再びのデスロード
ツー街の外に出て数分探索しているとデスロードの人達と遭遇した。
「ヒャッハー!見つけたぜ!大金星は燃やせー!デスロードを明るく照らせー!!」
「我が爆発魔法で死ぬが良い!」
「貴様には悪いが現実でえたつらみの八つ当たりをさせて貰う!」
3日、2日前に襲ってきた人達はデスロードとわざわざ名乗ってたがこいつもデスロードと口にするのか…。
相手は3人、1人は火を纏った世紀末?な魔法使い、1人は爆発魔法使い(自称)、1人は現実で辛い目にあっているぽい大盾を持った重装甲の騎士だ、デスロードの人で重装甲の人始めてみた。
「全くしつこすぎるぞ!数で攻撃してくるイジメ良くない!」
「悪党にイジメ云々言うやつな燃やせー!」
世紀末な魔法使いはそう叫ぶと3本の火の玉を撃ち出し、更に自分の背後に炎の壁を作り出して逃走と回避を阻害してくる!
「火光!」
火光の火の刃と風の刃を使って火の斬撃波を出して、火の玉を相殺する。
「たーまやー!」
爆発魔法使いは大筒みたいな物を取り出すと、それを自分に向けると砲弾みたいな物を、撃ち出してきた!
「やば!」
爆発する弾と思い、サイドステップからの横に全力で横移動して砲弾から距離を取る、砲弾は炎の壁にぶつかった際に爆発を起こす、距離を取ったおかげで爆発に巻き込ませることはなかった。
大盾を持った騎士は堅実に2人を護れるように構えている。
「双地門!」
だが自分の攻撃には騎士では庇いようのない攻撃がある、そうだ、足下から攻める地門系のアースキーのスキルだ。
2人の魔法使いに向かい双地門を放つが…。
「アースガーディアン!」
騎士の言葉が響き渡ると同時に2つの大地の針は騎士に向かって飛び出し、防がれる!
庇う方法あるのかよ!
「ははは!守ってやるからやれ!燃やせ爆ぜさせろ!ブラック企業の最果てのごとく!!」
重装甲の騎士の人の怨嗟の咆哮を聞きつつ、考える、複数攻撃である地門を防がれたということは他の魔法でも防がれる可能性が高い、下手したら範囲攻撃である妖精火門も単体攻撃に抑え込まれる可能性もある…。
そう考えていると、ドン!と地面を砕くような音と共に世紀末な火の魔法使いが縦に真っ二つになって、赤いエフェクトを発して消える。
「まさかこんな所でフレンドが襲われている所に遭遇するとわねー」
現れたのは大斧を持った大柄の男、そして自分の味方だった。
「アッシュルさん!?」
戦闘に乱入してきたのは伸びた口調が特徴的なメインクラスが斧使い、サブに錬金術師を装備したフレンド、アッシュルさんだ。
自分と同じように姿のランダム作成で本来とは真逆の異性に似た姿になった女性だ。
初めてあった時と違って装備が全部変わっている、パワーアップたのだろう。
「くそ!乱入者かよ!どうしてこうも商談みたいにうまく行かないんだ!」
騎士が叫ぶ、どうやら不意の一撃は庇えないらしい。
「アッシュルさん、騎士の方をお願いします!こっちは魔法使いをやります!」
「わかったー!ブレイクメイル!」
自分の言葉に答えて騎士に向かって大斧で攻撃し始めるアッシュルさん、騎士は任せてこっちは大筒を持った魔法…魔法使い?に突撃する!
「くそ、喰らえ!かぎやー!」
再び大筒から弾を撃ち出す魔法…花火師?
だが狙われていると分かりきっている今、回避は簡単だ。
サイドステップで回避して弾を回避する、大筒の弾はなにかに激突する前に自分の近くで炸裂して爆発する!
「ぐう!」
直撃はしてないが爆風に巻き込まれて2割ほどダメージを受けて、爆風で地面に転がされる。
「終わりだ!大玉やー!」
「地門!」
アースキーを地面にさして起き上がりつつも地門を放つ、大地の針は大筒の発射口を防ぐように作り出される。
「え」
次の瞬間、大地の針と大筒から撃ち出された直後の弾が激突して大爆発が起こる!
花火なようなエフェクトに巻き込まれて花火師系?魔法使いは赤いエフェクトを発して消えていった。
着弾で爆発するタイプで良かった…。
「危な…大地の針が貫通していたらやばかったな」
「大丈夫ですか?レンナさん」
「問題ない、今のうちにオールアップをアッシュルさんと自分に」
「はい、オールアップ」
今までサポートするタイミングをうかがってたフェルにお願いして補助魔法を使って貰う。
補助魔法を受けた後自分はアッシュルさんの加勢に入る、あっという間に形勢逆転された騎士は悪あがきで暴れるがアッシュルさんの一撃で沈むのだった。