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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
冬休みの年末年始は試練がいっぱい?
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TTを迎えにいく、友達との日常会話

「おーい、TTー!」

「あ、いたいた」


転移魔法陣がある所に行き、TTと合流する。


「TT、良い写真撮れたか?」

「まあまあだな、それで暫く居るんだよな、それなら城に案内して欲しい」

「前に案内しなかったっけ?」


「夏にしか訪れてないんだ、場所とか細かい所なんて忘れた」

「そうかこっちだ、ついてきてくれ」


まあ、最後はパーティーして終わった夏の冒険と考えたら、もう半年前か忘れても無理はない、自分は色々と大変だったから覚えている…初めてのナンバークエストを思い出しつつもTTを城まで導く、その間に気になった事を聞く。


「なあ、TTは龍の力の関連のナンバークエストを受けていたんだよな?」

「うん?あー龍だけじゃない、色んな動物の力を宿すナンバークエストだな、汎用性的に龍が強いけど、飛び抜けた能力が必要なら、他の動物の力を宿す必要もある」


「もうそのナンバークエストて終わったのか?」

「いや、エイトまで進んでまだやっている」

「長くないか!?」


こっちは長くてファイブまでだったのにエイトまで行くの!?


「え、次のナンバークエストの成功条件てなんなの?」

「深海で巨大クラーケンの撃破だな…クリアすれば人魚になれるようになるんだ」

「…魚人じゃなくてよかったな」


自分の記憶が正しければ上半身が人間で下半身が魚で人魚、逆で魚人だったはずだ。


「そうだな、流石にインスマスになったらナンバークエスト投げ捨ててた可能性があったな、そっちは確か…天界に行っていたんだっけ?」


こっちのナンバークエストの話は既に学校であった時にしてある、その時は天使とドワーフ同時とかマジかよ…と引かれた記憶がある。


「ああ、こっちはもうクリアしているけどな」

「レベルはどれくらいになったんだ?」

「48だそっちは?」

「52だ、最近戦ってばかりだったからな、凄くレベル上がっている」


む、TTの方がレベルが上なのか。


「しかし話で聞いてた感じ50レベル位になっていると思っていたけど、そうではないんだな」

「まあ、戦わない日も多いからな」


戦わない日はフェルとダラダラしたり、低レベルダンジョンにある絶景を見に行って、雑魚敵が逃げるのを見逃したりしているのが多い。


「戦わない日が多いくせに戦いの腕は鈍ってなさそうだよな」

「まあ、そこら辺はナナサカさんやリーダーさんに鍛えられたからな」


「よう鍛えてもらえるな…シャベルで戦う生産クラスて、弱いと見られてもおかしくないのに」

「まあ、そこら辺は色んな事情が重なったからな」


ナナサカさんが決闘相手を求めてて、自分はデスロード相手に実力見せて、その後命からがら助かった後ナナサカさんに決闘を何度も挑んで…そこから仲良くなって…。


リーダーさんに関してはユリの人脈のおかげだ。


「まあ、今は楽しくゲームやらせてもらっているよ、そっちはどうだ?」

「こっちは基本ソロだけど、楽しくやっているよ、でも1人だとめんどい時があるからまた今度一緒に冒険しようぜ」


「ああ、危険度の低い所ならフェルも連れて行っていいか?」

「構わないよ、というか今のレンナならそこそこ危険な所でもフェルを余裕持って守りきれそうに見えるからそこまで予防線貼らなくても良いと思うけどな」


TTと言葉を交わしていると、城にあっという間にたどり着いた。


「おー中々の豪邸」


カメラを取り出して撮影するTT。


「城で入賞出来るのか?」

「うーん難しいだろうな、城の絶景なんてダンジョン内なら探せばそこそこあるし…あと現状の空具合だと神秘感が足りなくて多分入賞は出来ないな…」


「今のお前、写真家というクラスになれそうだな」

「いやー写真家になれるほど常時高センス状態は維持出来ないな…」

「センスてそんな変動するもんじゃないだろ」


そんなツッコミを入れつつ、自分達は妖精が住む城に入っていくのだった。

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― 新着の感想 ―
[一言] なんだかんだで騒動に巻き込まれて強くなってますからね。
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