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メーチャの診断その2

地魂の遺跡から、フェアリーガーデンに移動する…待ち伏せはされてないみたいだ。


フェアリーガーデンの地図を取り出してみる、フォークエストの報酬でマーキングされた、オールモスキートの位置を確認する…どうやら根城に居るみたいだ…。


クエスト一覧で虫の軍勢の戦力を確認すると虫の軍勢の戦力は45%になっていた、する気はないけど、100%になったらどうなるのやら…結界壊しに行くのかな?


「まずは皆に会いに行こうか」

「はい!」


ひとまず妖精達がいる結界に向かう…道中での虫とのエンカウントは殆どなかった。


一応出会った虫は全部倒しておいたが、虫の戦力の%が減ることはなかった。


「おかえりー」

「新しい食べ物もってきたー!?」

「メシア元気ー?」

「生きててよかったー」


結界を通り抜けると、あっという間に妖精達が集まってきた。


「ただいま、みんな」

「こんにちはだ、相変わらず皆元気そうだな」


フェルが皆に挨拶する、自分も合わせて挨拶をしているとフェルのお母さんがやってきたので、お土産の食べ物を渡す。


「いつも欠かせずに食べ物を持ってきてありがとうございます」

「ああ、どういたしまして…あ、医者のメーチャさんに会いたいんですが、何処にいますか?」

「メーチャさんならあっちに居ますよ…病気ですか?」


不安気に見つめるフェルのお母さん、その言葉に集まってきた妖精達が不安そうな表情をする。


「いや、健康体だから安心してくれ、人間の体を調べたいと言われてるから、健康診断ついでに体を見せてるんです、とフェル、健康診断を受けたいから別行動したいけどいいか?」


一応嘘は言ってないよな?


「……いいですけど、メーチャがなにかしたら言ってくださいね?あの子結構なイタズラっ子ですから」


フェルはそういうと胸ポケットから出てくる。


すると周りの妖精達に話し聞きたいーと話しをせがまるフェル、フェルはわかったから座らせてと言ってから、近くの椅子に座り、妖精達の皆に話をし始めた。


それを見た自分は、メーチャさんに会いに行った。


「おーレンナじゃん!」

「メーチャさん、また診断お願いしてもいいですか?」

「いいじゃん、早速診断するから座って!」


早速メーチャさんの診断を受ける。

2回目だからかサクサクと検査が進む。



「健康だけど、体が6.9割…ほぼ7割妖精になっているじゃん、人間の体てそんな変質しやすいの?」

「いや、普通の人間の体はそう簡単に変質しないよ、それに変質したら、普通は体が適応できなくて死ぬと思う」

「……死んだら駄目じゃん、フェルを泣かせたら二度と許さないよ?」

「少なくとも体の変質で死ぬ事はないから安心してくれ…」


しかし人間から別存在になりつつあるて、普通に考えたらホラーだよな?


ゲームだし、好きな種族の妖精になりつつあるから、そんな嫌な感じはしないが、ゾンビや昆虫人とかだったら自分はすぐにゲームを辞めていただろう。


「不思議じゃん、なんで変質で死ぬ事がないと断言出来るの?そう簡単に起こらないという事は研究されにくいはずじゃん?未知なる事が起きて死ぬ可能性は0ではないじゃん?」

「え、それはそのー…ぜ、前例となった人と会った事があるから?妖精じゃなくて刀の神だけど…」


メーチャさんの疑問にゲームだからと言うわけにもいかず、何とか別の回答で答える、いやナナサカさんが種族神様とは決まったわけじゃないが…。


「神?人間が神様になれるわけ無いじゃん、その人、頭おかしい人かもじゃん?」

「あ、そうだな…あはは、とにかく診断してくれてありがとう!妖精になりつつある状況なんて、初めてだからしっかりと体の調子を確認したくてね」


これ以上話すとなんかわからなくなっていきそうなので会話を切り上げる、体の変質がわかっていても、理論とか体がどうなっているかはさっぱりだからな。


「……まあ、いいや、じゃあまた来てね!今この結界内では、貴方は大きな存在なんだから体はお大事にじゃん!」

「あ、ありがとう」


メーチャに見送られて、自分はフェルとの合流に急いだ…。


しかし完全に妖精になったら何が起こるのだろうか?龍になったTTみたいに空が飛べるようになれるのかな?


少しだけ気になってしまうのだった。

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― 新着の感想 ―
[一言] なにかしら恩恵があると同時に失うものがありそうですよね。
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