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年末年始イベントのお知らせ

「くはーまた負けたー」


クリスマスの次の日、自分とフェルは試練の妖精羅針盤《夢幻》を使って試練に挑んで居たんだが…速攻で返り討ちにされて、ユリのマイホームで夢オチといった感じで眠りから覚めていた、実はこれが初回ではなく既に何度か挑んでいる。


「やっぱり今の私達では双極の夢幻をクリアするのは無理なんですね…」


妖精の夢幻をクリアした自分達が次に挑んだのは双極の夢幻だった。


出て来た夢幻は…真っ黒な姿とはいえ長い付き合いゆえにわかった、なんとナナサカさんとリーダーさんだった。


しかも最初からフルスロットルと言わんばかりに夢幻のリーダーさんとナナサカさんは広域の攻撃技を放ってくるのだ、しかも当たればHPの低い自分達ではまず耐えれない超火力だ。


1人だけなら1回だけ運良く回避とか出来たのだが、回避直後にもう1人の方が広域な攻撃を撃ち出してくるので現状ほぼ回避できない。


フェルのマジックリフレクトも試したけど、物理メインなナナサカさんの攻撃には意味がないから、案の定自分が斬られて夢オチに終わった。


まあ不幸中の幸いなのは夢幻のナナサカさんの攻撃を食らっても強烈な痛みがない辺り、神刀ゼタコールは使ってこないみたいだ。


「なんというか相性最悪だよな…それ以上に実力に差がありすぎて話しにならない…なあ、そろそろ他の試練の方に挑戦しないか?」

「虫の夢幻と戦いたいんですか?私は出来れば避けたいですね…受けなくてもデメリットはありませんし」


「……自分も戦いたくない…戦わなければフェルやフェアリーガーデンがピンチなら話が変わるけど…」


フェルの言葉に本心で答える、多分虫の夢幻で出てくる夢幻は…想像できるから戦意が削がれる…フェルも似たようなものだろう。


「後は龍と歌の夢幻があっただろ、あれにしよう、まあ、今回はもう試練やったから後日になるけど」


フェルとそんな会話をしていると、何かしらのお知らせが入った事を知らせる通知音が鳴る、何事かと見てみると、年末年始のイベントのお知らせが2つ届いた。


1つはマイホームの魔法陣から年末年始を過ごすにぴったりな神社ステージに行けるイベントが始まった事を知らせるお知らせ。


もう1つは…。


『鍵を持っている人限定シークレット年末年始イベント!


クリスマスイベントでクリスマスプレゼントに鍵が入っていた方限定の特別イベント!


鍵を所持した状態でマイホームの魔法陣に乗れば、特別ステージとクエストにご招待!』


というなんだかちょっと怪しさも感じるお知らせだった。


運営からのお知らせと書いてあるから詐欺ということはないだろう。


だが前者は神社ステージでイベントクエストをこなすとイベントポイントが貰えるとかの概要とか書いてあったのに、後者にはそういった物が書いてない。


なんでだろうシークレットだから?と思っているとフェルから見たら変に見えたのか声をかけられた。


「レンナさん大丈夫ですか?ナナサカさんから神託でも受けられましたか?」


「え?あ、大丈夫だよ、別にナナサカさんから神託とかそういうのじゃなくて…クリスマスイベントで手に入れたあのメタリックな鍵の使い方が分かったんだ、どうやら鍵を使えば特別な場所に行って、特別な依頼を受けられるみたいなんだ」


「クリスマスプレゼントが依頼を受けられる鍵てハズレじゃないですか?」


…………そうだ!なんで苦労して手に入れたクリスマスプレゼントが依頼…クエストを受けられる鍵なんだ?

そう思いながらもひとまず人化して人の姿に戻る。


「………まあ、もしかしたら簡単な依頼で報酬が美味しい依頼かもしれないから…行ってみようかな…」

「行くなら当然お供しますよ」


フェル専用の定位置、胸ポケットにフェルが入ってくる。


「まあ、せっかく鍵を手に入れたんだ、行ってみよう」


アイテム一覧から鍵を取り出して、それを握りしめてマイホームの移動用魔法陣の上に乗ると鍵を使いますか?という確認画面が出てきたのでハイを押してみると視界は真っ白になった。

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