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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
冬休みの年末年始は試練がいっぱい?
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3人のクリスマスプレゼントは?

「よし、2人共クリスマスプレゼントを貰ってきたわね、それじゃあ早速開けてみよう!基本的1発勝負だよ、2回目の以降はまず消耗品しか出ないようになっているからね、物欲がない人ならそれ以外の物も出てくるらしいけど」


「そうなんですか?詳しいですね、リオア」

「私は何度か参加している…まあ、その影響かなんか年々しょぼくなっている気を感じるけど…物欲のせいかな?」


微妙そうな顔をしてプレゼントボックスを見るリオア、でもリオアならリーダーさん協力して大抵の物手に入れられそうな気もするんだけどな。


「まあ、ともかくいいのでろー!」


一番最初にクリスマスプレゼントを明けたのはリオア、出てきたのは人の頭を模した黒色に近い…カーボン素材かな?なんだこれ?


「…ASMR用マイク、うーん、別にリアルで持ってるからな…そもそもここでASMRの収録とかしないよ」

「マイクなのこれ?人の頭の形をしたマイクとか変だな?」

「そうですね、マイクて棒状がスタンダードな物と思っていたんですが…応用みたいな感じでテクニカルなマイクなんですかね?」


自分とフェルは見たことないマイクに一緒にハテナマークを浮かべている。


「まあ、貴方達には縁遠い物だよ…ほら2人共開けちゃいなさい!」


リオアに言われるまま自分は大っきい方のクリスマスプレゼントを開けた!


「これは…鍵と砥石?」


手に入ったのは手のひらサイズの鍵とシンプルに性能が良さそうな砥石だ、鍵を鑑定眼で調べてもなんの情報も出てこない…ただ鍵自体はかなりメタリックカラーでかっこいい。


「この鍵って大当たり?大外れ?」

「うーん、ごめん…私のスキルでもわかんないや」


リオアも調べてくれたけど何もわからないみたいだ。


情報がわからなければ、どうあがいても鍵を活用できない、まあ持ってたら転移魔法陣でフェアリーガーデンや地底、天界以外の所に行ける可能性があるかもしれないからとりあえずアイテム一覧に入れておこう。

砥石は火光を研げということかな、そう言えばの修理強化で得た特殊効果とか使えてないな…と言っても戦闘前にメンテナンスてなかなか出来ないからな…。


「フェルは何が出たの?……フェル?」


フェルに声を掛けるが反応はない、手にはあるものが握られていた。


「試練の妖精羅針盤?」


そうだ、今フェルが持っているのは、以前使って、自分が勘づいた結果失敗して、暫く使えなくなった試練の妖精羅針盤だ。


だが今はフェルが持っているのは以前使った物よりも新品のようにキラキラしている。


「ま、まさかクリスマスプレゼントから試練の妖精羅針盤が出るとは思いませんでした…」

「それがクリスマスプレゼントの中身だったのか…」


フェルのクリスマスプレゼントが試練の妖精羅針盤(新品)とは…どういうことだよ…もうちょっと貰って嬉しいものじゃないのか?


自分のは鍵の先に金銀財宝とかあるかも?という期待はあるが…フェルは既にフェルのお母さんから貰った物があるので2つあっても…という状態だ。


「へーそれが前に言っていた試練の妖精羅針盤?」


リオアが試練の妖精羅針盤を見て口にする、リオアはご飯時とかで自分がフェルとの冒険を良く話すので知っている。


「ああ、でもまさかプレゼントボックスからの出るとは…試練失敗しても、時間経過で再使用出来るから2つあってもな…」

「そうですね、流石に2つあっても意味があるものじゃないですよね…一応すぐに試練を再度受ける事は出来そうですが…」


別にフェルの試練突破は別に急いでやる必要はない…まあ、フェル的には早く突破したいだろうが、突破出来なくてもデメリットがしばらく再挑戦出来ないだけなので、個人的にはじっくり力をつけてから再挑戦でも良いと思うんだけどね。


そんな事を考えていると、リオアの頭上に電球が出てきたと思えばペカーと光った。


「そうだ!それなら2つの羅針盤を合成して、その羅針盤強化しない?」

「「合成?」」


自分とフェルが一緒に首を傾げる。


「フェルはともかくお兄ちゃんは多少は情報仕入れてよ…生産クラスなら基礎知識よ?」

「すまん、どっかで聞いたことあるような無いような…もしかして錬金術か?」


「うん、そうだよ、基本的には装備関連は鍛冶の鍛冶屋や裁縫の仕立て屋とかの領域だけど、装備しないで使うアイテムは錬金術師や料理人とかの領域だね、合成は錬金術の分野だね」


リオアが説明してくれる。


「でも試練の妖精羅針盤を合成して何になるんだ?ただ試練のある場所を示してその内容を示すだけだから強化して何になるんだ?」


「それに関しては…流石にわからない、デメリットはないと思うんだけど…まあともかくウランさんに頼めば合成してくれるよ!」

「待ってくれ、合成するかはフェルが判断する事だから!」


試練の妖精羅針盤はフェルの物というか妖精達の物だ、自分が判断してはいけない。


「私は…大丈夫ですよ、皆さんならきっと悪いようにはならないと思いますし」

「いいのフェル!?一応お母さんから借りて物では?」

「はい、さっきも言いましたが皆さんの事は信じていますので」

「それじゃあ早速ウランさんに連絡してみるね」


こうして試練の妖精羅針盤を合成することになった、大丈夫かな…?

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