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フェルの新たな魔法

友奈と話を終えた自分はファンタジーフリーダムにログインして、リーダーさんに連絡すると、工房に来てくれとメッセージが来た。


チームゼロオーダーの工房に行くと、リーダーさんとフェルがいた、フェルはブロック形状の携帯食料みたいなものを食べている。


「あ、レンナさん、早速成長したフェルの魔法のお披露目といいたいが、今フェルご飯食べてるから、少し待ってくれ」

「いや、それくらい待つよ?あ、フェルそんな急いで食べなくていいからね」


フェルがこちらに気付いて食べるスピードを早めるが、早食いは体に良くないので止める。




「ごちそうさまです、奢ってくれてありがとうございますリーダーさん」

「どういたしまして、このくらいなら、お安い御用だよ」


数分後、フェルの食事が終わる、リーダーさんにお礼と頭を下げたフェルがこちらを見るがその表情は少し緊張しているように見えた。


「あのレンナさん、新しい魔法をかけてもいいですか?」

「うん、補助魔法か?いいよ」


そういうとフェルは杖を使わずに魔法を唱えた!


「オールアップ!ブレイブハート!」


自分のHPバーの下に2つのアイコンが現れる。


オールアップは名前からして、スピードアップやパワーアップ等のステータス強化の全体バージョンだろう、ブレイブハートはなんだ?


「オールアップは全ステータス上昇だ、ブレイブハートは理不尽や困難に挑み、その厳しさに心を折られずに抗うほどステータスが上がるスキルだ、効果時間が長いから基本ダンジョンに入る前に唱えれば良い魔法だ、別名根性論、勇者モードだ」


リーダーさんから説明が入る、根性論て…。


「後は無属性のマジックショットを教えたぞ、一番簡単な攻撃魔法だけど、まあないよりマシだな、杖の効果で魔法が使えるならそれが1番だな」


簡単な攻撃魔法…そういえばユキさんからも魔法に関して教えてもらってたけど、フェルは攻撃魔法あんまり使ってなかったし…やっぱり攻撃魔法の適正ないのかな?


「本当に色々と教えてくれてありがとうございます!リーダーさん!」

「どういたしましてだ…頑張ってな二人とも」


リーダーさんに頭を下げたフェルは自分の胸ポケットに入ってきた。


「いきましょうレンナさん、オールモスキートを倒しに…」

「…覚悟決まったのか?」


「はい、リーダーさんに色々と教えてもらいました、長期間オールモスキートを放置しすぎた場合の予測されるデメリットを聞いた以上、尻込みしている場合じゃないとわかったんです…」


まあ、オールモスキートの放置は良くないけど、フェルが覚悟決めるほどのデメリットてあったのか?


リーダーさんがフェアリーガーデンの状況を知っているのは、フェルが話したのか、ユリが教えたのかな?


「リーダーさん、なにを言ったんですか?」

「虫は虫特有の早い繁殖スピードがあるし、もしも結界を破壊するスキルを持った存在が生まれたらやばいかもな、と言ったんだ」

「そんな存在生まれるのか?」


口でそう言うが…結界を破壊するスキル…何かありそうだな。


「可能性はあるし、実際に結界を破壊に特化した力だったり、破壊せずに通過するスキルや能力はあったりするぞ」


成る程、相変わらず詳しいな、リーダーさん…。


自分はオールモスキートがパワーアップして結界を壊すパターンを考えていたが、虫が繁殖した結界、結界を壊すことに特化した個体が生まれるパターンは想像したこともなかった。


結界の崩壊したらどうなるかなんて想像もしたくなかった。


「それじゃあ、そろそろ行ってくるよリーダーさん」

「いってらっしゃい、フェアリーガーデンを平和にしたら美味しい物奢るよ」


リーダーさんと別れを告げて、工房から出る。


装備よし、回復アイテムよし、フェアリーガーデンの妖精達にあげる食べ物よし、覚悟よし…。



…行くかフェアリーガーデンに!

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― 新着の感想 ―
[一言] ついに決戦ですね。
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