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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
図書館の奥底にあるナンバークエスト
342/626

サードクエスト『火山に封印された人形劇』の始まり

『サードクエスト

火山に封印された人形劇


成功条件

アダマグマの再封印もしくは撃破


サブ成功条件

小さな鍛冶の意思にアダマグマの事を聞かずにアダマグマの撃破


失敗条件

アダマグマが研究所からの脱出


成功報酬


失敗ペナルティ


特記事項

サブ成功条件は追加報酬があるだけで無視してもデメリットはない。

小さな鍛冶の意思に聞けば、アダマグマの攻略情報が聞ける可能性が高い』


「サードクエストでボス戦か…また成功報酬と失敗ペナルティが不明だな」


ひとまず、受けるか受けないか選べたので、ナンバークエストを受ける。

今回はサブ成功条件があるのか…。


「うん?ナンバークエストが来たのか、レンナさん?」


自分がシステム画面を見ていた事で気がついたのか、リーダーさん聞かれたので、2人に素直にサードクエストの事を教える。


「あーなら私は辞めといたほうがいいかな?経験値3分割になっちゃうし」

「いや、別に経験値が減っても構わないから同行して欲しい…オールモスキートと同系列の敵の可能性高いし、人手があったほうがありがたい」


ナンバークエストの事を聞いて、ユリが行く事を躊躇うが、別に経験値が減るだけなら来て欲しい。

経験値は後から稼げばいいからな。


「そうだな、今回俺は後衛で大魔法使いたいからユリには前衛として来て欲しい」

「え、私の前衛は付け焼き刃で本業は後衛なんだけど…」


「そこそこ高難易度クラスのダンジョンでソロで攻略出来る人は付け焼き刃の前衛とは言わんぞ…というか君達兄妹は意外とオールマイティでは?」


呆れるリーダーさん、個人的には2人の方が後衛、前衛両方出来る…言うならば全衛に見えるんだが。


ガンガンに剣のスキルを使えるユリとナナサカさんとある程度ナイフでやりあえるリーダーさん、うん、自分が1番前衛適正なそうだな。


「わかったよ、今回はお兄ちゃんと前衛するよ」

「ユリ、一緒に頑張りましょう!」

「そうね、頑張りましょう」


フェルはやる気満々のようだ。


「レンナさん、足りてない消耗品はないか?今ならチームのお店の商品を格安で売ろう」

「それなら火山の熱さに耐性を得られる薬を売って欲しい」


「うん?耐熱の魔法なら俺が使えるけどいるのか?」

「一応念の為に熱に耐えれる手段は複数用意しておきたいんだ」


リーダーさんと別行動する事になる可能性はゼロじゃないしフェルのリジェネレートで無理やり耐えれるが、回復手段の1つが潰されるからその手段は避けたい。


「成る程、じゃあ半額で売ろう」


熱耐性の薬を購入する…半額ということは本来の値段だとそこそこな値段するんだな…。


「耐熱の薬て作るの大変なのか?」

「うーん、ウランがいうには面倒くさいらしい…」


「…ウランさんが作った薬勝手に半額にしてよかったの?」

「お金関連の権限はあるから大丈夫だ」


…まあ、確かにリーダーさんはチームゼロオーダーのリーダーだから問題ないのか、そう思い予備込みで2人分として複数個買う。


「エリクサーもいる?」

「いやそこら辺は大丈夫」


全回復するエリクサーは持ってないけどHP、MPが回復する薬はそれぞれある、そりゃあエリクサーがあればめちゃくちゃ便利だが、これ以上は甘えすぎてしまう。


「そうか、後はユリ、準備はいいか?」

「うん、最悪必要な物がでたらリーダーから貰う」

「……まあ、必要なら言ってくれ、フェルも準備いい?」

「はい!何時でもいけますリーダーさん!」


ユリのタカリ発言を受け入れるリーダーさん、もしかして日常的にたかられているのか…?


あんまりタカリが酷いなら注意したいけど…リーダーさんが受け入れてるから、多分Win-Winの状態だよな…今はそっとしておこう。


こうしてそれぞれ準備を整えた自分達はアストロ火山に向かった。

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― 新着の感想 ―
[一言] まぁ円滑にやってるならいんじゃね?と。
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