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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
地殻変動と秋の冒険

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秋の山は危険がいっぱい!?

山の探索を初めての30分位たった、戦闘は避けて、採取を沢山していたら、その時にフェルから通信が入った。


『レンナさん、ユリさんから借りた道具でレンナさんの居る所の情報を集めたんですが…どうやらその山には危険な死神が居るらしいです、出会ったらすぐに逃げるように気をつけてください』

「わ、わかった気をつける」


ユリから何を借りたんだ…?まあ、情報を集めてくれるならありがたい。


死神か…なんだろうレイドボス系列なのかな?

考えながら歩いていたら、足に痛みが走った!


「ぐう!?」


足を見てみると、トラバサミが足に食らいついていた…。


「……やべ」


罠があるということは、罠を展開したやつが近くにいる可能性は高い!


足にトラバサミが食い込んでいるけど、周囲を警戒する…。

だが誰の気配も感じない…今の内にトラバサミから脱出する。


1割のHPがなくなり、5分間ダッシュが出来なくなる状態異常を受けた…。

誰だよと歩きながら言うと同時に、自分に近付く存在がいた!


「ー!」


それは棍棒を持ったゴブリンだった!

なんか声を発してるけど、言葉になってないのは確かだ!


「猿じゃないのかよ!」


棍棒の攻撃を受け流して、アースキーでカウンターを叩き込む!


足が痛み、しっかりとアースキーを振るえなかったが、アースキーはゴブリンの頭に深く突き刺さり、一撃でゴブリンを葬った…。


「………他は居ないみたいだな、てっきり集団で来ると思ったが…」


ゲーム知識が少ない自分でもゴブリンの事は知っている、強さはピンキリだけど、決して舐めてはいけない存在で、スライムも似たような物と聞いている…。


「どちらにせよ警戒しないとな…」


トラバサミがあった所は草が生い茂り、罠としてかなり巧妙に隠されている…。


さっきはすぐに襲われなかったから良かったが、一歩間違えたら、トラップでまともに動けない状態で戦闘になり、下手したら殺されて、ログアウトしてふて寝する羽目になっていた。


ゴブリンが仕込んだ罠かはわからないが、まだまだ罠がある可能性が高い。


もう少し気をつけて歩かないと…。

薬でHPを回復する、最大HPが低いからHPが1割減っただけでも不安になってしまうな…。


HPが満タンになり、一安心した自分は再び探索を始める。

すると近くで戦闘音が聞こえる…。


「何だ?PVPか?」


息を殺し、こっそりと戦闘音を確かめに行く…。


木を盾に戦闘音がなる所を覗き込むと、そこにはデカく、金属装備を装備した1体のボスぽいゴブリンと木製装備をした多数の小さなゴブリンに囲まれる見知らぬ男性プレイヤーがいた。


見知らぬ男性は余裕そうな表情だし、助けなくていいか?そう思いつつ取り敢えず見ていると、男性は気合の入った叫びと共に長い槍を取り出し、ゴブリン達に戦闘を仕掛ける!


長い槍が纏めて小さなゴブリンを薙ぎ払う!


だが小さなゴブリンの数が多く、少なからず被弾する男性、それでもそれ位は些事だと言わんばかりに大きなゴブリンを槍で攻撃する。


だが大きなゴブリンは持っている武器で受け止めて鍔迫り合い状態になる、その時に茂みに隠れていた小さなゴブリンが伏兵の如く現れて、男性に殺到していった!




あ、アブねぇ…小さなゴブリンが隠れている茂みが自分の近くに無くて…あったらバレてたな…。


自分は一安心するが、男性は一気に劣勢に立たされた、やばい助けるか、と思う前に男性は小さなゴブリンに纏わりつかれて動きが制限された所を、大きなゴブリンの一撃で纏わりついたゴブリン諸共ぶった切られて、赤いエフェクトを纏って消えていった……。



………うん、逃げよう、自分は多数戦で有効そうな攻撃技は妖精火門しかない、それをここで使えば山火事確定だ…いや、ゲームだし実際どうなるかはわからないが、もしも山火事になったら流石に不味い、いざバレたら使うが、バレないことを祈りつつ、その場を離れた………。



そのまま敵には見つからずに、一度セーフティエリアに戻ることが出来た。

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― 新着の感想 ―
[一言] 罠からの集団囲いは怖すぎる…。
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