表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
冬休みの年末年始は試練がいっぱい?
458/626

冬休みの始まり、フェルのお願い!

天界を巡る戦いから暫くが経ち、冬休みに入った。

あれ以降自分達は特に危険な出来事に巻き込まれることなくのんびり過ごしていた…。


と言っても期末テストとかあったから、リアルでの鍛冶屋の修行があったから、フェルとの冒険はあんまり出来なかったんだが。


「レンナさん、相談があるんですが…」

「どうかしたか?」

「実は杖の強化をして欲しくて…」


杖…ネージュフラワーの強化?確かにあんまり強化していないし、今ならネージュフラワーの深化も出来そうだな。


「うーん、深化素材となると天使長の堕天羽が適任かな?」

「え、天使長の堕天羽ですか?それは嫌ですね…」


ネージュフラワーへの素材を提案したら、却下された…まあ、あんな天使の羽を愛用の杖に使うのは躊躇うか。


「でもなんで杖を強くしたいんだ?」

「レンナさんが期末試験を受けている間にリーダーさんの所で修行をしていたんですが、そろそろ杖を強化しないと杖がついていけなくなるてリーダーさんに言われたんです」


リーダーさんに言われたのか…確かにネージュフラワーは深化してないし、強くしたほうがいいな。


「うーん、ならリーダーさんに相談してみるか」


あんまり頼りすぎるのは良くないけど、杖を強くするのはリーダーさんからのアドバイスだし、ネージュフラワーに良さそうな素材を聞く位なら問題ないだろう。

このファンタジーフリーダムて、何処で何が落ちるかわかりにくいからな。


早速チームゼロオーダーの工房に行ってみると、そこにはウランさんがいた、リーダーさんは不在みたいだ。


「あ、ウランさんこんにちは、リーダーさんどこにいるかわかりますか?」


フレンド一覧ではリーダーさんはログインしているのがわかるが、ハイフレンドではないので居場所まではわからないので、ウランさんに聞いてみる。


メッセージを送れば確実とはいえ、聞くならば直接あった方がいいからな。


「リーダーはナナサカさんの誘いでどっかの街の闘技場で戦っているわよ、それよりもリーダーからメモを預かってるわ、受け取りなさい」


ウランさんからメモをうけとる、早速目を通して見た。


『ネージュフラワーの進化素材のありか

天の風大輪

天界で最も風が強い場所に咲く水晶で出来た花、俺の知る中で一番フェルの杖に合う素材だ』


「聞きに来ることも全部織り込み済みと言うことか…」


ヴォルゲが住んでいる天界で最も風が強い場所か…何処にあるかは示しているが、具体的な座標は書いていない、そこら辺は自力で探せというのだろう。


「……メモ予め用意するなら最初から私に言えば良かったんじゃ?リーダーさんなら杖を強くする話をした時には、素材の事も思いついていそうですし…」

「驚かせたかったんじゃない?先読みしたのさ!的な感じでリーダーそういうの好きだし」


むぅ、と少し不服そうなフェルにウランさんがリーダーさんの考えを口にする。


「まあ、ともかく天の風大輪を手に入れよう」

「そうですね、色んな情報を扱うリーダーさんのおすすめです、間違いはないはずです!行きましょう!」

「あ、リーダーから頼まれて作った薬を持っていきなさい、飛翔薬よ、飲めば半日位は飛べるはずよ」


ウランさんから飛翔薬を2つ渡される。


「あ、ありがとうございます…えっと代金は…」


人化を解除すれば飛べるので、本来は不要だが、また人の状態で飛ぶ必要があるかもしれないので受け取る。


「代金はいらないわよ、リーダーからの頼みで素材でもう貰っているからね、その分は自分で使いなさい」

「そ、そうか…薬を作ってくれてありがとう」


受け取らないと言われた以上無理に渡す訳にはいかない、お金をしまい、ウランさんに礼を言ってから、自分達は天界へと向かうのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 先読みが過ぎる。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ