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鍛冶屋の息子、MMORPGにはまる  作者: リーフランス
地殻変動と秋の冒険
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竜の砦

スリー街の入口に向かうがTTは居ない、まあこっちは工房に設置されている移動用魔法陣で簡単に行ったことのある街の入口に移動できたからな。


TTが何処にいるかはわからないが、最初から入口に居なければ、どうしてもこっちが先につくのだ。

数分後TTと合流した。


「よお、レンナ、なんだ?ファイブ街に行く予定でもできたか?」


「いや、用事はフォー街付近にあるダンジョンだ、前フェアリーガーデンに行く際に使ってた転移魔法陣が地殻変動で無くなって、リーダーさんに聞いたらフォー街にある魔本の図書館に転移魔法陣があると教わったからそこに行きたいんだよ」


「フェアリーガーデンてフェルの故郷だよな、相変わらず妖精第1だな…まあ、寝る前の運動には丁度いいや、先頭は任せてくれ」


武器であるカタールを装備してやる気満々のTT、寝る前の運動といっても、本当の体は動かしてないけどな…まあ、そんなツッコミは野暮か。


そんな会話をしつつ、パーティを組んで、竜の砦攻略済みらしいTTを先頭に、竜の砦に向かう。

少し時間をかけて、竜の砦にたどり着く。


竜の砦は大きな橋の上にある砦で、橋の下は奈落の底、TTが言うには落ちたら即死判定、砦の外壁を伝って、迂回するように砦の中に入らずに通り過ぎようとしたら、飛べなきゃ竜に襲われて死ぬか、落下死するかの2択になるので、必ず砦の中を通る必要があるらしい。


余談らしいが、一部の変態は重力の方向が変わったように壁の上を走りながら、竜を斬り殺したり、魔法で撃ち殺したりして、そのままボス戦までショートカットする人が居るみたいだ…。


当然ながら、自分達はそんな変態芸当出来るわけ無く、真正面から砦の中に入り、砦を攻略して、ボスを倒してフォー街に向かうルートになる。


「凄く大きいですね…そう言えば、地殻変動が起こったのにここは変わらずにあるんですね?」


「地殻変動は一部の遺跡や洞窟に影響があるだけで一定数、地殻変動では消えない所もあるぞ…まあ地殻変動以外の要因で消えたりする事もあるが…」


フェルの質問に答えるTT、自分はフェルと共にへーとなる。


「あ、レンナさん!上からはなにかが来ます!」


フェルが叫び声で上を見上げると、青い竜が上空からこちらに向けて突撃してきた!


「迎え撃つからそこを攻撃してくれ!レンナ!」

「わかったTT!」

「オールアップ!」


アースキーと火光を構え、フェルの補助魔法を受け取る、TTはカタールを装備したTTが前に出て、竜の突撃に合わせて拳を振るう!


「ドラゴンナックル!」


青い竜の巨体とTTの拳がぶつかり合う、打ち勝ったのはTTだ、青いは僅かに吹き飛ばされて、橋の上に着地する。


「燃えろ!」


そこに火光の風の刃と火の刃組み合わせの火の斬撃波で青い竜を攻撃する!火の斬撃波は深々と青い竜の鱗を焼く!


青い竜は怯みつつも、尻尾でTTを薙ぎ払わんと攻撃してくる!


「カウンぐは!?」


TTが多分カウンターしようと身構える前に竜の尻尾で吹き飛ばされた…。


「TTさん!?アイスニードル!」

「あいつ何やってるんだ…地門!」


フェルと同時に攻撃して、青い竜の気を引く、すると青い竜は口から水の塊を吐き出して攻撃してきた!


「やば!?」


大きく後ろに下がり水の塊を回避する…やばいな、このまま水の塊を吐かれまくったらいつか被弾しそうだ…。


「鹿!スマッシュキック!だありゃあ!」


だがTTが青い竜を蹴り、攻撃する!あ、また尻尾で攻撃をしようとする青い竜。


「2度も食らうか、カウンター!」


尻尾攻撃を受け流して強烈な蹴りを放つTT、今回はカウンターに成功したみたいだ、こちらもあとに続けて攻撃する!


「地門!」

「チェインライトニング!」


再び自分達の同時攻撃を食らった青い竜は赤いエフェクトを纏って消えていった…。


「よし!こんなもんだ」

「カウンター失敗しなければかっこよかったのにな」

「うるせえ、一応成功したから良いだろ?」


少し恥ずかしさで顔を赤くしつつ、ムスッとしながらもMPとHPが回復する薬を飲むTT。


「今のような竜が砦の中に沢山いるんですか、TTさん?」

「外は大きいけど、砦の中の竜は人間くらいの大きさだ、ボスは大きいけどな」


人間サイズの竜…強さは計り知れないが小さいということは群れて来そうだな…。


「まあ、早く入ろうぜレンナ、あんまり外で喋っているとまた竜に襲われるぞ」

「わかった」


TTに促されて、自分達はTTの後ろをついていく感じで、砦の中に入っていった。

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― 新着の感想 ―
[一言] 一発でカウンター決まれば気持ちいいですよね。
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