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頼りになる協力者と最悪の対立者?

「えっと、2人の頼みは天界の行き方と地底に行く為の鍵の修理か…天界にいく方法はなんとも言えないけど、修理なら力になれると思うよ」

「じゃあ力を貸してくれるか?」

「ああ、勿論いいぞ、面白そうだし…何よりも鍛冶屋だけじゃなくて高位の魔術師も必要とか、結構大事になりそうだからな一枚噛ませてくれ」


リーダーさんは快諾してくれた。

アダマグマ戦でリーダーさんが共闘すると報酬が減ると言っていたが今回は高位の魔術師が必須なので、多分報酬に影響はないだろう。


「でもドワーフの世界に行く鍵やそれを修理するレシピはエアデというドワーフが持っているだよな、今から預かりに行くのか?」

「そうだな、リーダーさんの事を紹介して安心させたいし一緒にフェアリーガーデンに行こうか」


工房から出ようとしたら見慣れた人が入ってくる、刀神ということで天界に詳しい可能性が高いナナサカさんだ。


「リダ、助けてくれーお前の情報網が必要だー厄介なナンバークエストが発生したんだー!あ、レンナ殿、フェル殿こんにちはー」

「ナンバークエスト?お前のナンバークエストて決闘を重ねるやつじゃなかったのか?」

「それもある状態で新たに発生したんだよ!レアパターンだ…そしてナンバークエストの内容は……」


ナナサカさんが為に貯める…なんだ?ナナサカさんが受けるナンバークエストてなんか難易度凄く高そうだ…。


高レベルのボス1人で撃破とか?いや、それだとリーダーさんに頼る必要はないか…


「リダが3回回ってワンとな」

「ウッドバインド!デッドリーブレード!」


ナナサカさんが言い切る前にナナサカさんの足元から木が生えてナナサカさんを拘束、そしてナナサカさんの喉に魔法で作られた禍々しい剣が突きつけられる。


「そんなアホみたいなナンバークエストがあったら運営に苦情いれるわ…これからレンナさんのナンバークエストを手伝うから、悪ふざけなら刺すぞ?」


見た目が一瞬即発だがリーダーさんの言葉は軽いし、ナナサカさんの言葉も怯えた様子はなく軽かった、完全にいつもの戯れと言わんばかりに口を開く。


「すまーん、悪ふざけが過ぎた、実際はマンハント…いやキャプチャーと言ったほうがいいか」

「人探し?戦闘特化のお前と相性悪いナンバークエストが発生するとは思えないんだが…」

「だからリダを頼りに来たんだよ、リダなら天使の情報を既に手に入れてると思ってね」


……え?天使の情報?なんで?


「……すまん、ナナサカ……アイスバインド、マジックバインド」


自分が驚いている間にリーダーさんは更に魔法を使う、その結果ナナサカさんの拘束が3重になり、常人では抜け出せないと思うぐらいに厳重になる。


「な、何事!?え?1つでも振りほどけないのに3重とかえ?裏切り?」


何時もの戯れじゃなくなったと悟り、焦りだすナナサカさん。

流石のナナサカさんでも3重に拘束されるとまともに動けないみたいだ。


「すまんナナサカ…事によっては暫く対立関係になるかもしれないから厳重に拘束させてもらった」

「え!?……あ!まさかレンナ殿のナンバークエストて天使の保護!?」

「………えっとその…」


なんと返答したら良いのか悩む、フェルも緊迫した状況でアワアワし続けている。


「まじか……対立が発生するナンバークエストて殆ど無いとリダから聞いていたが…ただただ運が悪いのか…暴れすぎて運営からいじわるされたか…」


上手く答えられないというのが肯定と捉えたかのはあーと息を吐くナナサカさん…。


「レンナ殿相手に本気で攻撃したらフェル殿を誤って斬りかねないし、リダ相手にガチの殺し合いとなると…この状況だと神刀抜かなきゃきついし、でも抜いたら周囲の被害えぐい事になるし…流石に味方に痛覚がダイレクトに来る神刀使うのはな…超やだなー…」

「ひ…」


待って、めっちゃ怖いこと言ってる!?フェルも完全に怯えている。


ど、どうにかナナサカさんを説得できないか!?だってこっちは天使ヴォルゲ本人からの依頼、ナナサカさんはどこの依頼かわからないがどこかの組織からの依頼…クエストである可能性が高い、もしかしたらナナサカさんを説得出来るかもしれない!


甘いかもしれないがそう考えつき、自分は話をする為に口を開くことにした。

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― 新着の感想 ―
[一言] そんなナンバークエストあるの!?運営なかなかにあくどい…。
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