表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
図書館の奥底にあるナンバークエスト
354/626

おまけ、終末クエストとは?

魔本の図書館から街に帰る帰路の時、自分はリーダーさんに質問を投げかけた。


「リーダーさん、そろそろ終末クエストに関して教えてくれない?」

「あーあれか、別に多分二度と起こらないようなクエストだから知らんでいいと思うんだが」


リーダーさんの歯切れは悪い…何時もならサラッと教えてくれるんだが。


リーダーさんが困った表情でチラチラフェルを見ている、フェルが知ったら困るやつなのかな?もしかして大量のNPCが死ぬとか?


「うーんと、そのー…ファンタジーフリーダムの開始の初期にあったクエストで…失敗すると、ファンタジーフリーダムサービス終了するクエストが終末クエスト…」

「はあ!?」


ゲームに疎い自分でもサービス終了の意味は分かる、まって企業がフルダイブゲームて作るのに億単位かかるて聞いたことがある、それを開始してすぐにサービス終了の危機に陥っていたの?意味がわからない、本当にサービス終了してたらファンタジーフリーダムの運営会社は大赤字だろう。


というかファンタジーフリーダムてなにでお金稼いでいるんだ?よくよく考えたら課金ショップとか見た記憶がない…。


「ファンタジーフリーダム???」


フェルは全く意味がわからないみたいだ、というかリーダーさんが意図的に伝わらないように言ったのだろう、フェルにもわかりやすく言うならばフェアリーガーデン含めての世界滅亡だ。


だけどリーダーさんはぼかして伝えた以上、こっちも合わせたほうがいいだろう。


「なんで終末クエストて起きたんだ?」

「最初の街は初期は国で、王様とか居たんだけど、そこで昔いた大型PKチームが大暴れしてね…大量虐殺の果てに王様殺したりね…その結果終末の獣というレイドボスが現れてね、激戦の結果、レイドボスは倒されたが、国が街になるレベルまで衰退したんだ…多分その影響か、今後実施されるセーフゾーンは街ばかりなんだよな…」


「昔の最初の街は国だったの!?」


衝撃の情報に驚く、フェルは置いてけぼりのポカーン状態だ。


「じゃあその終末の獣はリーダーさんやナナサカさんが倒したのか?」

「いや、ナナサカは流行り病でダウンしてログインしてなかったし、どちらにせよ当時の俺は強くなかったからな、殆ど活躍できなかったよ、終末の獣を倒したのは他のプレイヤー…まあ、そのプレイヤーも今じゃ引退していないけどな、当時は掲示板とか荒れに荒れてその影響で一定数客層が離れていったとかもあったな…」


遠い目をするリーダーさん、それだけ修羅を潜ってきたのかな?


「なんだか良くわかりませんが、終末は良くない事なのは理解しました」


色々と理解を諦めたフェル…。


「まあ、今じゃPKの間でもNPCに手を出すのが禁忌扱いだったり、決闘の刀神が定期的にPKチームを壊滅させたり、PKKしているからしているから終末クエストなんて起きないからフェルも安心してくれ、ナナサカが治安維持していると思えば安心だろ?」


「確かにナナサカさんが治安維持してくれるなら安心ですね!」


そう笑顔でフェルに言うリーダーさんに自分は疑問を投げかけた。


「PKK?」

「あー…プレイヤーキラーキラーの略称だ、プレイヤーを決闘システムを使わずに襲って、キルしたプレイヤーをキルする人の事だな、まあナナサカみたいな存在だな」


「そうなのか…?あ、後もう一つ聞きたいんだけど、課金のお店とかないのか?」

「メニュー画面の下から3番目にないのか?」


言われるがままに確認してみる、何時ものメニュー画面、下から3番目はフレンド一覧へ飛ぶボタンしか無い、それをリーダーさんに伝えるとあー…と声を上げた。


「すまん、俺にはどうしょうもない」

「そ、そうなのか…まあ、不便じゃないからこのままでいいか…」


少し気になるが別に困るわけではないし、その後リーダーさんに少しこの世界の事を聞きつつも帰宅するのだった…。



■■■


「趣味じゃないからや無課金勢だから課金してないと思っていたが、3番目がフレンド一覧ということは親が子供にかける有料コンテンツの制限…安心見守り設定がされているよな…多分ユリが制限かけたんだよな…?よく気が付かずにプレイ出来るものだな…」


レンナと分かれた後、リダはそんな独り言を口にするのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 初期はプレイヤーの民度が終わってたんですね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ