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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
冬休みの年末年始は試練がいっぱい?
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再戦!夢幻の試練!

再び試練の妖精羅針盤《夢幻》を使った自分達は模倣、もしくは夢で作られたフェアリーガーデンに降り立つ、そして再び影で作られたような真っ黒な夢幻の自分達が現れた、口はないのか相変わらず喋る気配はない


「行くぞフェル!」

「はい、アイスブレード!オールアップ!ブレイブハート!」


それぞれ武器を手にして同時に突撃する、夢幻の自分達もこちらに突撃してきたと思ったら、夢幻のレンナはフェルに、夢幻のフェルはこちらに襲いかかってきた!


「そう来るか!」


てっきり夢幻のレンナが斬りかかってくると思っていてびっくりしたが、すぐに気を持ち直し、夢幻のフェルに攻撃をする!


しかし真っ黒なネージュフラワーと思われる物で受け止め、受け流されてそこからカウンターを放ってくる!


「くう!」


手を狙ってくると思っていたら、足に黒き刃が生えたネージュフラワーが突き刺さる!


自分のHPバーが2割消えて、HPバーの下に足にバツが付いたアイコンが現れる!


「これはまさか剣坂流!?」


そう言えばフェルはナナサカさんに沢山のスキル書を読ませて貰ってたな!

そう頭で思っていると、更に夢幻のフェルが戦技と思われる位に鋭い攻撃をしてくる!


「ぐう!」


なんとかアースキーと火光で防ぐ中、バックステップして距離を取りたいが、先程のデバフか、足が上手く動かせなくてバックステップが出来ない!


「突き詰めればフェルもこれくらい動けるということか!」


少しでも体勢を崩したら、そのまま首に刃を通されそうだ!

というかフェルの方は大丈夫か気にかける余裕がない!


そう思っていたら、夢幻のフェルが急加速してバックステップ、下がったと思ったらフェルと戦っていた夢幻のレンナがこちらに向かって火の斬撃波を飛ばしてきた!更に夢幻のフェルは無言で氷の槍を飛ばしてくる!


「呪文を口にしなくても使えるのかよ!双地門!」


2つの大地の針で火の斬撃波と氷の槍を防ぐが、防げない分はなんとか回避する!


「フェル無事か!?」

「防戦気味だけどな、なんとか!」


フェルの無事を確認する、攻撃的に行こうとしたけど夢幻のフェルの方が余っ程攻撃的だった…。

そう思っていると次は夢幻のレンナが突撃してきた!


「夢幻の自分なら!」


自分の動きならわかる、真っ黒なアースキーを地面に刺した事で自分の足下から生えてきた地門を避けて、迫りくる真っ黒な火光を火光で受け流して、アースキーで突き刺す!


だが相手もこちらの攻撃を把握しているように少しでもダメージが少なくなるように体を動かし、急所に当たらないように動いてくる、それでもアースキーは夢幻のレンナの肩に刺さり、ダメージを与えた!夢幻の自分が自分の完璧なコピーならばHPが低いという弱点も同じなはずだ、一気に急所を突いたほうが勝ちのはずだ!


「これはお返しです、剣坂流、地縫い!」


フェルの声が響く、どうやらフェルの方も悪くない戦況みたいだ。


このまま一気に決める!と思ったら、夢幻のレンナが大きくバックステップして、眼の前に火柱を立てた!これは日暮れ斬の流れ!


「それならはあ!双地門!」


アースキーを地面に突き刺して、それを軸に体を回転させて火光で回転斬りを放ちつつ、回転初めに見えたフェルの背後と夢幻のフェルに地門を放つ!


だが地門は夢幻のフェルには当たって吹き飛ばせたが、夢幻のレンナには当たらなかった…何故なら…。


ザシュ!と腹部に痛みが走る、夢幻のレンナが自分の背後に回り込んで斬り掛かってきたのだ、回転斬りは当たることなく、一方的に切られてHPはあっという間に3割以下になるが。


「リジェネレート!」


フェルの魔法で回復し始める、夢幻のレンナが慌てて攻撃を畳み掛けてくるが、真正面からの攻撃ならなんとか受け流せる!火光と火光がぶつかり合い、金属音が鳴り響く!


「助かったフェル!」

「先に夢幻の私を落とします!アイスメテオ!」


夢幻のフェルが地門で吹き飛ばされて立ち上がる前に氷の隕石を落とそうとするフェル、これ片方の夢幻さえ倒せば終わりなのか?それとも両方倒さないといけないのか?


そう考えていると、再び眼の前に火柱を立てて目眩ましをする夢幻のレンナ、また日暮れ斬か!


「地門!」


再びフェルの方を見て、フェルの背後に地門を放つ、だが地門はなにも貫かない。


それと同時にフェルのアイスメテオが地面に激突した!


「はあはあ、私の勝ちです!レンナさん!いま加勢します!」


フェルがそう言って、こちらに近づいてくる。


「フェル!まだ終わってない!アイスメテオの所警戒して!」


「え!?」


フェルに注意を促すと同時にアイスメテオが消える、そこには夢幻のフェルを庇ったのか、膝をついた夢幻のレンナがいた…多分日暮れ斬で夢幻のフェルの背後に行って、攻撃はアイスメテオに放ち、勢いを殺して、殺しきれなかった分はアースキーの庇う機能でかばった感じか…?


「敵ながらあっぱれ…流石自分…でもこれは戦いだ、フェル!すぐに止めを刺すぞ、地門!」


夢幻の自分達は言葉を発しないが魔法を使うことが出来る、リジェネレートを使われる前に止めを刺そう地門を発動する…。






だが次の瞬間、夢幻のレンナは自分が出せない脅威的な速度でこちらに急接近してきた!!

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