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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
地殻変動と秋の冒険
277/626

巨大なゴブ猿合戦!?

色んなイベントアイテムを集めていたら、広い所に出た、眼の前には山の中にあるとは思えないくらいに木々が無くなり、木々や植物による視界不良が無い平原が目の前にあった。


「なにこのフィールド、明らかにボス戦フィールドなんだが…」


だけど敵の気配は全く無い、木々が無くなり、隠れて急襲は無理なはずだ…。


罠は感知できないが、遮蔽物のない広い所に罠は効果的ではないので、罠が仕掛けられている可能性は低い…。


取り敢えず危険がなさそうなので、平原のど真ん中に移動する、見晴らしがいいし、椅子やテーブルがあれば、良い休憩スポットになりそうだし、人によってはキャンプセットとか持ち込んで、のんびりしそうだな…。


そんな事を考えていると、のんびりしたくなってきた、草原の上で寝っ転がる、現実なら服が汚れてしまうので出来ない行為だが、ゲームなら汚れはつかない…。


山の中では、トラップや敵の強襲に警戒していたから、なんだか眠たくなってきた…そしたら目の前に、システム画面が現れた。


『イベントフィールドでの睡眠時はログアウトとなり、デスペナルティが適応されます』


……まあ、モンスターが闊歩するファンタジー世界で、無防備に寝落ちしたら、死亡扱いされても文句言えないな、起きないとな。


「ふん〜あああ〜」


体を伸ばして目を覚ます、気が抜けてたせいか、変な声が出てしまうな…。


その時だった、ズウン!と地響きが響いたのは。


「な、何事?」


素早く辺りを見渡すと、今まで見た中で一番でかいゴブリンが木々を押し倒しながらこの平原に現れた!しかも部下であると思われるゴブリンもいる!


「やば、逃げないと!?」


ゴブリンが現れた方向とは真逆に逃げようとしたら、反対側からボス猿と同じくらい大きな猿と色んな猿が現れた!もしかして次のボス猿なのか!?


ちょっと待って、挟まれたんだが!?


その時目の前にシステム画面が現れた。

それに伴ってゴブリンや猿の動きが止まる…。


『レイドバトル:ゴブ猿合戦(定員50名)が発生しました。


目標

ゴブリンキング1体、キング猿1体の撃破


制限時間

30分


フレンド救援要請をしますか?』


目の前にはフレンド救援要請ボタンとランダム救援要請が出てきた。


「助けて誰か!」


明らかに妖精火門でどうこう出来るレベルじゃないので、素直にフレンド救援要請のボタンを押す!


要請中のシステム画面が出て来て、なにも出来なくなる、すぐにレイドバトルを開始するというボタンはあるが、自分自身が大量の敵と戦うに適してないので、素直にフレンドが来るのを待つ……。


でも当たり前だがフレンドは50人も居ない、ランダム救援要請も押したほうがいいだろう。


ランダム救援要請も押して、待っていると色んな人がぞろぞろと現れる、知らない人が多いがそんな中、ナナサカさんとリーダーさん、リオア、ウランさん、TTが現れる!


「うお、めっちゃ来た!?」


「やっほーレンナ助けに来たよ」


リオアが話しかけてくる、ちょくちょくたすけに来てくれてるけど、このアイドルは暇なのか!?


「なあレンナ!リオアとはどういう関係なんだ!?縁有りすぎない!?」

「わかんない…俺も知りたい…」


TTが詰め寄ってくる、自分も知りたいんだが、未だわからないのは、自分がポンコツなのだろうか?


「久しぶりにリダと共闘…久しぶりにあれやらないか?リダ!」

「やだよ、あんなの使わなくても勝てるだろ…あれは使えば超強化されるけど恥ずいだろ!」


「あ、私も久しぶりにみたいね、ナナサカとリーダー2人の必殺の名乗り口上」

「ウランさん!?やめて、あれは封印案件だから!?」


なんかリーダーさんが何かを拒絶している…何があったのやら…?


「リーダー、せっかく全力出せるなら出して、私もライブスキル使うから」

「リオア!?俺リーダーだよね!?なんで命令口調で言われるの!?というかお前は恥ずかしくないのかよ!?」


「え?楽しいだろ?名乗り口上、しかも超強化されるならやり得だろう?」


『参加人数が上限に達しました、レイドバトル:ゴブ猿合戦を開始します!』


あ、チームゼロオーダーの会話を聞いてたら、時間が来たみたいだ。


「だあ!わかった!やればいいんだろ!やれば!」

「それじゃあライブスタート☆!」


リーダーさんの叫びとリオアのライブスタートのかけ声と同時に、戦いの火蓋は落ちた!

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― 新着の感想 ―
[一言] まだリオアの正体気づかないからポンコツかもですね…。
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