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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
冬休みの年末年始は試練がいっぱい?
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ファンタジー雪合戦!?

「お、君達も雪合戦しに来たのかい!?」

「あ、ああ」


雪合戦の依頼を受ける為に雪合戦受付の人近づいたら話しかけられた、なんだろう一瞬殺意を感じたような気がする…。


「ここでの雪合戦はカジュアルかランクアタックが出来るけど、どっちで参加するんだ?」


『雪合戦には2つのモードがあります、カジュアルでやられても死なずに後退するだけですぐに復活できるカジュアルとやられたら死亡してリスタートとなるランクアタックがあります、カジュアルは基本的にNPCが相手となり、ランクアタックは他のプレイヤーと戦う事となります。

カジュアルのみ味方NPCと参加可能、ランクアタックのみ他プレイヤーが観戦可能』


受付の言葉と同時に眼の前に説明のシステム画面が現れる、読んでみた感じカジュアル1択みたいだ、他プレイヤーに観戦されずNPC相手ならフェルも存分に戦えるだろう。


「ユリ、当然だけどカジュアルでいいよね」

「うん、カジュアルじゃないとフェルも参加できないみたいだからね」


カジュアルを選択すると参加者登録画面と難易度選択が出てくる、イージー、ノーマル、ハードの3つだ。

参加者は自分、ユリ、フェルで3枠埋まっている、何かしらの操作は不要そうだ。


「ノーマルでいいよね」

「あ、待った!」


ユリが止めに入るが自分はノーマルを押す。


「あー、ノーマルだとチュートリアル入らないのよ、とりあえず雑に説明するね!始まったらまず遮蔽物に身を隠して!」


ユリがそう言うと同時に雪合戦をするスペースに変化が現れる、雪の壁が崩れたり、新たに生成されて雪合戦のステージがランダムに生成されているのだろうか?


「それじゃあ今回の君達の対戦相手は彼らだ、チーム『サッカーロール』!」


受付の人が叫ぶと3人の男性が現れた…それぞれ赤、青、黄色の鉢巻をしていて、薄着でちょっと寒そうだ…というか雪合戦でサッカーてなに?


「それじゃあ雪合戦スタート!」


そう思っていると視界端にあったHPバーが真っ白になる、自分だけじゃなくてユリのHPもだ。


「なあ、HPバーが白くなったんだが!」

「説明するから取り敢えず隠れて!」


ユリの声と同時に雪玉が飛んでくる!


「危な!」


開幕先制攻撃に怯みつつもなんとか回避して遮蔽物に隠れる、結構距離があったのによく飛ばしてきたな…。


「お兄ちゃん、HPバーが白くなったのは雪合戦仕様だよ、雪玉を食らうと白色が無くなっていつものHPバーが出てくるようになるんだけど、白色が完全になくなったら撃破状態になるから、その間は雪玉を投げれなくなるから、そうなったらそこにある旗に触れていると時間経過でHPバーが白くなっていって全部白くなったら復活して、再び雪玉を投げれるようになるよ、勝利条件は1つは3人とも同時に撃破状態になること、もう1つは規定時間後、撃破した数が多いが勝ちだよ、あ!当然だけど武器は取り出せないからね!」


「わかった…とりあえずやってみよう」


近くにある雪を固めて雪玉を作り始める。


「お兄ちゃん!いくら遮蔽物に居ても悠長に居たら危ないよ」

「レンナさん前!」

「え?」


ユリとフェルの声に顔をあげるとテレキネシスを使ったようなエフェクトを発した雪玉が眼の前にも迫っていた!


「く!」


体を傾けて回避を狙うが雪玉は肩に当たり、自分のHPバーの白い部分が4割が消し飛ぶ!

そこから本来の見慣れたHPゲージが現れる。


「大丈夫ですかレンナさん?」

「大丈夫、痛くはない、ただ冷たいだけだ」


フェルの心配に応える、別に雪玉に石が入っている訳でも氷が入っている訳でも、雪が爆発する事もなかったので、本来の自分の生命力を表すHPバーに影響はなく、ダメージはない。


「フェル、補助魔法を頼む全力の一撃を叩き込む!」

「わかりました!オールアップ!フロートシューズ!」

「サンキュー、無魔技手!」


武器が使えず、MPを消費する事がないので無魔技手で自己強化する。


作れた雪玉は一つだけだが、これを叩き込んでやる!

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