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合流と隠しクエスト

階段を駆け下りて一階に移動、近くにあったドアを開けると、食事処と思われる所にたどり着く。


「レンナ殿!?」

「ナナサカさん!早めに合流出来て良かった!」


白いクロースがかかったテーブルからナナサカさんが現れる。


「もうしわけない…コズミックホラー系は苦手なんだ…置いて逃げてしまってすまない」


「気にしないでくれ…もし出てきた敵が虫系だったら逃げてるのは自分の方だったからな…所で入口にあった敵に関して教えてくれないか?ゴミという名前ではないだろう?」


「あいつの種族の名前は多分だが…ミ=ゴだ超技術を持った地球外生命体だ…人の脳みそを摘出して缶詰にする技術をもっている」


ミゴ…それが本来の名前か…でもなんかちょっと名前言いにくいな…。


それにしても超技術でやってくるのが脳みそ摘出てやばいな…もしかしてそういうシーンを映画とかでみてトラウマになったのかな?


「弱点とかないのか?」

「一応物理的に倒せはするが…武器が居るな…少なくとも俺が戦力になるには刀が必須だ、俺は刀神のパッシブスキルの影響で刀と素手以外では火力出せないようになっているんだ、そしてミ=ゴとは素手で戦いたくない…」

「刀…洋館にそんなのないんじゃ…」


剣や槍ならともかく刀は和風の武器だ、洋風の洋館にあるとは思えない…。


「あ、そういえばクエストとか出なかったけどナナサカさんは出ました?」


「いや、出てない…だが武器持ち込めない冬のイベントでこんな状況は隠しイベントであるのは間違いない、クリア後に出てくる可能性もあるし、そう考えると嫌だけどこのまま館を捜索したほうがいいかもな、このまま死に戻りするもの癪だ…多分クリア条件はミ=ゴ等の化け物の撃破か…この館で何があったかの情報収集だな」


クリアするまで隠されたクエスト…なにそれ初見殺しというやつか?


「すまんがさっきも言ったが俺は刀が無いと戦力外だ…レンナ殿が頼りだ、頼っていいか?」

「良いけどなんか報酬弾んでくれよ?刀神の奥義とか伝授とか」


「いいけど1つだけ条件がある…今回のことはリダに秘密で…今回のことは知られたらリダに1ヶ月ネタにされる!あいつ俺のホラー駄目なの普段はイジらないし、喧嘩した時にホラーゲームぶつけたりはしてこないけど、俺がうっかりホラー要素にぶつかった際はめっちゃいじってくるからな!」


え、刀神の奥義伝授出来るの?それに条件も緩いし飲める。


「わかった、リーダーさんには秘密だな」

「ああ、だが成功報酬だからな?両者生きた状態でこの洋館から生還する、それが成功条件だ」


ナナサカさんの言葉に反応したのかシステム画面が眼の前には現れる。


『隠しクエスト:謎の洋館

成功条件

洋館からの脱出


失敗条件

レンナ、ナナサカの死亡


成功報酬

???


失敗報酬

冬イベント入口に戻される


特記事項

洋館の情報を集めるほど突破口が開けるかもしれない』


「あ、隠しクエスト出てきた…ナンバークエストとどう違うんだ?」


「ナンバークエストは1人しか受けられないクエストだが隠しクエストは条件を満たせば誰でも受けられるクエストだ…今回の隠しクエストの条件は…特定コースでレース中に特定エリアでコースアウトして洋館にたどり着く…だろうな、多分確率で看板が壊れて進路がわからなくなって俺らみたいに洋館に迷い込んだ人は居るかもな」


頭をかしげるとナナサカさんが教えてくれた。

しかし特記事項がふわっとしているな…。

そう思っているとバタンとドアが開きミゴが現れる!


「うぐ…別々に逃げよう!すまんが後は頼むぞ!」


パリン!と食事処の窓を突き破り、位置的に多分中庭に逃げるナナサカさん、余りの素早さに驚く暇もなく自分もすぐに逃げ始める。


特記事項では洋館を調べたほうが良いみたいだからなんとか逃げながら情報を得たり武器を探し出そう!

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― 新着の感想 ―
[一言] どうにかして対抗する手段を手に入れないと…。
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