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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
冬休みの年末年始は試練がいっぱい?
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メテオグラビティを求めて、前編

地図を頼りに地底を移動する。


「はあ!」


頭上に浮かぶライトに引き寄せられたのかコウモリが襲いかかってくる、あれ?でもコウモリて超音波で索敵するから光は関係ないのか?


どちらにせよライトは消せない、消したら自分達が視界という重要な物が使い物にならなくなってしまうからな。


ともかくコウモリは強くはなく、簡単にアースキーで撃破できた。


「ライト…やっぱりライトが目立つんですかね?」

「目立たないと自分達の視界が使い物にならなくなるからな…必要経費だ」


ライトの効果発動時間を上書きしているフェルと会話しながら歩いていると地図と差異がある所にたどり着く。


「地図では壁だけど…」

「大きな横穴がありますね…」


古い地図と言ってたけどこれはどうしよう…なんなメテオグラビティ鉱石へのショートカットに見えるんだよな…ぱっと地図を見た感じ…。


「行ってみるか」

「そうですね、もしかしたらなにかあるかもしれません!」


興味が引かれた自分達は横穴に突入する事にする。

足場はデコボコで悪いがコケるほどではない、そう思っていた時…。


ガラ!バコン!


今立っている床が抜けた!


「フェル!飛んで!人化解除!」

「はい!」


フェルを胸ポケットから出してから、妖精になり飛行して落下死を回避する。


「好奇心猫をも殺すというやつか…?」

「怪我はないですか?レンナさん」

「大丈夫、ビックリはしたけどね…どうしよう…下に行ってみるか…?」


下を見るとそこが見えない位深い、幸い飛べるから見に行けるが…。


「フェル、一応落下地点確認しにいくけど良いか?」

「はい、もしかしたらお宝があるかもしれません!」


フェルと共に下へと降りていく…すると頭上の光の玉が地面を照らすまで移動したのだが…。


「レンナさん!」

「ああ、これは地面に降りたらヤバいな」


地面にはイソギンチャク?岩を纏ったラフレシアみたいな敵がいた、かなり大きく、大人の人間を丸呑み出来そうだ、それが複数体いる…。


そのうちの一匹がさっきまで自分が立っていたと思われる床というか、地面だった物を食べていた、石とか含まれているだろうにお構いなく派手な音を立てながら土や岩を食っている。


「上に戻ろう、敵対したらなにしてくるかわからん」

「はい…レンナさん危ない!」


フェルがこっちに抱きついて移動する、するとさっきまで居た所に土?石と思われる弾丸が通り過ぎる、勿論下から上に弾丸は通って来た、誰が撃ってきたかは見なくても分かる。


「フェル助かった!上に行くぞ!」

「はい!」


急いで上に行くと、これ以上の遠距離攻撃は飛んでこなかった…。


「ヤバいなあの岩の植物?戦うとしたら石の弾丸を避けながら複数の敵と戦わないと行けないのか…しかも硬そうだ」


1体に集中していたら、他の敵からの石の弾丸に貫かれる未来が見える。


もしかしてさっきの所は無策に突っ込んで落下した人を捕食するスペースだったのか?

そう考えていると落下地点まで戻ってこれた。


「あ、鉱石…」


フェルの言葉で地面が崩落した影響で地面に埋まっていた鉱石が露出したようだ、採掘出来るよとシステム的なガイドも出ている。


「ラッキーだな採掘するから周りの警戒を頼むフェル」

「はい!任せてください」


アースキーを振るい、鉱石を採掘する。


「お、エメラルドゲット!」


大きなエメラルドを手に入れたナナサカさんの刀の装飾にいいかもしれない。

思わぬ掘り出し物に笑みがでる。


「よっと、人化」


地面の上に降りて、人の姿に戻る…というか現実の姿ならともかく、この世界の自分は小さな子供の姿をしている。

体重も軽いだろうに床が抜けるて…なんか重いと言われているようでむっとしてしまうな…体重なんてどうでもいいはずなのに容姿が女の子に近いからちょっと引っ張られている気がする…。


そんな事を思いながらも再びフェルを胸ポケットに入れて、共に地図が機能不全の中地底を進むのだった。

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― 新着の感想 ―
何故、レンナ達はドワーフの世界に初めて来た時からずっと暗視薬を貰ったのに使わずライト使い続けてるのかな?
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