リオアのライブ配信!
「皆コンリオー!今日のリオアの配信が始まるよ☆」
配信が始まったみたいだ。
箱で何もかも見えない身としては、かなりドキドキしてしまう。
「開幕スパチャありがとー今日は後で読み上げるからね☆」
スパチャ…聞いたことある、投げ銭だな…開幕投げ銭とは流石アイドル…。
「それでは早速今日のゲストを呼びますよー!さあ、出てきてレンナちゃん!」
「わかった…というか男にちゃん付けしていいのか?」
出てきてと言われたので箱から出てくる、眼の前にカメラがあったので、挨拶として頭を下げる。
「えーと、鍛冶屋のレンナだ、見た目はランダム生成でこの姿をしているが、中身は男だ、そこら辺の勘違いしないように頼む」
「うーん、緊張してるねー☆」
「そりゃ昨日出演してね、と無茶振りされたばかりだからな…というか何に程視聴者居るんだ?」
「えーと、今は五万人だね☆」
覚悟していたけど五万人とか多!?人生で一番人に注目されている!?
「ちなみにコメントは可愛い、ツインテールは正義、男がなっていい姿じゃない、時折あるランダム生成の暴力、お前そこ変われとあるね」
「そんなコメントされても反応に困るぞ…?」
少なくとも出だしは悪くないみたいだ…?
「早速だけど質問タイムに移行するよ、私からの質問もあるし、コメント欄からこれだという物があれば、それも質問しちゃおう☆」
「お手柔らかに頼む…」
なんかリオアが言葉を発するたびに、リオアの目から星が飛んでるように見えるのは気のせいか、演出か?とりあえず質問に備える。
「まずはメイン武器はなんですか?」
「メイン武器?戦闘用シャベルだ、初期装備でシャベルを貰った影響で、なんだかんだでシャベルを使い続けているよ」
アースキーを取り出して、カメラに向ける。
「うーん、ドレスにシャベルてあんまり似合わないね」
「本当は戦闘用の防具あるからな、今は人前に出ても問題ないように最低限の身だしなみを整えてるだけだ」
うーん、自分はコメントが見れないから、なんか反応がわからなくて緊張してしまうな。
笑われてなきゃいいが…。
「次は…何を理由にファンタジーフリーダムをいつ初めて、どれだけプレイしてきましたか?」
「それ知って何になるんだ…えーと、始めた理由は、妹のお願いで誕生日プレゼントとして、この世界の剣をプレゼントする為にクラス見習い鍛冶屋としてプレイを開始して…なんやかんやでハマった感じだ、今年の8月に入る前くらいに初めて、プレイして2ヶ月前後だ、友達が言うにはかなり強行軍で遊んでたらしい」
「どっぷりこの世界に魅了されたと!いい事ですねー!」
ニコニコとリオアが反応してくれている。
「それじゃあ、次は視聴者の質問、ファンタジーフリーダムの世界に居て、楽しかった事と辛かった事に関して聞いていいかな?」
「楽しかった事は…まあ、鍛冶のシステムだな、知識として知っている鍛冶とは全然違っていて、やってて楽しかったよ、辛かった事は…虫が嫌いなので、虫と戦うクエストがひたすらしんどかった…出来れば二度と戦いたくない…」
一番楽しかった事は、ナンバークエストをやり終わった後、フェルと一緒にのんびりと低難易度のダンジョンを緩く巡る事だが、惚気話になるので二番目の楽しい事を口にした。
「コメントの皆も虫にはうんざりしているみたいだね、やっぱりテレビやVRゴーグル越しのゲームで巨大な虫と戦わされるのとフルダイブで巨大な虫と戦うのは全くの別物だねー」
あ、やっぱり虫の敵と戦うのが苦手な人は多いのか…気持ちはよく分かるよ。
「次はリオアに関しての第一印象を教えてください☆」
「初めてあった時、アイドル知識なかったから、なんか知らん人なのに、初対面で自分のクラスとかいい当てて、シンプルに怖かった」
「ええ!?確かに警戒されてたけど、まさか恐怖の感情抱いてたの!?て君達白い目で見るようなコメントはやめなさい!」
驚くリオア…というか初対面が色々と不可思議だったからな…偶然とは思えなかったし…。
「もー次!所属するチームと信仰している神様に関して教えて!」
「えーとチームは正式には所属してないけどチームゼロオーダーというチームの工房をよく借りてるから、半分位はゼロオーダーに所属してるような物かな?神様は信仰してないけど、刀神から名誉顧問というのを頂いています」
「あー、それ言っちゃうんだ…」
「え、言っちゃ不味かったの?」
あ、よくよく考えたら刀神の名を聞くと皆警戒してたから言ったら不味いのか。
「あーコメントの一覧が初心者詐欺?と出ちゃってるよ…まあ、レンナちゃんは準本気の刀神に何度も決闘して、一太刀入れたから気に入られた感じよ、チームゼロオーダーに半分所属しているのは…まあ、コネみたいなものね…うん」
初心者詐欺扱いなの!?酷くない!?
いやまあ、ナナサカさんの強さ的に詐欺に見られてもおかしくないか…。
「というかコメント見れないの不便だな…」
「…ごめんねー、今は見せれないから、後で見せるね、さて、リスナーの皆がゲストのレンナちゃんの事がなんとなくわかってきたと思うので、次はクイズの時間に行ってみよう!」
質問タイムが終わり、クイズの時間になる…クイズて何をするのだろうか?