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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
冬休みの年末年始は試練がいっぱい?
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合体技

「フェル、ここでなら決闘して問題ないか?城のここなら広いし、花に被害いく事ないだろう」

「そうですね…ここなら問題ないかな…?ナナサカさんには色々と貰いましたから恩返ししませんとね」


まあ、恩返しが必殺技を叩き込むというのは中々ヤバい恩返しだけどね。


「お、ここで見せてくれるのか、嬉しいね…あ、決闘申請送るね」

「TTは下がってて欲しい」

「こんな所で決闘て大丈夫かよ…まあ下がるけどさ」


自分の言葉を聞いて自分達から距離を取るTT、自分の眼の前には降参ありの決闘の申請が届く、勿論決闘を承諾する。


「それじゃあいくよナナサカさん!」

「オッケー、来い二人共!」


「「決闘!」」


自分達の声に反応して外部が干渉できないようにバリアが展開される。

当然だがTTはバリアの外にいて、こちら側に干渉できなくなる。


「さあ、どんな攻撃でも来な…でも突撃はしてくるなよ、うっかり斬ってしまうからな」


ナナサカさんは刀を取り出して、居合の構えを取る、刀の届く射程範囲に入れば問答無用で斬られるそんな感覚を抱く。


「フェル、落ち着いていこう…タイミングを合わせれば上手くいくはずだ」

「はい!」


大丈夫だ、うまくいくはず。


「「ダブルアーツ!」キャスト!」


「妖精火門、妖精地門!」

「妖精氷門、妖精風門!」


「「アクティベーション!」」


次の瞬間、地に2つの魔法陣、空に2つの魔法陣が現れる、地の魔法陣は妖精火門と妖精地門、空は妖精氷門と…消去法的に妖精風門だろう。


そして妖精地門と妖精火門の魔法陣が融合して、そこから火山のように地面が噴火した!

更に妖精風門と妖精氷門の魔法陣が融合して出来た魔法陣から針のように細い氷が激しい雨のように降り注いだ!


「うおおおお!?揺れる!?あだ!?」

「レンナさん!?リジェネレート!」


妖精地門の影響か、地面が揺れてまともに動けない。


更に溶岩が噴火した際に飛び散った石が体に当たり、ダメージを受ける、やっぱり門が合体すると敵には当たって、味方は透過して当たらないという識別効果なくなるのか!


フェルのリジェネレートで減った体力は回復し始める。


しかし氷の針の雨がナナサカさんに降り注いでるけど大丈夫かな、仮に死んでもデメリットはない決闘だから死んでも問題はないが…。


溶岩の噴火が終わり、地面の揺れがなくなり、氷の針の雨がなくなる。


「………生きてるみたいだな」


決闘が外部から干渉されないように展開されたバリアが消えないと言うことはナナサカさんは死んでいないということだ。


溶岩噴火の影響で土煙が発生して周りが見えない。


「はあ!」


ナナサカさんの声が響くと同時に風が巻き起こり、土煙が無くなり、そこには足下がやけどのようにボロボロ、腕には氷の針が数本刺さったナナサカさんがいた。


「くぅー久々に決闘で死にかけたー!いやーいい一撃だ!」

「どうやって生き残ったんですか…」


フェルの質問に少し考えてからナナサカさんは答えた。


「最初は跳躍してマグマの噴火をある程度回避して、次は上からきた氷のハリセンボンの雨を絶刀炎神で相殺して、更に地面から飛んできた岩の塊と溶岩の塊を絶刀炎神の勢いで相殺して、次は氷のハリセンボンの雨を相殺して…と回転しながら防いでいたんだけど、こっちの滞空時間の方が短くて、最後辺りにマグマある状態で着地して、ダメージを食らって怯んでる間に最後の氷の針を数発食らった感じだな、跳躍が弱かったら不味かったな…マグマが消える前に俺のHPが不味かったかもな」


えーとつまり刀を持った状態で縦に高速回転して刀から放たれる炎で身を守ったと…とんでもないな…。


「ひとまず降参、MP尽きたし、こっからガチ戦闘になっても、MP回復する際の隙を突かれてバッサリ斬られる未来しか視えない」


降参を宣言すると決闘が終わり、バリアが消失する、マグマとかで床が焦げて大変な事になっているけど…あ、後で直すの手伝おう…。


でもそれよりも…さっきの必殺技、かなり強かったけど…なんか納得いかないな…なんでだろう?

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― 新着の感想 ―
[一言] あらためてナナサカさんはバグキャラですね。 しかし、なにかが足りない…なんでしょう?
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