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盗賊を討伐せよ!

「ここが盗賊を出てくる場所か…」


地図を頼りに盗賊出現スポットに移動する。

ドワーフの住む所から離れると光源1つだと心もとないのでフェルもライトで光の玉を出して、ヴォルゲと2人のライトで周囲を照らしている。


「むぐ………ぷは!よし!何時でもかかってこい!」


おにぎりを食べて、更にヴォルゲのみに付属していたのか水筒で水分も補給してやる気満々のヴォルゲ。


「美味いな…」

「そうですね!何だか力がみなぎります!」


こちらもフェルと一緒に貰ったおにぎりを食べると、HPバーの下におにぎりのマークが現れて、確認してみると力が上昇している、その効果も中々大きいし、補助魔法と重複して発揮されるみたいだ、効果時間も長い。


これが料理人の力か…事前準備が出来るならかなり頼れそうだ。


「それで盗賊は何処に居るかな?こうも灯りを出しているからどうしても後手になるから警戒しないとな…」


2本の剣をどこからともなく取り出して、腰に装着しているヴォルゲは辺りを見渡すが敵の気配は今のところない。

自分達の周辺だけが明るいから盗賊も警戒しているのかな?


「フェル、なんか敵の気配とか感じたりしているか?」

「いえ、敵の気配は感じませんね…」


自分もフェルも盗賊を見つけられない…。


「というか盗賊以外にも敵が出てくるのかな?」


そういうのもしっかりと聞いておけば良かった、そう思っているとフェルが叫ぶ!


「レンナさん!左から来ます!オールアップ!」

「うん!?」


咄嗟にアースキーを手にして左を向くと、暗闇から矢が飛んできた!ギリギリの所で矢を防ぐ!


「くそ!どこだ!?」


矢を飛んできた所を見るが暗闇のせいで見えない。


「任せてくれ!ファイヤーボール!」


ヴォルゲが火球を投げて矢が飛んできた方向を照らす、するとそこには暗い緑色の鱗を纏ったトカゲ人間がいた。


「シャー!!」

「む!?」


リザードマンの叫び声と共にヴォルゲの方から金属音が聞こえる!

だが目を動かすわけにはいかない、また撃たれる可能性があるし!


「レンナ気をつけろ!弓兵以外にも近接兵がいるぞ!」


ヴォルゲが叫ぶ!盗賊は1体じゃないのか!

そう思っていると、更に弓矢が飛んでくる!


「アイスランス!」


弓矢を弾いていると、フェルが矢が飛んできた方向に氷の槍を撃ち出す!

するとグエ!と悲鳴が暗闇から聞こえた!


「ナイスフェル!」


余裕が出来たのでヴォルゲの方をみると、短剣を振るうリザードマンと戦闘していた。


ヴォルゲは1つの剣を両手持ちで応戦している、剣には炎が…防具である服には今まで付いてなかった水晶みたいな宝石が大量に纏わりついていて戦闘力を高めている。


「はあ!シャインブレード!」


ヴォルゲの剣から光の刃が迸り、リザードマンの胴体を切り裂く!


「追撃する!」


火光を振るい、風の刃と火の刃を使った火の斬撃波を飛ばしてリザードマンを攻撃する!

ヴォルゲの攻撃と自分の斬撃波を浴びたリザードマンは赤いエフェクトを発して消えていく。


「ぐう!」


急にヴォルゲが痛がったと思ったら、羽に矢が刺さっていた!


「フェル回復!」

「リジェネレート!アイスランス!」


フェルがヴォルゲの回復と飛んできた方向に氷の槍を飛ばす!


「く…回復助かる!」

「そこか!」


矢が飛んできた方向に向かうと、身を屈めて弓矢を構えるリザードマンがいた。


「はあ!」


リザードマンがこちらに弓を向け、矢を撃ち出そうとするが、はっきり言って近付いた段階で矢を撃ち出せないなら脅威ではない、弓矢を撃つより先にこちらの刃が届く!


「ぜりゃあ!」


アースキーと火光の2連撃を受けて弓使いのリザードマンは赤いエフェクトを発して消えていった。


「他のリザードマンは居ないか!?」


周囲を警戒するが、弓矢が飛んでくる事はなかった…どうやら盗賊は退治できたのかな?

暗い所から矢が飛んできた時はヒヤッとしたが…矢を弾けて良かった…。

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[一言] まだいそうですね。
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