裁縫、細工を覚えよう
「はあ、君が高レベルだったら、チームに勧誘してたんだけどな…」
「ユリが入ってるチームて、どんな活動をしてるんですか?」
ため息をついていたリーダーさんに気になってた事を聞く。
「うちのチームは単純に協力してクエストをこなしていく事を目的としたチームだよ、結構高レベルのプレイヤーが集まっているから、今のレンナ達を俺の一存で入れちゃうと、反感買っちゃいそうだから無理なんだよな…だから…友達になろう?」
ぽん、と眼の前にシステムウィンドウが現れる。
『リダからフレンド申請が届きました。』
「はい、こちらこそよろしくお願いします!リーダーさん」
リーダーさんからの申請を受理する。
「リダと呼んでくれてもいいのよ?まあ、後はこれあげる」
『リダからチーム:ゼロオーダーの工房の鍵がプレゼントされました。
リダから妖鉄の裁縫箱がプレゼントされました。
リダから細工師の白銀台がプレゼントされました。
リダから魔法の絹×10個がプレゼントされました。
リダからプラチナ鉱石×2個がプレゼントされました。
リダから指輪のレシピがプレゼントされました。
リダからローブのレシピがプレゼントされました。』
サラッと7点のアイテムを渡される。
「え!?こんなにもらえませんよ!?」
「気にしないで、お下がり品だしね、それならこの世界の楽しんでる後輩に使ってもらったほうがいいからね、鍵はマイホームや街の入口にある魔法陣で使えば、ここに来ることが出来るからな、知らない人にその鍵を誰にもらった?と聞かれたらリーダーから貰ったといって欲しい」
「そこまで言うなら…いただきます、お下がり、ありがとうございます」
「レンナさんに贈り物、ありがとうございます」
お礼を言って、頭を下げる、フェルも頭を下げる。
「そうだ、レンナは裁縫、細工のスキルはまだ覚えてないよね、裁縫、細工なら教えられるけど、覚えてみる?覚えてすぐは体操服より強い防具は作れないけど、覚えておいて損は無いはずだよ」
「いいんですか?リーダーさんにも用事があったりしないんですか?」
「今日の予定は午前中に終わらせたから問題ないよ、遠慮なく先輩に頼りなさい!」
こうして、自分はリーダーから裁縫を教えて貰うことになった…と言っても裁縫は鍛冶ほど難しくなく、ガイドに従って、早く、正確に布を切ったり、縫ったりすればするほど、いい物が出来るらしい、後はイメージ力も重要らしい。
細工の場合は金属の場合は、指定された形に研磨したり、曲げたり、文字を刻印する感じで、皮や布はガイドに従って切ったり、文字を入れたりするらしい、基本ガイドに迅速に従っていればいいらしい。
『レンナは細工レベル1、裁縫レベル1を獲得した』
「やっぱり筋がいいね、一回練習しただけでレベル1得られるなんて」
「リーダーさんの指導の賜物ですよ」
せっかくなら、裁縫と細工で一つずつ何か作りたいな…。