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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
図書館の奥底にあるナンバークエスト
341/626

氷爆槍は一つだけ

『投擲用アブソリュートアイスボムスピア

属性:氷

ステータス:攻撃力+30、魔法力+50

特殊効果:刺突強化(小)、凍結強化(中)、投擲攻撃強化(大)、特殊スキル使用時大破

特殊スキル:破刃氷爆封撃

レンナとフェルが力を合わせて作った投げ槍。

かつて化け物を退治する為に作られた人形がいた、しかし敵対者の介入で人形の指令系統が狂い、人形は目に見える生き物を燃やし潰す機械に落ちた、封印が解かれたら、壊すしかない、その際にこの槍のスキルは人形の動きを止めて、一時的に弱体化させるので破壊に大いに役に立つだろう。』


『破刃氷爆封撃

投げた際に発動する、着弾地点周辺を凍らせる、凍らせた敵は一定時間敏捷を大きく低下させて、火属性のスキルや魔法の力を極めて大きく下げる』


氷爆槍と名前をつけてから、性能を確認すると完全に消耗品前提の性能をしていた。


「凄いな、俺も使いたいしもう1つ作って欲しい、素材ならあるしタダであげるから!」


リーダーさんが氷爆槍の性能を見抜いて欲しがる。

まあ、このあとリーダーさんと一緒にアストロ火山に行く為、もう1本あれば自分が外した時みたいに万が一の際に色々と安心できる為もう1本作ろう。


「ああ、作るのはいいよ…でもその前に回復させてくれ…フェルも疲れてるし…」

「結構な魔力持っていかれました…MP回復薬が欲しいです」

「はいどうぞ、レンナさんも飲んでくれ、エリクサーだ」


リーダーさんからHP、MPが全回復するエリクサーを渡された。


「これって戦闘のピンチ時に飲むものじゃないのか?」

「別にそういう決まりは無いぞ?ウランさんのお手製だから安心してくれ飲んでくれ、あとこれもう1本の槍を作る為の材料だ」

「わかった、飲む…」


貰ったエリクサーを飲んでから材料を受け取る、フェルもエリクサーを飲み全回復する。


エリクサーを飲むとスポーツドリンクみたいな味がする、シンプルに美味しい。


「美味しいです!」

「よし、これでもう一回出来そうだな…」


再び鍛冶設備にアクセスして、氷爆槍をもう1本作ろう操作するが…。


ブー


『エラー:特殊武器は1つしか作成出来ません』


「え、一つしか作れないのか」

「結構厳しいな、投げたら大破するのに1つしか作れないのか…アダマグマ戦で外したらハードモードになりそうだな」

「とりあえず素材返すね」


リーダーさんに渡された素材を返す。


ひとまず氷爆槍を装備してみる、細身だが長いので投げる際はともかく、武器として使うなら両手で持たないと満足に振るえそうにない。


「ひとまず投げなければ多少弱いけど武器として使えるみたいだな」

「でもお兄ちゃんは槍を扱うスキルないよね、補正とかのらないけど、そんな装備で大丈夫なの?」


軽く氷爆槍を振っているとユリが心配そうに言ってくる。


「大丈夫ではないな、自分ひとりだと巨大なミミズ相手に手も足も出なかったからな…それに熱かった…」


「ミミズに関しては属性の問題だな、アストロ火山のデカいミミズは地属性と火属性に強い耐性あるし…やつの弱点は雷と氷と光だ、熱さに関しては魔法か薬でなんとかするしか無いな」


リーダーさんの言葉で成る程となる…フェルが居れば武器に雷を宿して攻撃したり、フェルの氷魔法で撃退できてたのかな。


「氷属性が弱点なら私の出番ですね、ミミズが出てきたら私が凍らせます!」


「そうだな、俺の魔法とフェルの氷魔法があれば道中の敵も熱さもどうにでもなるはずだ、早速秘密研究所にいこうか」

「私も行くー!」


3人とも秘密研究所に行く気まんまんだ…まあ、フェルとリーダーさんは元からそのつもりだったが、ユリも来るつもりか…まあユリも強いから歓迎だ。


「それじゃあパーティ申請送るな」


そう言って、システム画面で2人にパーティ申請をしていると、眼の前にもう一つのシステム画面が現れた…。


それはナンバークエストの発生を知らせる画面だった。

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― 新着の感想 ―
[一言] そんな強い武器がポンポン作れたら卑怯だもんね。 一個だけは納得。
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