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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
図書館の奥底にあるナンバークエスト
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四人パーティで行くアストロ火山

「クールボディ」


アストロ火山について早々に魔法を使うリーダーさん、すると熱さがスーと無くなる。


「ありがとうリーダー」

「一応2時間位続くようにしたけど、もしも何かしらの要因で解除されたら言ってくれ、かけ直す、戦闘中の場合は各々で薬で対処してくれ」

「わかったリーダーさん」


耐熱の魔法をかけてくれたリーダーさんに兄妹揃ってお礼を言う。


「ここが火山ですか…雪山と違って灰色ですね…」

「そこの赤いのがマグマだ、そこからマグマの手とか出てくるから迎撃できるように気をつけて欲しい」


始めて来たフェルに色々と教える。


「アストロ火山に来たのは久しぶりね、前はアイテムドロップ耐久で来たっけ…」

「アイテムドロップ…?ユリは何を探してたの?」


「マグマハンドのビックコアだよ、初手でゲットして、初手はノーカンにしたら、次が全く出なくて…2時間苦行する羽目になったわ」

「そ、そうなのか…」


少なくともユリはアストロ火山に2時間戦った事があるみたいだ…。


「それじゃあレンナさん、秘密研究所という所に案内お願いします!」


「ああ、フェルは胸ポケットの中にいてくれよな、いざという時は飛び出て、ユリやリーダーさんの背後に移動してくれ」


フェルの声に返答しつつ、自分達は秘密研究所に向かう。




道中巨大ミミズと遭遇する。


「よし、連携の確認の為に戦うか」

「わかったリーダー、フェルお兄ちゃんの事よろしくね!」


「はい、オールアップ!」

「………リーダーさん、うちの妹を頼む」

「あいよ、オールブースト」


前衛は自分&フェルとユリ、後衛はリーダーさん、フェルをリーダーさんの側に置いたほうが良いように見えるがアースキーの肩代わり効果がある為、自分の胸ポケットが現状1番の安全地帯だ。


「先攻は任せて、クイックステップ、ダブルスラッシュ!」


ユリが真っ先にミミズにツッコミダメージを負わせる、相変わらずだがユリは虫とかミミズとかキモい物に強いよな…。


「フェル、氷のイメージを頼む」

「はい!ついでにエレメントブースト!」


アースキーに氷が纏わりつく、これで有効的にダメージを与えられるはずだ。


その間にミミズが体を振るい、ユリを攻撃しようとするが、巧みなステップで距離を取り、攻撃を回避するユリ。


「喰らえ!」

「アイスランス!」


背後からアースキーをミミズに突き刺す、地門で攻撃した時と違い氷を纏ってるからか、ガッツリとアースキーはミミズの体に突き刺さりダメージを与える、そこからアースキーを引き抜きバックステップをすると、フェルが放った複数の氷の槍が、自分が突き刺して傷つけたキズ周辺に殺到する!


「チャージショット!」


氷の槍を食らい、暴れまわる巨大ミミズにリーダーさんの放った魔力の弾が突き刺さったとおもったら、ミミズの内部で爆発が起きたかのような爆発が起きた!


すると、その1撃が効いたのか、力なく倒れ込む巨大なミミズ。


そこから総攻撃を仕掛けてると、巨大なミミズはあっさりと赤いエフェクトを纏って消えていった。


「…1人の時は全く叶わなかったのにこうもあっさりと倒せてしまうのか…」


リーダーさんやユリが強すぎるというのを考えたが、それにしてはアースキーがあっさりと突き刺さったし、属性の問題なのかな?


「よし、連携に問題はないな、ある程度はダメージが減衰するとはいえ、うっかりパーティの攻撃に当たるとかになったら、目も当てられないからな」


「凄く今更だが、味方のパーティメンバーの攻撃でダメージて発生するのか…ある程度減衰するのも今知った」


そもそもパーティ組んでも仲間を攻撃する事自体ないし、妖精火門は仲間に危害を加えない効果があるから知らなかった…。


「そうだよお兄ちゃん、お兄ちゃんの妖精火門は味方識別の効果があるからか問題ないけど、他の範囲技使う際は気をつけてね」


「き、気をつける…」


他に自分達で使える範囲技となったら、フェルと協力して放つゲートレーザーだが、あれは仲間にも危害が行くだろうから使う際には気をつけないと…そう思いながら、秘密研究所に行く為に足を動かすのだった。

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― 新着の感想 ―
[一言] フェルがいるとはいえ基本ソロのようなものだし仲間がいたら捗るだろうね。
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